ヘビウリ(蛇瓜)
ウリ科カラスウリ属の一年草。原産は熱帯地方で、特定不能
花期は夏。花径は3~5cm。実の長さは30cm~1m以上になる
東南アジアで食用として広く栽培されている(若い実を食べる)
ヘチマ(糸瓜、天糸瓜)
ウリ科ヘチマ属の一年草
インド原産(諸説あり)。日本には室町時代に中国から渡来。食用、美容水、たわしなどに利用。別名:イトウリ、トウリ
カーリング
ウリ科ユウガオ属
氷上スポーツで知られるカーリングで使うストーンみたいな形
岡部マリ
ウリ科ユウガオ属
球形のヒョウタンです。神奈川県足柄上郡大井町にある工房「夢瓢(ゆめひょう)」で岡部長(おかべ たけし)さんによって作出された品種だそうだ
鶴首瓢箪(つるくびひょうたん)
ウリ科ユウガオ属
首が長いヒョウタン。縦に半裁して、柄杓として利用できる
イボ瓢(いぼひょう)
ウリ科ユウガオ属。 表面にイボがあるヒョウタン
百成瓢箪(ひゃくなりひょうたん)
ウリ科ユウガオ属。 千成瓢箪よりも大きい中型種
千成瓢箪(せんなりひょうたん)
ウリ科ユウガオ属
長さ8cmくらいの小さいヒョウタンが鈴成りにたくさんつく品種だが、上の百成瓢箪より大きく見える。なぜ?
大達磨瓢箪(おおだるまひょうたん)
ウリ科ユウガオ属。 くびれが殆どないだるま形
特大瓢箪(とくだいひょうたん)
ウリ科ユウガオ属
果実は最大で長さ25cm以上になる(1株1果の場合)。日よけ・観賞用のほか、果実を加工して置物やおもちゃにして楽しむ
「ウリとヒョウタン」は以上です。以下は、苑内で見た花や実です。
ゴマ(胡麻)
ゴマ科ゴマ属の一年草。アフリカ大陸原産。インドが栽培ゴマの発祥地
種から、生成する必要が無いほど良質な油が採れる
アワ(粟)
イネ科エノコログサ属の多年草。アジア原産。五穀の一つ
種の大きさでオオアワとコアワに分けられ、日本にはオオアワが多い
キビ(黍)
イネ科キビ属の一年草。栄養価が高く、山間地や痩せ地の畑でも栽培が可能。小実は蛋白質に富み、雑炊や餅、飴などの原料にする
吉備団子は白玉(米)粉が原料
ナタマメ(鉈豆)
マメ科ナタマメ属の蔓性一年草。原産地は熱帯アジアまたはアフリカ
日本へは江戸時代に渡来。別名:刀豆(トウズなど)、帯刀(タテハキ)
実鞘は25~50cmにもなる。福神漬・健康茶・民間薬などに利用される
花はこちら(昨年7月、つくば植物園で)
(シリーズ終了)
次回は、9月7日以降に町内で撮った花などを投稿します。
この記事へのコメント
river
ヒョウタンは普通のものと千成ひょうたんを栽培したことがあります。首を切り落として水に漬け中の種を採りだすのですがなかなかうまくいかずに苦労したことを思い出しました。
ゴマ、アワ、キビは栽培したことがあります。ゴマは食べましたがアワとキビは観賞用と野鳥の餌にしました。
イッシー
食べられるものは基本楽しいです。
もこ
大きなへちまですね。
最近はへちまを植えているお家をあまり見かけません。
センナリヒョウタンで豊臣秀吉を思いでしました。
長さん
藤岡市はヘチマの大産地だったのですか。今では、作っても売れませんよね。
ヒョウタンを水に浸けて中身を取り出すのは大変ですね。長い棒で突いても無理なので、中身だけ腐らせる方法が良さそうです。
胡麻は利用価値がありますが、アワやキビは食用にはなりませんね。
長さん
くらしの植物苑では、昔から身近にあった植物を展示していますが、今では名前はおろか、忘れ去られたものもあるのですね。
長さん
白内障手術、短時間で終了しましたが、後のケアが大変です。
子供の頃、我が家でもヘチマを植えていて、中身をタワシとして使いましたよ。今は、そんなことをするお宅は皆無でしょうね。
千成瓢箪、昔から縁起が良いものとされてきたようですね。
eko
ヘチマは一度だけ栽培したことがあります。ヘチマ水を採って化粧水として使いました。
ヒョウタンも色々ありますね。千成瓢箪は秀吉公の馬印として有名ですね。隣町の養老町にはヒョウタンの加工品がいろいろあります。友人からヒョウタンの置物をもらって今でも飾っています。品種はわかりませんが、50cmほどの大きなヒョウタンです。
ゴマの花はきれいですね。
アワやキビは名前は知っていても実際に見たことはありません。
yoppy702
楽しいといったら失礼かも知れませんが、見ていて、なんかワクワクします。(^^ゞ
ヘビウリの花姿は、いかにもカラスウリ属って感じですね。
「カーリング」で、エッ?!となりました。
ホンマ、カーリングのストーンって感じですね。(^^)
ヒョウタンにも色々とあるんですね。
千成瓢箪は知ってましたが、百成瓢箪ってのもあるんや。
ゴマの花は、先日、長居植物園で見ましたが、普段見慣れてる、あのツブツブのゴマの花が、こんなに大きくて綺麗やったなんて衝撃でした。(^^ゞ
アワにキビ…見た事無いのでワクワクします。(^^ゞ
なおさん
「鬼滅の刃」のアニメでは、肺活量を鍛える呼吸法の特訓に超巨大のヒョウタンに息を吹き込んで破裂させる、というのをやっていましたねえ。
夕菅
私は秋分の日の頃つくば植物園で赤く色づいて垂れ下がったヘビウリを初めて見てびっくり仰天しました。
ナタマメは愛知で育てたことがあります。
お時間があったら覗いてみてください。
https://yuusugenoniwa.blog.ss-blog.jp/2010-09-24-1
佐倉へは愛知からはるばる川村記念美術館へ行ったことがあります。
近く閉館になるとか、もったいないですね。
長さん
写真のヘビウリはまだ短い方で、2m近くでうねっているものをみたことがありますよ。
ヘチマ水、母も一時、化粧水用に採取したことがありましたよ。
養老町は瓢箪の加工品で有名なんですか。父が一時、凝ってニスなんかを塗っていましたよ。
アワやキビ、栽培しているところは少ないでしょうね。
長さん
ヒョウタン類は毎年、ここで展示されるので、お馴染みになりました。
ヘビウリの花は繊細ですよね。カーリング、名付けが面白いです。
ゴマの花、こんなに大写しにしたのは初めてですが、綺麗ですよね。
アワやキビ、久しぶりに見ました。
長さん
このヘビウリはうねっていないから可愛いですが、初めて見たときにはびっくりしましたよ。
いくら肺活量があっても、あの固い瓢箪を破裂させるなんて、アニメの世界だけでしょう。ゴム風船とは訳が違いますよね。
長さん
ヘビウリ、つくば植物園でご覧になりましたか。私も昨年8月22日に花と実を見てきました。
ナタマメのブログ記事、拝見しました。2006年の写真が登場していましたが、その頃からブログをやっていらしてのですか?
その記事にモダマが登場していましたが、2020年の秋、とちぎ花センターで実物のマメを見ましたが、その大きさにビックリでした。
川村記念美術館、近く閉館ですか?新聞販売から招待券をもらって、2009年の9月にいったことがあります。あそこの自然観察路は良かったのですが、あれもなくなってしまうのかな。