今回は平台展示の作品の中から紹介します。出展は個人および、JOGA加盟の洋らん栽培業者や販売企業などからです。
展示の様子(その1)
ステノグロッティス・ビーナス ‘ノン’
Stenoglottis Venus 'Non' SBM/JOGA ( fimbriata × longifolia )
通称:ムレチドリ SBM/JOGA認定 清水柾孝さん
パフィオペディラム・ルネ フランセ ‘スリッパ ゾーン ダーク’
Paph. Lune Francais 'Slipper Zone Dark' ( Luna Pleasure x Macabre Ami )
BM/JOGA認定 Lehua Orchids
ファレノプシス・ヴィオラセア ‘ベリーナ’
Phal. violacea 'Bellina' アンダマン諸島、ニコバル諸島、
スマトラ島北西部の固有種 宮本紀夫さん
レリオカトレア・ミス ワンダフル ‘ショー オフ’
Lc. Miss Wonderful 'show Off' ( C. Maru's Song x L. anceps )
髙山光正さん
カトレア・ワルケリアナ ペロラ-ロサダ ‘スミレ ドリーム’
C. walkeriana f. perola-rosada 'Sumire Dream' 石野好胤さん
ワルケリアナはカトレア類の中で最も人気の高い原種
カトレア・ワルケリアナ コエルレア
C. walkeriana f. coerukea 鈴木幸吉さん
カトレア・ジェンマニー ‘カラボロ クイーン’
C. jenmanii 'Caraboro Queen' ベネズエラを代表するカトレア 須和田農園
カトレア・アロハ ケース
C. Aloha Case ( Mini Purple x walkeriana ) 宮本紀夫さん
カトレア・セルヌア ネイティブ ハイブリッド ‘ブラジル’
C. cernua Native Hybrid ’Brazil' 鈴木紀夫さん
ファレノプシス・バスティアニー
Phal. bastianii フィリピンのルソン島に分布 鈴木幸吉さん
プレウロタリス・ストルピフォリア ‘ピュア ウォーター’
Pleurothallis strupifolia 'Pure Water' ペルー、ブラジル原産
BM/JOGA認定 清水柾孝さん
エピデンドラム・ロンドニエンセ ‘ピンク フロイド’
Epidendrum rondoniense 'Pink Floyd'
ブラジル原産の希少種 花径1cm程度 北軽ガーデン
リンカトレアンセ・ボーイズ グロット ‘インディゴ’
Rth. Boy's Grotto 'Indigo' ( Ctt. Blue Boy x Rth. Blue Grotto )
国際園芸
デンドロビューム・ゴンザレシー ‘ブルーブラッシュ’
Den. gonzalesii (→ ceraula) 'Blue Blush' フィリピン原産
北軽ガーデン
カトレア・ロッディグロッサ ‘ハニー ボール’
C. Loddiglossa 'Honey Ball' SM/JOGA
( C. amethystoglossa x C. loddigesii ) 須和田農園
次回も、平台展示の作品の中から紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
nobara
やさしいほんわかとした色合いであかちゃんみたい☆彡
プレウロタリス・ストルピフォリア ‘ピュア ウォーター’
少し変わっていますね~
エピデンドラム・ロンドニエンセ ‘ピンク フロイド’
とっても可愛らしいですね。
デンドロビューム・ゴンザレシー ‘ブルーブラッシュ’
何だかミズアオイのお花を連想しました。
花みどり文化センターへはお車でお出掛けですか?
夕菅
つくば展に比べて花数が少ないようですが、見たことがない種もあり、作り手の愛着を感じます。
ムレチドリ きれいに撮られましたね!
イッシー
プレウロタリス・ストルピフォリア ‘ピュア ウォーターも。。
今回は清水さんの名前が印象に残っちゃいました。
river
ワルケリアナは人気のカトレアの原種で日本ワルケリアナ協会がるほどですね。
なおさん
yasuhiko
立派なランが多く出展されてるんですね。
色も形も様々なのがランの特徴ですが、
ピュア ウォーターのような奇抜な花に出合うと、
やはりびっくりしてしまいます。
長さん
ファレノプシス・ヴィオラセア ‘ベリーナ’ は可愛い色合いですよね。
プレウロタリスは葉の付け根から花穂が垂れ下がるタイプと、花茎が立ち上がるタイプがありますが、これは前者で、とても変わった花が咲いていました。
エピテンドラム・ロンドニエンセは花数が多いのですが、一つ一つの花が小さいので、全体の姿は上手く写せませんでした。
デンドロビューム・ゴンザレシーは、デンドロビュームの中ではちょっと変わった花が咲いていました。
今回は一人だったので、JR武蔵野線経由で行きました。車より早く着きます。
長さん
私がらん展を初めて見に行ったのは2011年だったと思いますが、以降、その美しさと多様性に嵌まってしまいました。当初は自分でも育ててみましたが、花粉アレルギーだったようで、今は止めています。
ムレチドリは小さい花で、会場はちょっと暗めなので、上手く写せませんでした。
長さん
ムレチドリ、初めてでしたか。和名の通称が付いていますが、原産は南アフリカなんです。
清水柾孝さん〔33歳)は、9歳の時からランを育てているベテラン飼育家で、あちこちのらん展に精力的に出展されています。現在はサラリーマンですが、東京農大卒業ですから、知識も豊富のようです。全日本蘭協会(AJOS)の理事でもあります。
長さん
ムレチドリの由来は仰る通りです。名の由来は、千鳥が群れをなして飛んでいる様子にたとえたものだとか。チドリラン(イワチドリ)も千鳥に似ているからの命名でしょうね。
ワルケリアナだけの協会があるのは、日本とブラジルくらいじゃないですかね。
長さん
出展されたランの個体数を数えたことはないですが、今週と比べても2/3位じゃないかと思います。
最近、目が疲れることが多く、らん展だからと言って、ランランとさせられません(笑)。
長さん
このらん展は、ランの専門家であるナーセリーとベテラン愛好家の出展ですから、見応えがあります。
プレウロタリス・ストルピフォリア、この属の中でもちょっと変わった花が咲く品種のようです。
eko
yoppy702
色々とあって楽しそうや。(^^ゞ
平台展示といっても素敵な作品ばかりですね。
「通称:ムレチドリ」…連想できそうです。(^^ゞ
でも、その下のパフィオに目を奪われてしまいます。
前記事のも素敵でしたが、これもイイなぁ~
というか、バフィオ、好きなんです。(^^ゞ
カトレア・ワルケリアナとカトレア・アロハ ケースは、似たようなリップなんですね。
信徳
リンカトレアンセ・ボーイズ グロット ‘インディゴの紫色の
花が有るんですね、この花好きになりました。
長さん
ラン科の花は他の科に比べ、桁違いに原種の数が多いです。それに、交配種が加わるので、大変な数になります。
中には、プレウロタリス・ストルピフォリアのような変な(?)のものもありますよ。
長さん
会場内には半場業者さんのブースが10くらい設けられていました。
平台展示と言っても、ブルーリボンに届かなかっただけで、素敵な作品が並んでいました。
パフィオペディラム、お好きですか。アマチュア育成家の中でも、カトレア類に次いで人気のある品種です。
> カトレア・ワルケリアナとカトレア・アロハ ケースは、似たよう なリップ
このリップの形はワルケリアナの特徴でもあります。アロハケースは片親がワルケリアナですからね。
長さん
カトレア類は確かにピンクが多いですが、紫色も含まれています。リンカトレアンセ・ボーイズ グロットの場合は両親共に交配種ですが、既に紫色が含まれています。その両者を掛け合わせることで、両親より色の濃い花がア誕生したようです。