大菊 兼六雪峰 花数117輪
新宿門の入り口前に展示されていたもの
新宿御苑の大作りは、全国で見られる千輪作りの先駆けとなったものです
菊花壇の配置と道順(新宿御苑のHPから)
菊花壇の歴史(新宿御苑のHPから)
明治11(1878)年、宮内省は皇室を中心として菊を鑑賞する初めての『菊花拝観』を赤坂の仮皇居で催しました。展示用の菊は、当初は赤坂離宮内で栽培されていましたが、明治37(1904)年より新宿御苑でも菊の栽培が始まりました。そして昭和4(1929)年からは、観菊会の会場も新宿御苑となり、戦後昭和24(1949)年、新宿御苑が国民公園として開放されたことを機に、菊花壇も一般公開されるようになりました。
大正から昭和にかけては、観菊会の展示の規模、技術、デザインなどがもっとも充実した時期で、これらによって新宿御苑はパレスガーデンとして、広く海外に知られるようになりました。
菊花壇店入口の「菊」(一対で、右側にもあり)
第一路地花壇 生憎の曇り空です(右後方はドコモタワー)
懸崖作り花壇
野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模している。一般の花壇展では花持ちの良い八重咲きの品種を使う場合が多いが、新宿御苑では一重咲きの小菊を使用し、1本の菊から分枝させてあまり整形せず、自然体に飾り付ける。
残念ながら、ほとんど咲いておらず、満開は黄色い菊のみ
なお、全ての建物は仮設で、終了後に撤去される
伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇
伊勢菊は、伊勢地方(三重県松坂)で発達した菊で、縮れた花弁が垂れ下がって咲く(1枚目)。丁子菊は、菊の中心部が盛り上がって咲く菊で、アネモネ咲きとも呼ばれる(2~4枚目)。嵯峨菊は、京都の嵯峨地方(京都嵯峨野)で発達した菊で、細長い花びらがまっすぐ立ち上がって咲く(5枚目・手振れ写真)。花壇の作り初めは昭和30(1955)年。 残念ながら、丁子菊以外はほとんど咲いておらず。
大作り花壇(大菊)
初冬に出てくる芽を1年がかりで枝数を増やし、1株から数百輪の花を半円形に整然と仕立てて咲かせる技法。これは新宿御苑独自の様式で、全各地の菊花壇展で見られる千輪作りの先駆けにもなっている。作り始めは明治17(1884)年
「裾野の月」 花数325輪 (左手前)
「裾野の輝」 花数409輪
右端に展示された「裾野の月」の茎(意外に細かった)
路地植え菊と松
上池の縁のススキと石燈籠
(つづく)
次回は、京成バラ園の6回目を投稿します。
この記事へのコメント
river
新宿御苑の菊は昔、千輪咲を作る過程を見たことがあります。
このような手の込んだ作業は今ではこちらでは見る事が少なくなりました。
我が家の古典菊も挿し芽の採り方を間違えてしまったようで伊勢菊の「花守り」だけになってしまいました。江戸菊、嵯峨菊、肥後菊が消えてしまいました。残念です。
もこ
千輪作り、懸崖作り、円形に造られた菊の花壇、大作り花壇等々 見事な菊の花 手間暇かけて育てた結果ですね
アネモネ咲きと言う咲き方好きです
折角行かれた菊花展少し早すぎたようですね。
なおさん
新宿御苑もずいぶんとご無沙汰しています。晩秋から初冬の頃の紅葉や桜も楽しみなところですね。
nobara
大菊 兼六雪峰、満開だと圧巻でしょうね。
このままでも素晴らしいですが・・・
懸崖作り花壇の設えが見事なモノですね
丁子菊は早くに咲くのでしょうか、
大作り花壇の雰囲気はいかにも皇室みたいです。
松やススキもしっとりといいですね
eko
なんといっても大作り花壇が凄いですね。1株から数百輪の花を半円形に整然と仕立てて咲かせる技法、これを手掛けたら手は抜けないし、かかりっきりでのお世話でしょうね。
全体としてまだ早かったようですね。満開になったら見事でしょうね。
長さん
菊花展にいらっしゃいましたか。出展数が大幅減は、新宿御苑同様、やはり菊の開花が遅れているのでしょうね。
千輪作りの過程が見られてというのは貴重な体験ですね。
新宿御苑ではないですが、TV放送で千輪作りの過程を見たことはあります。
新宿御苑は専門の庭師さんが雇用されているので、素晴らしいものができていました。
江戸菊、嵯峨菊、肥後菊が消えてしまい、伊勢菊の「花守り」だけになったとは!大変残念ですね。
長さん
ここの菊花壇展は歴史と伝統があり、専門の庭師さんが作り上げた見事なものです。これで花がたくさん咲いていたら言うことなしなんですがねー。
私は、伝統ある日本の菊をアネモネ咲きと呼ぶのには抵抗があります。
長さん
