今回も、入賞花(すべてブルーリボン賞)の続きを紹介します。各賞の記載がない作品は重複受賞なしの規定によります。
久しぶりにフルサイズ一眼を持って行ったため、うまく撮れていない写真が登場します。ご容赦ください。
蘭友会賞
カトレア・ノビリオール・アマリアエ ‘マスカラス’ ワカヤマオーキッド
C. nobilior var. amaliae fma. striata 'Mascaras' SM/JOGA
プロメナエ・カルマニアウス 里見武志さん
Promenaea Calmaniaus (P. xanthina × P. Crawshayana ) 初見です
一般社団法人沖縄美ら海財団理事長賞
レナンセラ・インスコティアナ 大和田武士さん
Renanthera imschootiana 東南アジア原産の着生種。絶滅の危惧があるとしてワシントン条約付属書Ⅰに記載されている
ディカエ・グラウカ 初見です
Dichaea glauca 清水達夫さん
所沢洋蘭会賞
デンドロビウム・リンドレイ 佐藤 攻さん
Dendrobium lindleyi 'Florida Sunshine'
東南アジア~中国西南部原産。以前は、アグレガタムと呼ばれていた
多摩蘭友会賞
フラグミペディウム・グランデ ‘ヴァル’ 小笠原清子さん
Phragmipedium Grabde 'Val' 大型フラグの三種交配種
埼玉洋蘭会賞
パフィオペディルム・ハン セン イーグル ‘アイワ’ 上里忠彦さん
Paphiopedilum Hung Sheng Eagle 'Aiwa'
日本洋蘭農業協同組合長賞
ソベニコフィラ・ロブスタ ‘ウッドランド・フェアリース’ 初見です
斉藤正博さん Sobennikoffia robusta 原産はダガスカル島西側
資生堂賞
セロジネ・サルバネラニアナ ‘スイートフレグランス’ やまはる園芸
Coelogyne salvaneraniana 'Sweat Fragrance' フィリピン原産
資生堂講評:甘さのあるバランスのとれた上品な香り
入賞花は以上です。次は、特別展示の「幻のらん オニノヤガラ」です
ガストロディア・エラータ(鬼の矢柄)
Gastrodia elata Blume
名前を聞いても、知らない人がほとんどでしょう。愛好家でも実物を見た人は少ないはずです。
6月ごろ、林下で1mほどにもなる花穂を垂直に伸ばし、たくさん花をつけるランの仲間ですが、葉がないので、花の季節以外は探しようがありません。塊茎があっても毎年同じ場所で咲くとは限りません。ナラタケという樹木を枯らす病原菌で、子実体は食用にもなるキノコの菌糸を根の代わりにして生きているため、菌が弱れば消えてしまう、神出鬼没の花です。
一方、古くからめまいや痙攣、痒みに効く漢方薬、テンマ(天麻)として知られています。アイヌの人たちは塊茎を食料としているという話もありますが、実際に食べると、少し硬いジャガイモのような味がするとか。
こんなオニノヤガラですが、人工的な栽培ができるようになりました。漢方薬の原料になるので、中国や韓国を中心に研究が進み、現在では工場で大量生産もされているようです。
2026年6月7日撮影。
次回も、第65回 蘭友会らん展で見た作品の続きを投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
nobara
3年ぶりでしたか?毎年行かれてるイメージが??
そこでの開催が3年ぶりだったのですね(*^-゚)⌒☆
素晴らしいラインナップですね💪
ラン?とも思えないものもあるんですね@@
「オニノヤガラ」はどこかで見たような気がしますが?
漢方薬にも用いられる?これもランなのですね。
聞いてみないとわからないモノですね~
river
オニノヤガラは何とも変わった蘭ですね。見たことがありません。
なおさん
僕はこちらは見たことがないのですが、ツチアケビなら青森の十二湖で見たことがあります。
nobara
野川自然観察園で2019年8月中頃に記録がありました。
https://nobara481103.seesaa.net/article/201908article_19.html
イッシー
長さん
蘭友会らん展、前回は2023年で、それまでは毎年開かれていましたが、何かの事情で3年間、開催できなかったようです。
出展は、蘭友会の会員だけではなく、あちこちオ愛好団体からも出展されていました。
二つ目のコメントですが、7年前に野川自然観察園でご覧になっていたのですね。私もすっかり忘れていました。
中国や韓国では工場で生産されているそうですが、日本ではまだ実験段階なんですね。
長さん
レナンセラ・インスコティアナ、原産地では絶滅危惧種ですが、一昨年、つくばらん展で見たことがあるので、栽培種が出回っているようです。
オニノヤガラ、名前は聞いたことがあるのですが、ランの仲間だったとは今回初めて知りました。
長さん
オニノヤガラの大量生産、漢方薬に歴史がある中国や韓国らしいですね。一方、日本では研究段階だとか。
ツチアケビもランの仲間なのですね。私は見たことがないです。
長さん
フルサイズのカメラ自体は問題ないのですが、今回は持って行ったレンズが使いにくかったのです。タムロンのレンズは苦手です。
eko
オニノヤガラもランなんですね。不思議なランがあるものですね。見て楽しむ花ではなくて漢方薬の原料ですか。研究が進んで大量生産できるようになって良いですね。
yoppy702
渋い色ですね。
ディカエ・グラウカの姿を見るとハーブかと思ってしまいました。(^^ゞ
二枚目のアップを見るとランのお顔ですね。
「オニノヤガラ」、昨日、予習をしときました。(^^ゞ
腐生植物と書かれてましたが、説明文を読んで更に、ヘェー…ってなりました。
「葉がないので…」、ナルホドです。
まぁ、ボクの場合は、葉があっても葉だけやったら解りませんが。(^^ゞ
自然界で、この姿やったら見つけるのは難儀でしょうけど、人工栽培ができるんやったら、姿は確認できますね。
信徳
「オニノヤガラ」は何処か聞いたことがありますが初見です。
腐生植物は色々見ています。漢方薬の材料で人工栽培出来るんですね。冬虫夏草の人工栽培を思い出しました。
すーちん
一番最初の画像の
ランの色合い
なんとも言えませんねー
こう言う色も出せるんですねー
長さん
カトレア・ノビリオール・アマリアエ ‘マスカラス’、花弁に入った筋と色が良いですね。
オニノヤガラ、名前は聞いたことがあるのですが、ランの仲間だったとは今回初めて知りました。工業化しても、日本では簡保役の需要が少ないから、採算がとれるかどうか。
長さん
カトレア・ノビリオール・アマリアエ ‘マスカラス’が「女の子の顔かリスが長い歯を出してるよう」に見えますか。想像力豊かですね。
ディカエ・グラウカ、葉はランに見えませんね。
オニノヤガラ、不思議なランがあったものですね。人工栽培は可能になっても、日本では工業化は無理でしょう。
長さん
ランは種類が多いとは知っていましたが、いまだに、初めて見る種類がたくさん出てきます。オニノヤガラもしかりで、人工栽培もされているのですね。中国や韓国では工業化しても、利益が出るとはびっくり。
長さん
カトレア・ノビリオール・アマリアエ、地味な色ですが、薄紫の筋が良い仕事をしていますね。勿論、人工的に作られた色ではありません。