今回も、鑑賞大温室で見た花などを投稿します。
タッカ・シャントリエリ
タリロイモ科タシロイモ属の多年草。原産はインド北東部~東南アジア
和名はクロバナタシロイモ(黒花田代芋)。流通名はブラックキャット
花期は7~10月。英名はBat(こうもり)Flower、Devil(悪魔)Flower。現地では、
地下茎を食用とする。花は黒い苞葉に包まれており、長い髭は花のない花柄
シュロガヤツリ(棕櫚蚊帳吊)
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年草。マダガスカル島原産。観葉植物として持ち
込まれ、本州南部以南で帰化状態にある。カミガヤツリ(パピルス)に似ている。
これから、こんな花(クリック)が咲きます
タコノキ(蛸の木)
タコノキ科タコノキ属の常緑小高木。小笠原諸島の固有種。和名の由来は、多数の支柱根が放射状に出る様子が、タコに似ることによる(3枚目の写真)。花期は初夏(7月)。雌雄異株で雄花は白、雌花は淡緑色。集合果は直径約20cmで、秋にオレンジ色に熟す。実は、茹でて食用としたり、食用油を採取する原料とする
実は枯れていた 若い実はこちら → クリック
クシフィディウム・カエルレウム 初見です
ハエモドルム科クシキディウム属の多年草(一属一種)。中南米原産。クシフィディウムは「剣に似た」、カエルレウムは「青色の」という意味。草丈は2m程度。花径は1cm。原産地では、手足のひび割れに民間薬として用いられたという。オーストラリア原産のカンガルー・ポーの仲間(カンガルー・ポーの花はこちら → クリック)
花弁の中の緑の部分は実の出来始めらしい
タビビトノキ(旅人の木)
ゴクラクチョウカ科タビビトノキ属の常緑高木。マダガスカル島原産。茎を切ると、溜まった雨水が出るため、それを旅人が飲んでいたことからの命名。葉が東西に広がるので、方角を知るのにも役立つ。ゴクラクチョウカの近縁種。別名:扇芭蕉、旅人木(りょじんぼく)。花は小さくて目立たない(写真右上)が、種は大きく青いので、青の宝石と言われる(写真右下、展示室で)

温室内には熱帯魚の水槽も置かれています
上の2匹はコイ科のスマトラ、右下は同じくコイ科のプンティウス
アマゾンユリ(アマゾンリリー)
ヒガンバナ科アマゾンユリ属の多年草(球根植物)。原産はアンデス山地(コロンビア~ペルー)。花径6~8cm。別名:ギボウシスイセン(擬宝珠水仙)、ユーチャリス
花は良い香りがする。 好きな花の一つです
ハナキリン(花麒麟)‘八福神’
トウダイグサ科トウダイグサ属の低木。マダガスカル原産
‘八福神’は、㈱ジッポーがタイ産の品種を改良した大花種
ウェルウィッチア・ミラビリス
ウェルウィッチア科ウェルウィッチア属(一科一属)の多年草。ナミブ砂漠原産。雌雄異株。和名はサバクオモト(砂漠万年青)。別名:キソウテンガイ(奇想天外)
鑑賞大温室で取材した花などは以上です。
この後、展示温室や体験温室などを取材しましたが、長くなるので、一品種のみ紹介して、終わりとします。
2025年1月26日撮影。
(シリーズ終了)
次回から、池袋サンシャインシティで開催された「花の展覧会」で見た花を投稿します。
この記事へのコメント
nobara
ブラックキャットですが、悪魔の感じが強かったです(^o^)丿
カミガヤツリは熊本の街中で多くみたんですよ!
スマトラ&プンティウス
面白い色合いですね。赤い色がアクセント?
