皇居東御苑にて_2025年12月(2) 果樹古品種園(柑橘類、柿)、紅葉、富士見多聞、サザンカ

 12月4日、皇居東御苑に紅葉や実、花などを撮りに行ってきました。
 今回は、本丸の南側にある「野草の島」の東側にある「果樹古品種園」で見た柑橘類や柿の古品種の紹介から始めます。


「果樹古品種園(東)」の様子 柑橘類が植えられている
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エガミブンタン(江上文旦)
ミカン科ミカン属の常緑低木。江戸時代由来の古い品種。長崎県東彼杵郡で偶然、
実生から生じたという。果肉は赤みを帯び、酸味と苦味があるとのこと。厚い
果皮は「ざぼん漬け」として食す。実の直径は20cmにもなる
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サンボウカン(三宝柑)
江戸時代文政年間(1818年~1829年)に和歌山藩士野中為之助の邸内にあった
木が原木とされる。非常に珍しかったので藩主の徳川治宝公に献上したところ、
「三宝柑」の名称をつけて、藩外移出禁止を命じ、一般人の植栽を許可しな
かった。実の大きさは200~300g
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カブス(臭橙)
ダイダイの一種で、カブチ、カブスなどとも呼ばれる。平安時代の「本草和名」
に「枸櫞」「加布知」などの記述あり。実の直径は6~7cm程度
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クネンボ(九年母)
東南アジア原産の品種といわれ、日本には室町時代後半に琉球王国を
経由し、もたらされた。温州ミカンの交配親。実の直径は6cm程度
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「果樹古品種園(西)」の様子 柿類が植えられている
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堂上蜂屋(どうじょうはちや)
岐阜県美濃加茂市、平安時代から伝わる渋柿で、干し柿の王様
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祇園坊(ぎおんぼう)
古くから広島県を中心に栽培されてきた渋柿の一種で、広島県佐東郡の祇園社
(現在の安神社)の社僧が広めたという。大きな実と、種が殆どないのが特徴
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豊岡(とよか)
京都府南部の原産。菊池氏の文書(1948年)によると、当時、200年以上の
樹齢の樹が京都府相楽郡當尾村に多くあったことが記載されているという
やや晩生の品種であり、果実はやや小さい  実を見たのは今回が初めて
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四ツ溝(よつみぞ)
静岡県から神奈川県にかけて自生している渋柿。四方に浅い溝が入っているため、
この名がある。脱渋すると糖度が高く、歯触りが良い。90~150gと小ぶり
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「松の大廊下跡」(*)付近の紅葉
* 浅野内匠頭の吉良上野介への刃傷事件(元禄14(1701)年)があった場所
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久しぶりに、「富士見多聞」に入ってみました。多聞とは、城郭の
石垣上に建てられた長屋で、城壁よりも強固な防御施設のことです
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以前はスタンションポールが奥にあり、格子の間から撮れたのですが・・・
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 中央やや下に皇居乾通り一般公開で歩く人が見える

格子越しに撮った細切れの写真をつないでみた
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下の写真は、2015年12月7日に乾通り一般公開の時に撮影した
富士見多聞(写真右下端。手前左はトウカエデの紅葉)
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「富士見多聞」付近の紅葉
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同じく、サザンカ
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 2025年12月4日撮影。

 次回も、皇居東御苑の本丸で撮った紅葉や花、竹の色々を投稿します。
(つづく)

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