今回は、入賞作品の右奥に展示された「香りの審査コーナー」に展示された作品の中から紹介します。
< ブルーリボン ・ 資生堂賞 >
カトレア・ワルケリアナ セミアルバ ‘トーキョーNo.1’
C. walkeriana semi-alba‘Tokyo No.1’ 伊藤 彬さん(全日本蘭協会)
審査員講評:非常に上品な香りが違和感なく心地よく匂っている
< ブルーリボン ・ 井上香料製造所賞 >
カトレア・ワルケリアナ ‘シュミット’
C. walkeriana 'Schemidt' 富沢兵三さん(個人)
審査員講評:ワルケの新鮮で心やすらぐ甘い香りが匂っている
< レッドリボン ・ 小柴賞 >
カトレア・トリアネ・コンカラー ‘アサヒナ’
C.trianae fma. concolor 'Asahina' 諸星勝博さん(全日本欄協会)
審査員講評:カトレアの爽やかな香りが優しく匂っている
< レッドリボン ・ 井上香料製造所賞 >
カトレア・ワルケリアナ ‘トモコ’
C. wakjeruaba 'Tomoko' ( tipo 'Cinquenternario' x tipo 'Rotunda' )
稲葉茂子さん(全日本蘭協会)
審査員講評:拡散性もあり甘く華やかな香りが匂っている
< ホワイトリボン ・ 井上香料製造所賞 >
リンカトリアンセ・サクラ リトル レジェンド ‘ルージュ’
Rth. Sakura Little Legend 'Rouge' ( Catt. Candy Tuft × Rlc. Don De Michaels )
リンカトリアンセは、カトレア属×グアリアンセ属×リンコレリア属の3者間交配種
吉原栄子さん(全日本蘭協会)
審査員講評:拡散性が強くみずみずしい香りが良かった
以下、受賞を逃した作品から何点か紹介します
リンコレリオカトレア・ウォーム カラー ‘ビッグ フット’
Rlc. Warm Color ‘Big Foot’ (Rlc. Pastoral x Rlc. Country Road )
中島文子さん(全日本蘭協会)
カフザカラ・シュウゲツ(秀月)
Chz. Shyugetsu 'FN-Beat' ( Brassanthe Maikai × C. Creation )
中島文子さん(全日本蘭協会)
カトレア・ワルケリアナ コエルレア ‘カーメン’
C. walkeriuana coerulea 'Carmen' 笠小富江さん(全日本蘭協会)
ホルコスティリス MS サンライト × ファレノプシス ジャポニカ
Holcostylis M S Sunlight x Phalaenopsis japonica
Holcostylis属は、Holcoglossum属とRhynchostylis属の交配属
笠小富江さん(全日本蘭協会)
リンコレリオカトレア・チャイニーズ ブロンズ ‘マルコ ポーロ’
Rlc. Chinese Bronze 'Marco Polo' ( C. bicolor × Rlc. Chinese Jade )
望月蘭園・望月隆子さん(全日本蘭協会)
セロジネ・グリーン エルフ ‘ホノカ’
Coel. Green Elf 'Honoka'(Coel.assamica x Coel.fuscescens)
河村賢治さん(浜松蘭友会)
オンシジウム・オルニソリンクム
Onc. ornithorhynchum 中南米の熱帯地域が原産 花径2~3㎝
倉持見永子さん(つくば洋蘭会)
カトレア・インペリアル ウイング ‘ノーブル’
C. Imperial Wings 'Noble' ( C. pumila × C. Stephen-Zuiho )
南村昌義さん(つくば洋蘭会)
次回は、平台展示の作品の中から紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
セロジネ、オンシジュームなど以外が全部カトレアです。
カトレアはランの女王でもあり匂いも優っているんですね。
夕菅
1840年ブラジル奥地で良い香りを漂わせて咲いていたこんな美しい花に出会えた方があったのですね。
蘭展の時香りを試すコーナーがありましたが、香りの鑑定は難しいと思いました。
river
この展示会では「香りの審査コーナー」ですか。
ランには特有な香りを持つものがありますがカトレア類には多いです。日本のエビネにも良い香りがするものがあります。
長さん
>香りが届かないのが残念です。
そうなんですよ。いつの日か、香りが記録できる機器ができて、それがパソコンで再現できるようにならないものですかねー。
長さん
カトレア・ワルケリアナ、古典的な品種ですが、その香りでいまだに人気が衰えません。
ランは条件の悪いところでしか生きられなかったため、香りで昆虫などをおびき寄せる性質を身に着けたのでしょうね。
私なんかは鼻が良くないので、どんな香りと表現できないのが残念です。
長さん
昨年の世界らん展日本大賞では、やはり、カトレアが最優秀賞と優良賞でしたが、デンドロビウム(沖縄石斛)が優秀賞、春寒蘭がトロフィー賞、シンビジュームと春蘭の交配種が奨励賞を獲得していました。和の蘭の香りも評価された結果ですね。
なおさん
eko
イッシー
写真のように記録には残せませんが、
だからこそ尊いですよね。
長さん
> 早く画像をクリックすると香りもお楽しみいただけます、となりませんかねえ。
いくら化学が進歩しても、パソコンの画面から香りが漂っているなんてことはできないでしょうね。
カトレアは香りの良さでは一番です。逆に、バルボフィラムなんかはハエに花粉を運んで村うので、とても臭いです。
長さん
香りがパソコンから流れ出たら最高なんですがねー。まあ、無理でしょうが。
カトレアは花良し、香り良しですか一番人気なのも頷けます。。
長さん
香りが良い花がずらりと並んでいると、香りが混じってしまうのが難点ですが、これは仕方がないことです。と言って、花に鼻を近づけるのはマナー違反だし。
yoppy702
前にも書きましたけど、香りの審査であっても、どの花も素晴らしい仕上がりですね。
PCからは香りがしませんが、審査員講評を見てると、それが、脳を刺激して、なんか香って来る感じがするのは不思議ですね。(^^ゞ
「非常に上品な香りが違和感なく心地よく匂っている」
お花も上品です。(^^)
「ワルケの新鮮で心やすらぐ甘い香りが匂っている」
室内に置きたいですね。(^^ゞ
受賞を逸した作品と言っても、どれも良い香りがしそうです。
ここは、素敵なコーナーですね。(^^)
長さん
香りが良いランは、花も美しいものが多いです。その代表がカトレアですね、
私が、鼻が良くて表現力もあったら感想が書けるのですが、どちらも苦手なので困ります。
関東では、ここと、JOGA(日本洋蘭農業協同組合)のらん展、世界らん展日本大賞で香り審査がありますが、関西ではなさそうですね。