今回は、東屋の内部に展示された正木系統の朝顔と出物系統の朝顔を紹介します。
説明は、くらしの植物苑での正木系統の管理番号、銘、葉の特徴、花の特徴の順です。
なお、花の咲いていない個体の紹介は省略しています。
東屋内の展示の様子(一部)
正木系統 1072
松島/鍬形葉 白地/紫時雨絞/咲分/丸咲
正木系統 891
黄/蝉葉 濃茶/石畳咲
正木系統 892
黄/蝉葉 水色/吹掛絞/石畳咲
正木系統 X766.1
青/笹葉 黒鳩/切石畳咲
正木系統 467
青/常葉 紅紫/乱獅子咲
正木系統 X1302.1.8
萌黄/渦/縮緬蜻蛉葉 白/筒紅/台咲
正木系統 829
青/渦/打込/葵葉 紫/車絞/丸咲
正木系統 584 「縮有明」
青/斑入/弱渦葉 桃/縮咲
正木系統 580
青/斑入/蝉葉 淡藤/模様入/縮咲
正木系統 851
青/渦/蜻蛉葉 紅/丸咲
ここからは出物系統です
出物系統 一重出物 Q1605
黄/抱/柳葉 紅/吹雪/撫子/采咲
出物系統 牡丹出物 Q1605
黄/抱/柳葉 紅/吹雪/撫子/采咲/牡丹
管理番号が上と同じなので、両方とも同じ親から誕生した出物と分る
出物系統 一重出物 636
青/渦/柳葉 江戸紫/采咲
出物系統 牡丹出物 1089
黄/縮緬葉 銀鼠/筒白/総鳥甲/吹上/台咲/牡丹
出物系統 牡丹出物 1093
黄/縮緬葉 瑠璃/総鳥甲/吹上/台咲/牡丹
次回は、東屋内部に展示された出物系統の続きを紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
river
正木系統の変化朝顔をも良いですがやはり出物系統の変化朝顔が変化が大きいようです。牡丹咲きが豪華です。
eko
出物系統はそれ以上に変化が大きいですね。牡丹出物が豪華です。
長さん
変化朝顔の記事を書くときは、いつも九州大学のあさがおのHPを参考にしているので、仁田先生のお名前も知っています。
この植物苑の朝顔管理番号にQが付いているのは、九州大学から種をもらった品種です。
まだ、変化朝顔の紹介は少ないですが、今後、更に色々紹介するつもりです。
長さん
正木系統でも色々な変化が固定されているので、種類が多いですよ。
朝顔の投稿を始めたら、閲覧者が多くなったので、今後も色々な変化朝顔を紹介するつもりです。
信徳
ろこ
びっくりするようなお花がいっぱいです。
正木系統は朝顔らしいですが、
それでもえ~~~!ですね。
出物系統はなおさらですね。
牡丹出物は華やかですが、らしくないお花が多いですね。
yoppy702
丹精込めて育ててはるんですね。
正木系統 1072、これは溜息が出ました。
白地に、奥ゆかしさのある紫の細い筋のような絞り…
メッチャ綺麗ですね。(^^)
X1302.1.8は、「でべそ」になるんですか。(^^ゞ
出物系、どれもスゴイですね!
Q1605は、一重出物と牡丹出物があるんですね。
色は似てても、同じ親と思えない姿や。
どちらも、アートやなぁ…
牡丹出物の1089、1093って、葉っぱを見ると、アサガオっていう雰囲気ですけど、もし、花だけやったら、変化朝顔を知らなかったら、何の花か絶対に判らないでしょうね。
いやぁ~素晴らしいです。(^^)
すーちん
891の色合いいいですねー
見掛けない色合い
出物系1089も
見掛けない色合いですねー
長さん
花弁が裂けたり、縮んだり、しわくちゃになったり、八重になったり・・・、朝顔らしからぬ花もあって、変化について行けない人もおられるでしょうね。
次回から、こんな親からこんな変化が出ましたよ、という例を紹介します、
なおさん
長さん
朝顔は一重で丸い花というのが常識ですから、八重や牡丹咲きのようなものを見せられたら、こんなの朝顔じゃないよ、と思う方もおられるでしょうね。
長さん
東屋内の展示は変化朝顔の代表例のようなものが展示されていました。
管理番号別に種をたくさん蒔いて、そこから変化が出るかどうか、更に変化したものが親木になれるかどうかを見極めなければならないので、担当者はかなりの仕事量になると思います。
台咲は花筒部が折れ曲がり、でべそになる確率が高いようです。
台咲や牡丹咲き、葉も変化しているので、初めて見た方は「これが朝顔?」と思われる方が多いでしょう。
長さん
茶系統の花が咲くアサガオは珍しい方ですが、891は焦げ茶色とも見える、珍しい色です。
1089、銀鼠ですね。この色は珍しいです。
長さん
名札を撮って花を撮る、この繰り返しですから、好きじゃ無きゃ途中で嫌になりますよね。撮り終わったら700枚を越えていました。