上野東照宮ぼたん苑にて_2025年2月(5) 冬ぼたんの色々と早春の花など(その5)

 2月6日、上野東照宮のぼたん苑に「冬ぼたん」を見に行ってきました。一昨年は1月3日、昨年は1月18日に行ったのですが、まだ花を見ていない品種もありそうなので、今年は更に20日ほど遅らせてみました。
 今回も冬ボタンの紹介です。予想以上に初めて見る品種が多く、5回目となってしまいました。

鳳 輦(ほうれん)  初見です
白の千重咲き。花弁の基部に赤紫色の斑紋が入る。鳳輦は神輿のかざり
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右大臣(うだいじん)  初見です
島根県松本農園・松本康市氏の作出。 紫色と黒色の中間色。外弁は大きく、内弁は花芯に向けて小さくなり波打つ
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左大臣(さだいじん)
1995年、松本農園・松本康市氏の作出。赤紫色の花弁の底に濃く大きな紫斑が入る
花弁は丸形で、外弁はイチョウの葉のように中心が切れる
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麟 鳳(りんぽう)
明治期より受け継がれる名花。大阪の福井熊三郎氏が作出。赤を含む紫色(えんじ色と表現されることもある)が深く、時に黒牡丹に見えることもある
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宜秋門(ぎしゅうもん)
紅色・八重・中輪。開花すると中心から広がり丸くなる
村小兵衛氏作出の門シリーズ(25種)の一つ。宣秋門とも
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桜の輝(さくらのかがやき)  初見です
島根県松本農園のオリジナル品種。白の中輪、弁底が桜色を帯びる
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レウイシア・コチレドン
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パープルエリナ  初見です
島根県松本農園・松本康市氏の作出。「エリナ」は娘の名から。
花の中心が濃く、紫から藤色へと広がる
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ときの舞(ときのまい)
桃色、丸弁、獅子咲き、大輪、内側の花弁が盛り上がって乱れる
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七福神(しんしちふくじん)
明治期より受け継がれている名花。八重、巨大輪、抱え咲き
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ナンキンハゼ(南京櫨、南京黄櫨)の実
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深輝門(しんきもん)
黒みがかった赤色。八重の抱え咲き
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島美人(しまびじん)  初見です
1997年、島根県モンヤ農園の渡部辰巳氏の作出。中輪の千重抱え咲き。桃色で、花弁の先端にかけて色が薄くなる
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博 愛(はくあい)  初見です
島根県・中村農園作出。抱え咲の八重大輪。やや薄緑色した葉が特徴
平成20年、松江市牡丹切り花品評会の新品種賞
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村松の雪(むらまつのゆき)
白色の千重・抱え咲き。樹高は中くらいで、花立ちが良い
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フキタンポポ(蕗蒲公英)  初見です
キク科フキタンポポ属の多年草。一属一種。北アフリカからヨーロッパ、ユーラシア大陸にかけて広範囲に分布。和名の由来は、葉がフキに似ることから
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 2025年2月6日撮影。

(つづく) もう1回続きます。

 冬ぼたんの5回目なので、コメント欄を閉じています。