今回も、鑑賞大温室で見た花などを投稿します。
ウナズキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉)
アオイ科ヒメフヨウ属の非耐寒性常緑低木。原産は熱帯アメリカ。花期は11月~翌年4月。花長:5㎝。花色は赤・ピンク・橙(見たことはない)。別名:タイリンヒメフヨウ、スリーピング・ハイビスカス、マルバビスカス(マルバは丸葉ではなく、イタリア語のmalva、英語ではmallowで、ゼニアオイのこと)
ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト
トウダイグサ科ユーフォルビア属の非耐寒性低木。ハイブリッド園芸種。花期は4~10月(‘白雪姫’は10~1月)。原種はメキシコ南部からエルサルバドルに分布
ディアネラ・タスマニカ ‘バリエガタ’
ユリ科キキョウラン属の常緑多年草。オーストラリア原産。和名はキキョウラン
基本種の花は青紫(こちら←クリック)だが、これは、白い花が咲く園芸種
花期は5~7月だが、熱帯域では通年開化
ウコンラッパバナ(鬱金喇叭花)
ナス科ラッパバナ属の常緑つる性低木。メキシコ原産。花径は15~20cmほど。花は肉厚で、皮のような感じ。ココナッツのような香りがある。名の由来は、カレーの原料になるウコン(黄色の色素を含む)の色をしたラッパ状の花だから。別名:ソランドラ・マキシマ、ゴールデンカップ。沖縄の植物園でよく見かけました
つぼみも巨大
ブッシュカン(仏手柑)
ミカン科ミカン属の常緑低木樹。インド東北部原産
カボスやユズなどと同じ香酸柑橘類の一種。シトロンの変種
名の由来は、実の形を合掌する両手に見立てて「仏の手」と美称したもの
中身は、白い綿のようなもので、果汁は無い
オオミレモン(大実檸檬)
ミカン科ミカン属の常緑低木。園芸品種。普通のレモンの3~5倍(グレープフルーツくらい。味も似ている)の実がなる。別名:レモン・ポンデローザ
レモン(檸檬)
ミカン科ミカン属の常緑低木。原産はヒマラヤ東北部
ルリマツリ(瑠璃茉莉)
イソマツ科ルリマツリ属の常緑小低木。原産は南アフリカなど
花径は2.5cm。花期は5~10月。別名:プルンバゴ
ヤトロファ・ハスタータ
トウダイグサ科ヤトロファ(タイワンアブラギリ)属の熱帯性低木。原産はインドやキューバ。和名はテイキンザクラ(提琴桜)。別名:ナンヨウザクラ(南洋桜)など。和名の由来は、戦前、南方に派遣された兵士が桜を偲んで付けたという
次回も、鑑賞大温室で見た花などを投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
なおさん
長さん
ウナズキヒメフヨウ、展示していない温室を探すのが難しいくらいですね。改築前の新宿御苑の温室、入ってみたかったです。現在、圃場になっている温室はガイドツアーで一度入ったことがありますが・・・。
オオミレモン、おいしいですかねー。
river
ブッシュカンは何度も見ているのですが種はどうなっているのでしょうか?
ルリマツリは栽培したことがないのですがブータンルリマツリは栽培したことがあります。鉢植えでしたがあまり伸びるので止めてしまいました。今は花が似ているイワルリソウを栽培しています。
長さん
ウナズキヒメフヨウ、花弁は開きませんが、しべが花弁の下に全部見えていますから、受粉は問題ないそうです。
ブッシュカンは花が咲き、実が出来ますが、実の中には種ができません。増やし方は接ぎ木か挿し木によるしかないようです。
ブータンルリマツリはつくば植物園で一度だけ見たことがあります。花弁の先端が2つに分かれる小さい花ですよね。良く伸びるのですか。
イワルリソウは知りませんでした。調べてみたら、エゾルリソウと同じものですね。それなら、井頭公園の高山植物館で見たことがあります。
eko
ウコンラッパバナは初見です。大きな花ですね。
ブッシュカンは面白い形をしていますね。中身は白い綿だけなら生食には向かないですね。
イッシー
いずれの花も奇麗に撮られていますね。
yoppy702
ピンク、可愛いいですね。
ピンクもそうですが、赤色の方、しべがハッキリと見えてますね。
ディアネラ・タスマニカ ‘バリエガタ’って、ユリ科キキョウラン属なんですね。
アップの花だけを見ていたら、ナス科と思ってしまいそうです。(^^ゞ
ウコンラッパバナ、立派なお花やと思ったら、花径が15~20cmもあるんですね。
「名の由来」を見て、「ウコン」と付いてる意味が解りました。
上手い事付けるなぁ…(^^ゞ
すーちん
ウコンラッパバナ
大きな花ですねー
色合いが素敵ですー
夕菅
精一杯雌しべだけ飛び出していますね。
「うなずく」は私も「うなづく」でないと気持ちが悪いのですが、今回検索したら「うなづく」は今や歴史的仮名遣いのようです。
ユーフォルビアは昨年初めてつくばにも植えてみましたが、やはり育ちが悪い。淡路の友人宅ではどんどん増えていますが。
ルリマツリは愛知の南の庭で2メートル以上の大株になりました。
こちらで植えたブータンルリマツリはやはり地を這うように拡がって怖くなって抜きました。
長さん
ウナヅキヒメフヨウは花弁の基部がめしべに巻き付き、開かない構造になっています。しべは突き出しているので、受粉は問題ないようです。オレンジの花は私も見たことがないです。
ウコンラッパバナ、沖縄でよく見ました。花はゴム製?そんな感じです。
ブッシュカンは果肉がないので、皮を砂糖漬けやマーマレードなどに加工したり、皮を刻んで料理の薬味に使うそうですよ。
長さん
ウコンラッパバナ、沖縄の植物苑では定番ですが、関東の植物苑には展示されていないとここが多いようです。
長さん
ウナヅキヒメフヨウ、ピンクは見かけませんか、こちらの植物苑はたいていが2種展示されていますよ。2枚目、ピンクの花の右側はこれから蕊が下のつきだしてくるようです。
ディアネラ・タスマニカ 、とてもユリ科の植物には見えませんね。
ウコンラッパバナ、沖縄で初めて見たのですが、その大きさにびっくりです。木はかなり大きくなります。
長さん
ウコンラッパバナ、沖縄で初めて見ました。大きな花で、その時は、花弁はゴム製?なんていう感じを受けましたよ。
長さん
ウナズキヒメフヨウ、表題には従来の書き方にしていますが、歴史的仮名遣いになっちゃいましたか。Webの記事はウナズキになっているのが殆どです。ネットで調べたら「現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等」として『ず』が本則になっています」と出ていました。
ユーフォルビアは耐寒性が弱いですね。10~1月に咲く‘白雪姫’も10月から屋内に入れるようにとされていますね。
ルリマツリが2m以上の大株になりましたか、それはびっくり。
匍匐性の草は、地植えだとあちこちに広がると困りますよね。
もこ
ブッシュ柑やオオミレモンは珍しいですね。
長さん
ウナヅキヒメフヨウは花弁の基部がめしべに巻き付き、開かない構造になっています。しべは突き出しているので、受粉はできるので、問題ないようです。
園芸店でオオミレモンは見たことがないですが、ブッシュカンは実の形が面白いので、鉢植えが売られているのを見たことがありますよ。