アマゾンリリーも清楚な感じがしますね。
ギボウシスイセンの名も可愛いです🌸
八重咲き黄花オキザリス。海浜植物のような姿ですね
長さん
投稿日の指定を間違えて、1日早く出てしまいました。
タッカ・シャントリエリ、咲くやこの花館にもあるそうですね。なんとも不気味な花が咲きますよね。
カミガヤツリ、熊本で多かったですか。やはり関東より暖かいのですね。
スマトラ&プンティウス、黒の縦縞が身を隠すのに役立っているのかも。
アマゾンリリー、好きな花が咲いていて、ラッキー。
八重咲き黄花オキザリス、全体像を撮り忘れました。
もこ
オキザリスにも八重咲きの 黄花オキザリスがあるなんて知らなかった。珍しいですね。
river
タコノキ、タビビトノキ、キソウテンガイなどはぐんまフラワーパークの温室でもお馴染みな植物でした。
なおさん
アマゾンユリやハナキリンは改築前の新宿御苑の温室で見ました。ハナキリンのトゲはかなりエゲツないので、こんなので継子の尻拭いをしたら、大流血の大惨事になりますよねえ。
イッシー
熱帯魚も奇麗にに撮れてますね~!
「花の展覧会」にも行かれましたか!!
eko
クシフィディウム・カエルレウムは初見です。カンガルーポーの仲間ですか。花の感じが違いますね。
アマゾンリリーはきれいですね。咲いていて良かったです。
八重咲黄花オキザリスは初めて見ました。いろいろなオキザリスが出てきますね。
長さん
タビビトノキ、温室では葉の広がり方が自然ではないですが、東西に扇型に広がるんですよ。それで、扇芭蕉という和名がついています。
オキザリスの八重咲き、園芸種ですが、珍しいですよね。
長さん
タッカ・シャントリエリの球根が売られているのですか。買う人はマニアックですね、
先日、池袋サンシャインシティで開催された「花の展覧会」に行ってきたのですが、当番県が群馬県だったので、ぐんまフラワーパークのパンフレットをもらってきました。かなり、変わったみたいで、タコノキやタビビトノキ、キソウテンガイなど、残されていると良いのですが・・・。
長さん
サトエリは可愛いですが、タッカシャントリエリはちょっと不気味な感じですよね。
新宿御苑の温室にはハナキリンがありますが、アマゾンユリは見たことがないです。葉が広がるので、スペースが確保できないのかも。
つくば植物園にはトゲナシハナキリンが展示されていますよ。
長さん
タッカ・シャントリエリ、花があっても苞葉に包まれていて、見えないのが難点です。
熱帯魚、動いているからちょっとブレています。あと数枚は全滅。
>「花の展覧会」にも行かれましたか!!
妻と、土曜日に行ってきました。投稿は2月4日からです。
長さん
タッカ・シャントリエリ、ご覧になったことがおありですか。今回は花がついていて良かったです。ただし、花は苞の中ですが・・・。
クシフィディウム・カエルレウム、カンガルー・ポーの仲間ですが、1属1種なので、全然似ていませんね。
アマゾンリリー、つくば植物園にもあるのですが、咲いていないこともあるんですよ。
八重咲黄花オキザリス、私も初めて見ました。葉がなければオキザリスとは思えません。
yoppy702
後の羽根のようなのが苞葉で、長い髭が花のない花柄…
こんなん初めて見ました。
植物って不思議ちゃんですね。
Bat Flower、Devil Flowerの名が理解できます。
タコノキは咲くやこの花館でみてますが、実って見た事ないです。
いつも足下を見て、これがタコなんやと思ってた程度でした。(^^ゞ
咲くやこの花館の開花情報で、「タビビトノキ開花中」というのを見てて、いつも花を探してたんですが、メッチャ上の方にあるので、全く姿を拝めないんです。(^^ゞ
展示室で、こんなのが見れるなんてイイですね。
メッチャ綺麗。憧れるなぁ~(^^)
長さん
タッカ・シャントリエリ、初めてですか。咲くやこの花館にあるようなの、次回探してみてください。
咲くやこの花館のタコノキは雌雄の2株がありまか?
旅人の木の花は見落としたのですが、妻が教えてくれました。青色の種は珍しいですね。