目黒の自然教育園にて(5) カリガネソウ、シラヤマギク、オトコエシ、ノガリヤス、オオバクサフジ、シロバナホトトギス、ヤマハッカ、ゲンノショウコ、フジバカマ、コメナモミ

 10月13日、目黒の自然教育園に行って花や実などを撮ってきました。
 今回はその4回目で、「武蔵野植物園」で見た花や実などを投稿します。


カリガネソウ(雁金草)
シソ科カリガネソウ属の 多年草。花期は8~9月。花径2cm。雄蕊の長さ3〜3.5cm。「路傍植物園」でも増えていましたが、ここでは「武蔵野植物園」の表示板が隠れてしまう程。1枚目の殆どがカリガネソウです
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シラヤマギク(白山菊)
キク科シオン属の多年草。日本(北海道~九州)、朝鮮、中国などに分布。花期は8〜10月。花径は1.8〜2.4cm。これもかなり増え広がっていました
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オトコエシ(男郎花)
オミナエシ科オミナエシ属の多年草。花期は8~10月。花径は4mm
咲き始め。遊歩道から距離があり、アップは撮れず。こんな花です→こちら
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ノガリヤス(野刈安)の花後
イネ科ノガリヤス属の多年草。北海道〜九州に分布し、根茎と種子で繁殖する。花期は8月
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オオバクサフジ → ナンテンハギ(南天萩)
マメ科ソラマメ属のつる性多年草。北海道~九州に分布。花期は6~10月。花の長さは15mm。別名:フタバハギ
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シロバナホトトギス(白花杜鵑)
ユリ科ホトトギス属の多年草。ホトトギスの園芸種。花期は9月下旬~10月中旬。この株では最初の1輪。本種のホトトギスは見つからず
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ヤマハッカ(山薄荷)
シソ科ヤマハッカ属の多年草。北海道から九州に分布。花期は6~10月
花径は1cm弱。よく似たイヌヤマハッカは上唇に線状の斑点がない
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ゲンノショウ(現の証拠)
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。白花と赤花があるが、東日本は白花が殆ど。花期は7〜10月。花径は1〜1.5cm
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シロオビノメイガ(白帯野螟蛾)
害虫とされている。翅開張20~25mm
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フジバカマ(藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。本州・四国・九州、朝鮮、中国に分布
花期は9~10月。名札は単にフジバカマとしてありましたが、白花ですね
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こちらは萼が赤紫なので本物ですね
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コメナモミ(小雌菜揉)  初見です
キク科メナモミ属の一年草。北海道~沖縄に分布。花期は9~10月。小さな筒状花が集まる花冠は径1.2cm。総苞片には繊毛がある
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 2024年10月13日撮影。

 次回も「武蔵野植物園」で見た花や実を投稿します。
(つづく)

この記事へのコメント

  • nobara

    自然教育園でもカリガネソウ、蔓延っているんですね。
    野川自然観察園のも逞しく育っています。私の背より高い!
    シラヤマギクも強健なお花ですよね~
    オオバクサフジはナンテンハギのように見えますが?
    葉の付き方が違うような気がしますが?どうでしょう。
    シロバナホトトギスは今が時期のようです。
    ヤマハッカも蔓延りますよね。
    フジバカマ、白花が見られましたか?
    関東には白花っぽいのが多いような気がします。

    2024年10月23日 15:56
  • もこ

    前記事のハナタデ私が遊んだのもイヌタデだったのでしょうね
    シロバナホトトギスは珍しいですね。実物を見る事はありません
    コメナモミの総苞片に見られる繊毛 珍しい花ですね。
    2024年10月23日 16:22
  • river

    カリガネソウは植物園で良く見るのですが大きく蔓延っています。花形が面白いので購入しようと思ったのですが止めました。
    シラヤマギクは山では遅くまで咲いています。名前が似ているヤマシロギク(アワコガネギク)は黄色い小さな花をたくさん付けます。
    オオバクサフジは私もナンテンハギかと思いました。
    フジバカマは家にも白花があります。もちろん普通の普通のフジバカマ?もあります。
    2024年10月23日 16:30
  • 信徳