新宿御苑の菊花展、ご覧になったことがおありですか。私は今回初めて見に行きました。格式も伝統もありますね。
紅葉や黄葉の様子も見てきたのですが、まだまだでしたよ。
長さん
菊花展は来週、笠間に行くのですが、その前に伝統の菊花展を見に出かけたのです。笠間はすでにかなり咲き進んでいるので、ここも期待したのですが、ちょっと残念でした。
大菊は一年がかりで育てるのですが、それでも満開という状況ではなかったです。
仮設とはいえ、建物も見事に仕上げられていました。
丁子菊だけ早く咲くものかどうか、素人には分かりません。
新宿御苑での皇室の観菊会は昭和12年に廃止されたそうですが、昭和28年に復活して、皇居内で行われているらしいです。
長さん
菊花展は笠間なんかに行った事はあるのですが、新宿御苑の菊花展には初めて行きました。
立派な仮設の上屋があり、格式が高いのがすごかったです。
大作り花壇をはじめ、菊作りは大変な作業なので、新宿御苑では専門の庭師さんが公務員として勤務されているそうです。
来週、茨城県の笠間に菊花展を見に行くのですが、そちらはかなり咲き進んでいるのに、新宿御苑はちょっと遅すぎ感がありました。
イッシー
まだしばらく見られるかな。
人が少ないときに行ってみたいです。
yoppy702
「菊花壇の配置と道順」を見て驚きました。
「菊花壇の歴史」を読んで、さすが、新宿御苑やなぁ…と思いました。
第一路地花壇も素敵な展示ですね。
中央も満開になったらスゴイ景観や。
ドコモタワーをバックなんて素晴らしいです。
懸崖作りは、開花してなくても、その姿にはビックリです。
これが一本の菊からなんですね。
大作り花壇も一本からなんですね。
「意外に細かった」の説明に、又、又ビックリしました。(^^ゞ
「1株から数百輪の花を…」といっても、開花を同じにしなきゃならないんでしょ?
そんな事が出来るなんて考えられない作業ですね。
ホンマ、どれも、スゴイ技術ですね!
信徳
夏から一気に雪が降って秋が何処かに飛んで行ってしまったようですが・・・
素適なキクを鑑賞して気分よく写真撮っての自分が何処かに消えたようで残念な今日です。一年掛けてキクを仕立て晴れてキク展に出て来る大作に拍手です。
すーちん
菊
未だチョット早いですねー我が家の
菊も未だ蕾が多いです-^^
「裾野の輝」見事ですねー
夕菅
愛知県でも菊作りは盛んで各地で菊人形展や菊花展が開かれ、地方の公民館でも展示がありました。
しかし新宿御苑のは格調高くさすがと感服しました。
仮設とはいえ見事な青竹を用いた屋根や庇のある展示場、植木鉢を載せる台でさえ捻ってあります。
池の中の菊と松の小島にはススキの遠景、心に沁みました。
長さん
例年、11月1日から半月間開催されます。今年は菊の開花が遅く、来週12日以降が良さそうです。
長さん
ここは日本の菊花展の歴史と伝統を受け継いだ展示を展開しています。
残念ながら、今年は菊の開花が遅く、見に行くのが早すぎました。
懸崖作りも大作りも1本の菊なんですよ。
懸崖作りや大作りは花を同時に咲かせなければならないので、芽欠き、分枝を繰り返すから長い時間と手間がかかりますね。新宿御苑はそのための庭師さんを国家公務員として雇用しています。
長さん
11月から日本各地で菊花展が開催されますね。
今年は夏が厚く、菊の開花が遅れたようで、今回は見に行く時期を見誤りました。群馬でも開花が遅れていますか?
新宿御苑では菊専門の庭師さんが雇用されているんですよ。
長さん
今年は全般的に菊の開花が遅れているようで、ここもご覧の通りです。でも、11月10日にに見に行く笠間の菊花展は奇麗に咲いているようです。
裾野の輝などの大作り、ここは、千輪咲きとは違って、半球形に仕立てるのが特徴です。
長さん
新宿御苑菊花壇展は江戸時代からの歴史を踏まえた作り方と展示方法がなされているようです。昔は天皇家が招待する観菊会はここで行われていたそうなので、格式が高いのでしょう。
愛知県も盛んでしたか。
仮設の展示スペース、1か月くらい前から作られているそうです。
書き漏れましたが、伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇は仮設展示場が出来てから、1本1本地植えされます。
菜の花
新宿御苑菊花壇展、今年は花が遅かったですね。私は1日に行ったのですが、見頃には程遠い感じでした。今迄何度か行った中で一番遅いように思えました。
花は咲き始めが綺麗。かと言って、咲かない事には話にならないですね。
長さん
新宿御苑菊花壇展、1日に行らっしゃいましたか。暑さのせいで成長が遅れた菊が出てきたようですね。今頃はきっと、素晴らしいと思いますよ。