目的は「高山植物館」で高山植物の色々を撮影するためです。広さは恐らく25坪ほどと思われますが、常に一定の低温に保たれた館内には、一年を通じて(※)可憐な高山植物を見ることができます。
(※)開花コントロールについては、記事末に記載しました。
花ちょう遊館の入口(高山植物館はガラス張りの部分)
館内の様子(珍しく、先客が4名おられました)
高山植物館の案内図 右回りに撮影しました
ハコネギク(箱根菊)
キク科シオン属の多年草。本州(関東・中部)の山地の林内に生える
花期は8~10月。花径は2cm。箱根では駒ヶ岳など山頂の草原に多い
ヤクシマショウマ(屋久島升麻)
ユキノシタ科チダケザシ属の多年草。開花期は7~8月。日本固有種
屋久島の渓谷の岩場に生える。草丈5cm未満のものはコヤクシマショウマ
イッスンキンカ(一寸金花)
キク科アキノキリンソウ属の多年草。九州屋久島固有種
湿った岩場に生える。花期は7~8月。花径9mm
クロカミゼキショウ(黒髪石菖)
チシマゼキショウ科チシマゼキショウ属の多年草。日本固有種。和名は発見地の佐賀県黒髪山に由来するが、実際の原産地は不明。花期は7~8月
シライトソウ(白糸草)
シュロソウ科シライトソウ属の多年草。花期は5〜6月
本州(秋田県以南)、四国、九州、朝鮮南部に分布。両性花と雄花がある
長い花糸(1cmほど)が目立つので、試験官ブラシの様に見える
チダケサシ(乳茸刺)
ユキノシタ科チダケザシ属の多年草。本州、四国、九州の山野に生える
開花期は7~8月。名の由来は、チダケ(乳茸)という。キノコを、この
茎に刺して持ち帰ったことに由来する。 まだ咲き始めだった
ツクシカラマツ(筑紫唐松)
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。筑紫地方には自生がなく、対馬列島
から済州島に分布するムラサキカラマツと、屋久島に自生するヤクシマカラ
マツとの交配種と考えられている。 花期は5~6月。花径は1cm弱
開花コントロールについて(館内の説明板より)
この高山植物館では、冬でも高山植物を楽しむことが出来ます。
高山植物が開花するには、冬の厳しい低温の季節、開花時に光や暖かさが不可欠であることが分っています。そこで、休眠庫や人工気象室を用いて人工的に夏と冬を逆にして植物の季節を変えることにより、冬でも高山植物を咲かせることが出来ます。
開花コントロールのしくみ(1月頃に花を咲かせる場合)
2月頃、鉢を休眠庫(-2℃)に入れ、10ヵ月くらい休眠させる ⇒ 人工気象室に入れる(10~15日位) ⇒ 栽培棟・加温室に入れる(10~40日位) ⇒ 開花(翌年の1月頃)
次回も、高山植物館に展示された花を投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
夏場には涼しく気持ちいいところですよね。
植物の種類が多いからたくさん撮れますよね。
もこ
季節を買えて開花させる苦労大変でしょうね。
river
開花コントロールで季節でもないのに花を咲かせる高山植物は少し気の毒なような気もします。でもいつでも花が見られるというのは魅力的ですね。
屋久島野菊をはじめ野菊はいくつかあるのですが箱根菊は絶えてしまいました。
なおさん
長さん
>夏場には涼しく気持ちいいところですよね。
受付で「避暑に来ました」と言ったら、笑われました。
>植物の種類が多いからたくさん撮れますよね。
今回も長いシリーズになりそうです。
長さん
開花調整で、真冬でも高山植物が見られます。
開花調整は、植物によってシステムが決まっているようなので、手順道理にすればよいらしいです。
長さん
開花コントロールで、冬でも高山植物の花を見ることができますが、やはり、本来の花期に見るの一番だと思って、近年は夏に行くようにしています。
開花コントロールを行っている植物園は大阪の咲くやこの花館が最初だそうで、花ちょう遊館はその指導を受けたのだそうです。
ハコネギク、丈夫そうですが、耐寒性の問題ですかね。
長さん
一か所の施設で100種類ほどの高山植物や山野草がみられるのは、ブロガーにとってはありがたいものです。以前は2月や4月に見に行った事がありますが、やはり、高山植物は夏のものだから、近年は夏に見に行くようにしています。
eko
yoppy702
ボクも、真夏には、咲くやこの花館に行ってます。(^^ゞ
ハコネギクは可愛いですね。
こういう感じのノギクって好きなんです。
イッスンキンカは、アキノキリンソウ属なので、やっぱ、アキノキリンソウって感じですね。
これも、上のヤクシマショウマもクロカミゼキショウも生で見た事は無いです。
こういう日本固有種を展示してくれるのは嬉しいです。
シライトソウは好きな花です。
ホンマ、試験官ブラシや。(^^)
チダケサシは伊吹山で見ました。
かなり前なので、こんなにピンクぽいというのが記憶にありませんが。(^^ゞ
開花コントロールのシステム、スゴイですよね。
咲くやこの花館のクロユリやコマクサなんて、ほぼ、いつ行っても見れるので、複雑に処理されてるんでしょうね。
改めて、スタッフさんに感謝です。(^^)
信徳
ここのツクシカラマツは白いですね。交配種とあってピンクがかったのも見られます。シライトソウは以前育成した事が有りますが二年で没でした。今はぐんまフラワーパークの開園待ちです。
すーちん
高山植物を
冬でも観察できるとは
楽しみですね
イングレス
長さん
一年中、高山植物がみられるのも良いですが、やはり、夏が一番ですね。それに、展示品種も多いですから。
ツクシカラマツ、よく見ると、花弁の先端が細く伸びて、先端が丸くなっているんですよ。
長さん
この>高山植物館、真夏に行くと寒いくらいです。咲くやこの花館も同僚でしょうか。
ハコネギク、アップは風に揺れて、失敗しました。
イッスンキンカ、名札がないと同定困難だと思います。
ヤクシマショウマやクロカミゼキショウも咲くやこの花館にはありませんか。
シライトソウを試験官ブラシ例えるのは使い古しです。
チダケサシ、伊吹山でご覧になりましたか。新鮮な花はピンクっぽく見えますよ。
開花コントロールについては、確か、咲くやこの花館の方に指導を受けたと思います。
長さん
一年中、高山植物がみられるのは良いですが、季節外れの間もあるので、近年は夏に行くようにしています。
ツクシカラマツ、新鮮な花(雄しべ)が赤みを帯びていることがありますが、ここのはほぼ白です。
シライトソウは耐寒性がいまいちらしいですね。
長さん
冬でも高山植物を開花させる技術は素晴らしいです。過去に冬、見に行ったことがありますが、やはり、夏のものは夏に見たいです。
長さん
館内は空調が効いているので、その風で花が揺れるばでょがありますよ。
背景となる壁面は山の写真が使われているので、不自然な感じはありません。