    カリガネソウは繁殖力が強いので鉢の中に閉じ込めています。それでも鉢の底から根が出て土の中に入って行きます。毎年この時期に根元から剪定するのですが背丈位までは伸びます。フジバカマのアサギマダラが来るほど花が増えて来て丁度満開、但し時既に遅しアサギマダラは南に飛び立って行きました。
    2024年10月23日 16:49
  • eko

    カリガネソウはこんなに繁茂するんですね。ユニークな花姿が可愛いです。シラヤマギクも強そうな植物ですね。
    オトコエシがまだ咲いているますね。
    シロバナホトトギスは清楚で素敵です。蕾があるのでこれから咲きますね。ヤマハッカも増えますね。
    ゲンノショウコは西日本は紅紫色の花といわれますがこちらでは白花しか見たことがありません。ゲンノショウコに関してはこちらは東日本の区分なんでしょうか?
    フジバカマが咲いていますね。白花はあまり見かけません。
    コメナモミは初めて見ました。萼(?)に繊毛のようなものがついて面白いですね。
    2024年10月23日 17:44
  • yasuhiko

    目黒の自然教育園ですか。
    カリガネソウが凄い事になってますね。
    秋らしいとか、趣があるとかいう
    段階を越えて、繁殖力の強さを見せられた
    ような気がします。シロバナホトトギス、
    日本産の普通のホトトギスと同じで、
    一列になった花の様子が可愛いですね。
    2024年10月23日 19:00
  • イッシー

    昔で言う武蔵野って、今でいえば奥多摩位の田舎具合なのかな~。コメナモミって引っ付き虫になるやつですか。
    これは見たことはないです。
    2024年10月23日 19:05
  • 長さん

    🚩 nobaraさん、コメントありがとうございます。
    カリガネソウ、武蔵野植物園では、昨年9月は全くなかったのに、こんなに蔓延っていてビックリでした。通常、草丈は1m位ですが、nobaraさんの身長より高いとはビックリ。
    シラヤマギクやヤマハッカもあちこちに増えていました。
    オオバクサフジとしたもの、ナンテンハギでした。ご指摘、恐縮です。明日分の記事を作っている最中に、名札付きのナンテンハギが出てきて気付きました。
    シロバナホトトギス、咲き始めでしたが、普通のホトトギスは見つかりませんでした。
    フジバカマ、本物は少なくなっているようですね。
    2024年10月23日 21:15
  • 長さん

    🚩 もこさん、コメントありがとうございます。
    ハナタデとイヌタデ、似ていますからね。
    白花のホトトギスは園芸種です。本物と区別するために、シロバナホトトギスと呼んでいるとのことです。
    コメナモミ、総苞片にこんなに繊毛が生えているというのは珍しいです。
    2024年10月23日 21:21
  • 長さん

    🚩 riverさん、コメントありがとうございます。
    カリガネソウ、昨年の秋には見なかったので、1年でこんなに増えたようです。庭に植えたら大変なことになったでしょうね。
    シラヤマギクも増えていましたよ。
    オオバクサフジは名札が無いので、Googleレンズで検索したら間違えてしまいました。今日の午後、直そうと思ったら、もうコメントをいただいた後でした。
    フジバカマ、萼が赤紫のものをやっと見つけました。
    2024年10月23日 21:27
  • 長さん

    🚩 信徳さん、コメントありがとうございます。
    カリガネソウ、昨年はここに生えていなかったので、1年でこれだけ増えたことになります。凄い生命色ですね。
    フジバカマにアサギマダラが飛来しましたか。満開の頃には南に移動後でしたか。
    2024年10月23日 21:30
  • 長さん

    🚩 ekoさん、コメントありがとうございます。
    カリガネソウ、昨年は見なかったので、1年でこんなに増えたようです。シラヤマギクもヤマハッカも同様に蔓延っていましたよ。
    シロバナホトトギス、撮ってからもう10日経ちましたから、このつぼみも全部咲いたでしょうな。
    岐阜県ではゲンノショウコは白花だけですか。この植物に関しては西と東の境目が曖昧なんでしょうね。
    フジバカマ、白花はあまり見ませんか。身近にあれば、わざわざ園芸種の白花を買う必要はありませんね。
    コメナモミ、繊毛が多くて変わった花ですよね。
    2024年10月23日 21:40
  • 長さん

