洋らん愛好家(アマチュアに限る)からの応募作品(200点)の中から、惜しくも受賞とはならなかった作品の中から紹介していますが、今回はシリーズ最終回で、カトレアの仲間を紹介します。なお、全て異なる品種です。
カトレア・ロディグロッサ
C. Loddiglossa ( C. amethystoglossa x C. loddigesii ) 石田和子さん
カトレア・マキシマ・セミアルバ
C. maxima semi-alba 野見山由紀子さん
レリオカタンセ・ブルー カヒリ
Lcn. (Lc.) Blue Kahili 草谷裕子さん
カトレア・マキシマ
C. Maxima 小佐野滋子さん
カトレア・マキシマ・セミアルバ
C. maxima fma. semi-alba 山浦洋介さん
レリオカトレア・リグレイ 'ブルーヘブン'
Lc. Wrigley 'Blre Haven' 飯草キヌさん
カトレア・ワーセウィッチ
C. warscewiczii 南米コロンビア原産 伊藤忠夫さん
カトレア・ボーリンギアナ セルレア
C. bowringiana coerulea 野見山由紀子さん
ブラソカトレア・オーグラディーコミック ページ
Bc. Orgladis Comic Page 野見山由紀子さん
カトレア・ラビアタ コエルレア同士の交配種
C. labiata coerulea ( 'Riuxinoi' x 'Cinderela' ) 富澤兵三さん
カトレア・コクネシア
C. coccinea 千葉小百合さん
カトレア・アツヒメ ‘ララ’
C. Atuhime 'Rara' ( C. White Island x C. walkeriana ) 江森順子さん
カトレア・ラビアタ ‘ゴライアス’
C. labiata 'Goliathe' 山浦洋介さん
カトリアンセ・ポーシア ‘カニザロ’
Cattlianthe Porcia cv. Cannizaro 山浦洋介さん
( c. Armstrongiae × Guarianthe bowringiana )
カトレア・ミスティ ガール ‘オータム シンフォニー’
C. Misty Girl 'Autumn Symphony' ( C. Hawaiian Volcano × C. Horace )
山浦洋介さん
カトレア・セト スプレンダー ‘エム アンド ケー’
C. Seto Splender 'M & K' ( C. Persepolis x C. Melody Fair ) 秋元弘子さん
最期は、カトレア属を含む、4属交配種です
カユーザカラ・ミウラ オトメ ‘スイート レディ’
Chz. Miura Otome 'sweet Lady' 野見山由紀子さん この人工属は初見です
Chz.はブラサボラ、カトレア、グアリアンセ、リンコレリアの4属交配種
(シリーズ終了)
次回は、我が家の近所で見た花や実を紹介します。
この記事へのコメント
なおさん
8年ぶりとなると新鮮だったことでしょうねえ。
eko
白地に紫の入ったカトレアが新鮮で綺麗だと思いました。
夕菅
長さんのブログに花の写真、学名、作者名まで入れて掲載していただければ、良い記念になることでしょう。
カトレアはますます交配が進んで微妙に違った品種が作られていますね。
river
自分だけのランを作ることは愛好家にとって1つの目標だと思います。その思いがついに4属交配種の新花を生み出したのですね。
イッシー
昔そんなコマーシャルありましたよね。
私などざっと見の印象であれ違うかななんですが、
長さんには理論だてて違いが説明できるんでしょうね~。
体調は戻りましたか。
長さん
ランの中でもカトレアは別格の美しさがありますね。カトレア類は出展も多く、競争が厳しいので、これだけ美しいのに選外になってしまうのです。
なぜか新宿御苑の洋らん展は8年も間が開いてしまいました。その間に、規模が大きくなっていて、ビックリです。
長さん
白地に紫というと、カトレア・マキシマが有名ですが、こうしてみると、他にも色々綺麗なものがありますね。
長さん
出展作品の学名や出展者名は名札に記載してありますが、交配親は出来るだけ記載するようにしています。また、愛好家の方々が入手したときの品種名が、どの後、分類替えになっていたりするので、その辺りもしらべて、正しい学名を記載知るようにしています。
五属の交配書も出来ているようですが、まだ見たことはありません。
長さん
こうしてカトレア類だけを並べても、花弁に形は勿論、花色も様々ですよね。その辺が、交配の楽しみなのかもしれませんね。
ネットによると、5属交配種は7種類確認されていて、そのうち、5種が日本人の苗字で登録されているので、日本が先端を行っているようです。実物を見たいものです。
長さん
私だって、ランの詳細について知っているわけでは無く、名札に書かれている名称から交配親などを調べているに過ぎません。
風邪なのですが、まだ鼻水が止まりません。
yoppy702
ド素人のボクでも、違うというのが解りました。
カトレアの仲間でも、こんなに違うんですね。
カトレア・ロディグロッサとカトレア・コクネシアは花弁とリップの形状が他の品種とは、かなり違うんですね。
特に、カトレア・コクネシアの方は、ランの仲間とは思いますけど、カトレアの仲間とは思えなかったです。(^^ゞ
カトリアンセ・ポーシア ‘カニザロ’は小型のカトレアなんかなぁ…
これ、可愛いいですね。(^^)
すーちん
一番最初のカトレア
花びらにクッキリと
麩が入っているのは
珍しいですねー
長さん
カトレアの仲間は交配種を含めると、およそ190種以上が存在します。
コクネシアは唇弁が小さいのがと特徴ですね。ロディグロッサは上萼片がちょっと幅広ですが、他はたのカトレア類と方チン違いは僅かですね。
カトレア・コクシネアは、かつて形態の違いによる分類で、ソフロニティス・コクシネアとされていましたが、最近の分類学の研究により、カトレア属に含まれました。
カトリアンセ・ポーシアは写っている花数が多いので、他のカトレアより花が小さく見えるだけです。
長さん
最初のカトレア・ロディグロッサは片親のアアメジストロディグロッサの斑が色濃く遺伝したものです。同じ品種名でも花弁の斑があまり目立たない個体もありますよ。