今回も、前回に続き、屋外で見た花や実などを投稿しています。
ツリガネニンジン(釣鐘人参)
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。日本では、北海道、本州、
四国、九州に、国外では樺太、千島列島に分布。花期は7~11月
キキョウ(桔梗)の実
キキョウ科キキョウ属の多年草。東アジアに広く分布するが、日本では絶滅危惧Ⅱ類 (VU) に指定。花期は6~9月。キキョウの実は初めて見たような気がする
実にたかっているのは、クロウリハムシらしい
コムラサキ(小紫)の実
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木。本州〜沖縄に分布。別名:コシキブ。ムラサキシキブとは別種。花期は6~8月。実は色づき始めたところ
ゴンズイ(権萃)の実
ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木。日本固有種。本州と伊豆諸島に分布
5~6月に淡黄緑色の小さな花を沢山咲かせるが、あまり目立たない
果皮が赤くなったので、やがて、中から黒い種が顔を出す(こちら)
ソナレマツムシソウ(磯馴松虫草)
スイカズラ科マツムシソウ属の多年草。日本固有種。関東地方の海岸に分布。絶滅危惧Ⅱ類 (VU)。花期は7~11月。マツムシソウは越年草だが、ソナレマツムシソウは多年草で、花はマツムシソウより小振り
ウスギハマカンゾウ(薄黄浜萱草)
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草。ハマカンゾウとキスゲの交雑種
花期は6~7月(つくば植物園では8~9月上旬)。1日に1輪ずつ咲く
クルマバッタモドキらしい
ジュズダマ(数珠玉)
イネ科ジュズダマ属の多年草。熱帯アジア原産。ハトムギの原種
稲とともに食用作物として渡来。花期は7~10月
ハコネウツギ(箱根空木)の若い実
スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木。日本各地の海岸近くに自生
別名:ベニウツギ。箱根とつくが、箱根にはわずかしかない
蒴果は約3cmの円筒形で、熟すと裂開する。 花はこちら
尋ね花
花はシソ科のイヌコウジュやヒメジソに似るが、葉に鋸歯が無い
ハマアザミ(浜薊)
キク科アザミ属の多年草。葉が厚く、光沢があるのが特徴
本州(伊豆七島・伊豆半島以西)・四国・九州(北部)に分布
根を食用にすることから、別名ハマゴボウ(浜牛蒡)とも呼ばれる
花期は7~12月。花径は3cm位
次回も、つくば植物園の屋外で見た花や実などを投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
環境の悪化から地球温度の上昇が懸念されます。植物には自己防衛本能を持ち合わせていると思いますが比べると人間の弱さが目立ちます。東京は凄い雨でしたがこちらは全然降りません。
river
キキョウは昔は里山でもいくらでも見られたのですが最近は山でも自生が少なくなってきました。
ゴンズイは海にいるナマズに似た魚と同じ名前ですね。木も魚も人間にはあまり役に立たないとか・・。
ジュズダマは実が固くなるので女の子がお手玉の中身に使っていました。ハトムギは実が固くなりません。ハトムギ茶にしようと作ったことがありますが結局飲まずに捨てました。
長さん
屋外の展示は、例えば、低木林、常緑広葉樹林、山地草原(高地性や低地性)、砂礫地(山地性や海岸性)、岩礫地(山地性や海岸性)といった区画に分かれており、草花もそれに合せて植え込まれています。
平均気温の上昇に弱い草花、逆に強い草花があるようですが、人間も環境変化に弱い人もいますね。
今日の南関東は局地的に雨が降る方予報で、取材を延期しましたが、結局、降りませんでした。
長さん
この植物園は、山地性、海岸性、広葉樹林や針葉樹林といった区画があり、草花もそれに合せて植え込まれています。山や海が近くにない我々にはありがたい存在です。
