2025年浅春のつくば植物園にて(5) サバンナ温室にて(2) ユーフォルビア、トックリアブラギリ、ヤトロファ、ヒメフヨウ、カリアンドラ、アルテルナンテラ、パンヤノキ、ススキノキ、フィロテカ

 2月27日、やっと温かくなってきたので、つくば植物園に行ってきました。
 今回はサバンナ温室で見た花などの紹介の続きです。


ユーフォルビア・プニケア(プニセラ)
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木・多肉植物
原産はジャマイカで、別名:ジャマイカポインセチア
赤いのは苞。花弁はなく、黄色い部分は径2cmほどの苞花(蜜腺がある)
苞花の中央から花柱が伸び、先端に雌しべがある。その周りは雄しべ
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トックリアブラギリ(徳利油桐)
トウダイグサ科タイワンアブラギリ属の非耐寒性落葉低木。原産は西インド諸島、中米。根元が徳利のように膨らむからこの名がある。別名:サンゴアブラギリ(珊瑚油桐)。雌雄異花
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雌花を撮ったのだが、後ピンの失敗写真
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ヤトロファ・ハスタータ
トウダイグサ科ヤトロファ(タイワンアブラギリ)属の熱帯性低木。原産はインドやキューバ。和名はテイキンザクラ(提琴桜)。別名:ナンヨウザクラ(南洋桜)など。和名の由来は、戦前、南方に派遣された兵士が桜を偲んで付けたという
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ヒメフヨウ(姫芙蓉)
アオイ科ヒメフヨウ属の常緑低木。原産はメキシコから南米にかけて
ウナヅキヒメフヨウと共に、温室展示の定番です
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ウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉)
アオイ科フヨウ属の常緑低木。原産は熱帯アメリカ。温室ではピンクの花もよく見かける別名:タイリンヒメフヨウ、マルバビスカス(マルバは丸葉ではなく、イタリア語のmalva、英語ではmallowで、ゼニアオイのこと)。
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カリアンドラ・スリナメンシス
マメ科ベニゴウカン属の常緑低木。原産は南アメリカ北部のスリナム
別名:スリナムごうかん(スリナム合歓)。花はちょっとお疲れ
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アルテルナンテラ・ポリゲンス
ヒユ科ツルノゲイトウ属の非耐寒性多年草。原産は熱帯アメリカ
日本での園芸種名はセンニチコボウ(千日小坊)
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パンヤノキ(カポック)
アオイ科セイバ属の落葉高木。メキシコ~南米北部、カリブ海沿岸に分布。果実は長さ15㎝ほどの蒴果で、種子の綿毛は布団や救命ブイの詰め物などに利用される
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 パンヤノキの綿毛 (赤矢印)
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ふわふわで心地よい手触りだった
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ススキノキ(薄木)
ススキノキ科ススキノキ属の常緑低木。オーストラリア固有種。樹高は~2m。頻繁な山火事にも耐えて、生き残る。葉はとても固く、60~100cm程度。別名:ブラックボーイ、グラスツリー。白緑色の花がたくさん咲くというが、まだ見たことがない
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フィロテカ・ディフォルミス ‘プロフュージョン’
ミカン科フィロテカ属の常緑低木(樹高1m程度)。オーストラリア原産。屋外での
開花期は3~5月。花径は2cmほどで、ピンクの花もある。流通名はエリオステモン
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 2025年2月27日撮影。

 次回はサバンナ温室で見た花などの続きと、熱帯資源植物温室で見た花などを投稿します。
(つづく)

この記事へのコメント

  • もこ

    トックリアブラギリはサンゴの様に見えますね。カポックがこんなに大きくなって花が咲くとは知りませんでした。
    部屋の中で育てているカポックとは種類が違うのかしら?
    2025年03月07日 13:58
  • river