    🚩 yasuhikoさん、コメントありがとうございます。
    カリガネソウ、昨年は見なかったので、1年でこれだけ増えたことになります。シラヤマギクも同様に増えていて、適度に管理すべきでしょうね。
    シロバナホトトギス、数輪繋がって咲いていれば良かったのですがねー。
    2024年10月23日 21:42
  • 長さん

    🚩 イッシーさん、コメントありがとうございます。
    武蔵野がどこからどこまではという定義はないそうで、狭く解釈する人がいれば、広く解釈するということみたいですよ。
    コメナモミはひっつき虫になります。鈎状のものではなく、繊毛が粘つくそうです。
    2024年10月23日 21:50
  • ミキ

     シロバナホトトギスがきれいですね。
    家の庭にもあったのですが、油断していると
    刈られてしまうので、無くなりました。
    フジバカマは白花があるのですね。
    フジバカマのはずだけれど白いなぁと、
    撮っている事が多いです。
    私の知っているフジバカマは、
    最近見られなくなりました。
    香りがあるかと確認しますが、
    それもなかなか感じられません。
    残念です。(^^♪
    少し寂しいです。(^^♪
    2024年10月23日 23:45
  • yoppy702

    鶴見緑地に、「むさしの山野草園」という庭園跡があるんです。
    花博当時に、関東地方の在来植物を中心に沢山植えていたそうです。
    カリガネソウ、スゴイ事になってますね。(^^)
    やっぱ、このカールがイイですね。
    オトコエシって、花のアップって撮った事ないんですが、可愛いい花なんですね。
    ゲンノショウコの二枚目、メッチャ綺麗です。(^^)
    フウロソウの仲間で良く目にするので、これも好きなんです。(^^ゞ
    コメナモミ…初めてです。
    一枚目だけを見て、コセンダングサのような感じやなぁ…と思ってしまいました、(^^ゞ
    2024年10月24日 00:10
  • なおさん

     カリガネソウならいくら繁茂しても無問題でしょうが、借金がかさんでどうしようもなくなってしまうのはコワイですよねえ。
     ナンテンハギ(フタバハギ)は、咲き出した頃と咲き進んだ頃で花色が異なりますね。春の新芽は山菜として利用されますね。

     シロナナホトトギスは実生で育てるのも容易ですね。
    2024年10月24日 03:08
  • すーちん

    おはようございます
    ゲンノショウコと
    アメリカフウロにてますね
    フウロ
    サラダの彩りに使いますー^^
    2024年10月24日 08:11
  • 長さん

    🚩 ミキさん、コメントありがとうございます。
    シロバナホトトギス、刈られてしまったのですか?ご主人の仕業?
    フジバカマ、最近は園芸種の白花をよく見かけますが、萼が赤紫でも自生種とは違うらしいです。本物は自生地でも少なくなったそうです。
    2024年10月24日 09:23
  • 長さん

    🚩 yoppy702さん、コメントありがとうございます。
    鶴見緑地には「むさしの山野草園」がありますか。最近は訪れる人が少ないとか。
    カリガネソウ、昨年はここに生えていなかったのですよ。
    オトコエシ、中々可愛い花でしょう?
    ゲンノショウコは数が減っていますが、しぶとく残っています。
    2024年10月24日 09:28
  • 長さん

    🚩 なおさん、コメントありがとうございます。
    借金しても、カリガネソウの花を持っていったら、チャラにしてくれると良いのですがねー。
    ナンテンハギの花色は青紫から赤紫まで変化があるそうですが、咲き始めの頃とは花色が変化しますか。
    シロバナホトトギス、良く増えそうですね。
    2024年10月24日 09:33
  • 長さん

    🚩 すーちんさん、コメントありがとうございます。珍
    ゲンノショウコとアメリカフウロ、似ていると思われますか。
    アメリカフウロをサラダの彩りにされますか。食べたりしないでしょうね。
    2024年10月24日 09:37