ゴンズイは材木として役に立たないので、魚のゴンズイになぞらえた名前ですね。でも、赤い果皮から黒い実が覗く頃が綺麗なんですよ。
ジュズタマは子供の頃、空き地に生えていて、母親が妹のためにお手玉を作っていました。
なおさん
ハマカンゾウもユウスゲも見たことがありますが、海のものと山のものが交わるような機会もあるものなのですね。
イッシー
虫さんはあまりよく良くは見ないので、
クロウリハムシは初めて見ます。
長さん
ツリガネニンジンは7月から咲いていますが、花期が長いから秋になっても咲き続けますね。
キキョウは街中でも見かけるので、自生種は絶滅危惧種になっているとは知らない人が多いでしょうね。
この植物園には海岸性砂礫地という区画があり、植えられている植物も区別されています。
長さん
新しいカメラ(CANON R10)はピントが合わせやすいです。
私も、クロウリハムシというのに初めて出会いましたよ。
eko
コムラサキ、ゴンズイ、ジュズダマ、ハコネウツギと若い実もできましたね。
ろこ
よくお手玉に入れてつくりました。
好きでよく遊びました。
クルマバッタモドキ、、、
このような姿の虫がいるんですね。
面白いです。
クロウリハムシは見たことがあるような気もするのですが・・・
yoppy702
キキョウって、もう、実が出来てるんですね。
お隣の鉢を覗いてみよっと。(^^ゞ
コムラサキの実、こないだ、長居植物園で見ました。
これと同じような色でした。
ゴンズイの実って、こんなんなんですね。
…梅干しの種を想像してしまいました。(^^ゞ
ソナレマツムシソウ…知りませんでした。
花弁がマツムシソウとは、ちょっと違うんですね。
クルマバッタモドキって初めて見ました。
このコの顔…まるで、人面バッタですね。(^^ゞ
すーちん
この所温度はさがってきましたがー
蒸しますー
数珠玉
この頃見掛けませんねー
夕菅
私にとっては強敵、いつもキレンゲショウマが大被害に遭うのです。
https://yuusuget-tsukuba.hatenadiary.com/entry/2021/09/19/114844
今年は暑かったからか、発生は少なかったようです。
長さん
ツリガネニンジンは7月から咲き始めたので、花茎がかなり伸びて、段々に花が付いていました。
キキョウの自生種は絶滅危惧種に指定されています。よく見かけますが、流通している殆どが園芸種なんですね。
クロウリハムシ、画像認識アプリで何とか名前が分りました。
長さん
ジュズダマ、私が子供の頃は空き地なんかに生えていて、妹も母にお手玉の袋を作ってもらって、よく遊んでいましたよ。
クルマバッタモドキ、クロウリハムシ、共に初めて名前を知りました。
長さん
この植物園は敷地が広いので、あちこち探し回ると夏でも色々な花や実が見つかります。
キキョウは秋の七草ですが、咲き出すのは初夏なので、もう実が出来てもおかしくないですね。でも、実は初めて見ましたよ。
コムラサキの実、街中で見たのものはもっと色づいていましたよ。
ゴンズイの実の形、梅の種に似ていますね。
ソナレマツムシソウ、まだ外周のみが咲始めたところなので、普通のマツムシソウとイメージが違うかも知れません。
クルマバッタモドキ、遠さ間バッタとはちょっと違うようなので調べて見ました。
長さん
朝夕の気温は確かに下がってきましたね。今日は曇りかと思ったら、日中は暑くなりましたね。
ジュズダマ、見かけませんよね。私のウォーキング範囲で2軒、あったのですが、1軒だけになってしまいました。
長さん
クロウリハムシ、初めて知りました。キレンゲショウマが大被害を受けたのですか。葉だけではなく、つぼみも食べるのですか。怪しからん奴だな(笑)。
ろこ
お許しください。
ハマカンゾウ・カノコユリ
この猛暑の中でも美しく咲いているんですね。
サワギキョウは色が抜群ですね。
鮮やかです。
湧水河川の水草は実に涼し気ですね。
歩きたくなります。
長さん
カノコユリは最期の2輪のようでしたが、ハマカンゾウは関東以西に分布するだけに、暑さには強いようです。
サワギキョウも、既に残り花でした。
水草展、子供たちがたくさん来ていました。雨が降らなければ見る時間があったのですが・・・。