    オレンジの色の花が多いですね。今日は最高気温が8.7℃でしたが風が冷たく寒いです。オレンジの花を見ると温かさが感じられます。パンヤノキの綿毛は子供のころ見た覚えがありますが最近さっぱり見ません。別名カポックですが一般にこれはシェフレラのことを言うことが多いです。シェフレラは観葉植物で家にもあります。
    2025年03月07日 16:12
  • 長さん

    🚩 もこさん、コメントありがとうございます。
    トックリアブラギリ、花序の色や形が珊瑚みたいですよね。それで、別名がサンゴアブラギリなのです。
    このカポックは観葉植物のカポックとは別種です。観賞植物の方はウコギ科シェフレラ属の低木~高木です。
    2025年03月07日 21:29
  • 長さん

    🚩 riverさん、コメントありがとうございます。
    今日は気温が10℃まで上がったので、窓越しの陽は暖かかったのですが、風が強くて、体感温度は寒かったです。
    今回の記事はミカン科の花を除くと、赤やオレンジだけになりましたね。
    昔は布団やまくらの袋を作って、市販の綿を詰めたりしていましたよね。我が家は安い綿だけでしたが・・・。
    パンヤノキはカッコ書きでカポックと表記されていましたが、それだと、観葉植物の名前と間違われますよね。
    2025年03月07日 21:46
  • イッシー

    今回は赤系統でぐいぐい押してきますね~。
    色鮮やかできれいですしそれでいて色つぶれなどもなく
    見事な映像です。
    2025年03月07日 21:46
  • 長さん

    🚩 イッシーさん、コメントありがとうございます。
    順路通りの投稿ですが、たまたま赤やオレンジの花が連続して登場しました。
    実は、どの写真も色は直せないので、適正露出になるようレタッチした画像なんです。
    2025年03月07日 22:31
  • yoppy702

    トックリアブラギリは、サンゴアブラギリの事なんですね。
    咲くやこの花館の乾燥地植物室にあるので、行く時は楽しみにしてます。
    ヤトロファ・ハスタータって、確かに、桜の花の形状ですね。
    和名の由来説明に引き込まれました。
    カリアンドラ・スリナメンシスはネムノキと良く似た色ですね。
    ススキノキにビックリ。
    これ、木なんですね。
    細長く垂れてるのが葉っぱ…
    こんなのが目の前に現れたら、エエッ!ってなります。(^^ゞ
    2025年03月08日 00:22
  • なおさん

     じゃあまあいいか、というジャマイカのユーフォルビア、面白いですよねえ。その他の植物は、温室では良く見かけるという感じのものですねえ。ススキノキの花は僕も見たことがないので、僕も見たいですねえ。
    2025年03月08日 05:55
  • すーちん

    おはようございます
    アルテルナンテラ
    育てたことありますがー
    枯らしてしまいましたー
    2025年03月08日 08:54
  • 長さん

    🚩 yoppy702さん、コメントありがとうございます。
    トックリアブラギリとサンゴアブラギリ、いずれも根元や花序を見れば、納得の和名ですね。
    ヤトロファ・ハスタータの和名も花の形からですね。引いた写真は失敗してしまいました。
    カリアンドラ・スリナメンシスの和名も花がネムノキににていることからですね。ご承知のように、合歓はネムノキのことです。
    ススキノキ、葉が長いので、幹が見えませんが、木本です。
    2025年03月08日 08:57
  • 長さん

    🚩 なおさん、コメントありがとうございます。
    ジャマイカポインセチア、花はポインセチアに似ていませんが、赤と黄色は共通ですね。黄色い部分に蜜が出ているのを見たことがありますよ。
    ススキノキは、頂点から長くて太い穂状花序が伸びて、小さな花が密集して咲くそうです。
    2025年03月08日 09:04
  • 長さん

    🚩 すーちんさん、コメントありがとうございます。
    アルテルナンテラを育てたことがおありですか。熱帯植物なので、路地植えの場合は冬越しの問題がありますね。
    2025年03月08日 09:07