今回は、絶滅危惧植物温室を出て、植物園の最奥部で咲いているレンゲショウマを見に行きます。
池の東側からつくばね橋を望む(白い服の女性がたたずんでいた)
絶滅危惧植物温室から15分弱で、レンゲショウマが咲く場所に到着しました
レンゲショウマ(蓮華升麻)
キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草。花期は7月~8月。花径3~4cm
日本特産で、1属1種。本州(東北~近畿地方)の太平洋側の深山に分布
勿論、植えられたものですが、年々株数が増えているようです
まだ、花数は20輪程度でしたが、たくさんのつぼみが残っています
雨のしずくがまだ残っていました
目的のレンゲショウマが撮れたので、園内の花や実を探しながら戻ります
クサギ(臭木)
シソ科クサギ属の落葉小高木。日本(北海道から九州、琉球列島まで)と台湾、中国に分布。花期は7月下旬〜9月。花は明確な雄性先熟
①は、開花初日の花(雄しべは元気があるが、雌しべは垂れている)
②は、開花2日目の花(雌しべはピンと伸び、雄しべは萎れて下向き)
ウワミズザクラ(上溝桜)の実
バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木。北海道石狩平野以南〜九州に分布
日本固有種。花期は4~6月。今年4月に撮った花はこちら
実の色は、黄色から緑、赤、更に黒く熟す
カワラノギク(河原野菊)
キク科シオン属の越年草。関東地方と静岡県東部に分布
絶滅危惧II類(VU)。花径は3~4cm。花期は9~11月
タケニグサ(竹似草)の実
ケシ科タケニグサ属の多年草。日本および東アジア一帯に分布
名の由来は、茎が中空で竹に似るとの説と、竹と一緒に煮ると竹が柔らかく
なるからとの説がある。別名:チャンバギク(占城菊)、ウジゴロシ
ワレモコウ(吾亦紅)
バラ科ワレモコウ属の多年草。日本では、北海道から九州に分布
花期は7~10月
オミナエシ(女郎花)
オミナエシ科オミナエシ属 の多年草。秋の七草の一つ。花期は6~10月
別名:チメグサ(血目草)、粟花、思い草、敗醤(はいしょう)
シモツケ(下野)
バラ科シモツケ属の落葉低木。原産は日本~東アジア
花期は6~8月。別名:キシモツケ(木下野)
次回も、つくば植物園の屋外で見た花や実などを投稿します。
(つづく)
返信が遅れることがあります。
この記事へのコメント
信徳
暫くのご無沙汰でした。
お目当てのレンゲショウマが撮れて良かったですね、どこでもレンゲショウマは人気が有ります。
ウワミズザクラの黒い実は焼酎、塩漬けにして食する習慣が魚沼に有りました。
river
もこ
イッシー
ウワミズザクラのみのカラフルさに惹かれます。
行った甲斐がありましたね。
長さん
今回はレンゲショウマの花を撮るのが一番の目的でしたから、咲いていてくれて良かったです。
ウワミズザクラの焼酎漬けや塩漬けですか、美味しそう。
長さん
レンゲショウマなど、本当は自生のものを撮りたいのですが、我が家からは遠いです。ここに行けばブログネタが稼げますからね。
お宅のレンゲショウマ、全部の株が花を咲かせるわけでは無いのですね。まだ若い株もあるのでしょうか。
長さん
レンゲショウマの花、好きなんですよ。ガソリン代や高速道露料金を払っても見に行きたいです。
長さん
想定外の雨で時間をかなりロスしましたが、レンゲショウマなどの水滴写真が撮れたので、良しとしましょう。
ウワミズザクラ、今の時期、実がカラフルなので、写真になりますね。
なおさん
クサギは葉は独特な香りですが、花は甘く良い香りですね。ウワミズザクラの実を生で囓ったことがありますが、イヌザクラのように渋くないので良いですね。果実酒も美味しいです。
カワラノギクは以前種子を頂いて育てたことがあります。薄紫で葉が細く、かなり秋も深まってから咲きました。ユウガギクはかなり早くから咲いて来ますね。
ワレモコウやオミナエシも咲いて、晩夏というか初秋という雰囲気も漂ってきましたねえ。
eko
クサギも咲いていますね。カラフルな実も楽しみです。
ウワズミザクラの実も黄、赤、黒と混じってカラフルですね。花は見ていますが、実は初めて見ました。
夕菅
でも今年はやはり元気がなさそう。葉が少ないのが気になります。
ここまで上がれなくなるだろうと庭に植えましたが、今年も蕾が膨らんだものの暑さで開花せず終わりそうで残念です。
ウワズミザクラの実、きれいに撮れましたね!
yoppy702
「白い服の女性がたたずんでいた」…イイですね。(^^)
目的のレンゲショウマ、綺麗に咲いてますね。
蕾も一杯や!(^^)
雫が付いてるのは綺麗ですね。
それに、下から恥ずかし気に顔を覗かせてるのが可愛いいです。(^^)
クサギの①と②、そんな差があるんですね。
全然、知りませんでした。
機会があれば観察してみます。
ウワミズザクラの実、カラフルで可愛いい。
このままで保存出来たら素敵な飾り物になりますね。(^^ゞ
ワレモコウ、オミナエシと聞くと、どうしても秋を思い浮かべてしまいます。
まだまだ暑いですが、そろそろ秋の微かな気配がやってくるかもしれませんね。
すーちん
レンゲショウマ
丁度見頃に
出合うの難しいです^^
ウワズミ桜の実
カラフルで良いですね
長さん
レンゲショウマの植栽地は林の中の空間といった場所です。時刻は12時40分頃で曇りとは言え、太陽が真上に来た時間帯です。人工の細い流れがありますが、レンゲショウマにはちょっと明るすぎるでしょうね。ひと頃より葉が少ないように感じられました。
クサギの花の香りは、名前のように悪いものではないですね。
ウワミズザクラの実、ここでは落ちた物でも拾ったり食べたり出来ません。コメントをいただいた信徳さんの出身地では焼酎漬けや塩漬けにして食したそうです。
長さん
レンゲショウマ、昨年は7月中旬に咲き始めましたが、今年は一月ほど遅いようです。温暖化の影響があるのかもしれません。
ウワミズザクラの実、今頃はカラフルです。クサギの実も藍色に変わるまで濃淡が混じる時期がありますね。
長さん
レンゲショウマ、今年は暑かったので、開花期が後ろにずれたようです。葉が少ないのも暑さのせいかも。
お宅の連手ショウマも暑さの影響で、つぼみの儘で終りそうですか。
ウワミズザクラの実、黒く熟す前に色が変わるから、今の時期はカラフルです。
長さん
この植物園は樹木の種類も多いので、草花はその間の空間に植栽してある徳用な感じなんです。
レンゲショウマ、暑さのせいで開花が遅れましたが、何とか写真が撮れました。しかし、開花せずにつぼみのまま枯れそうな感じがします。
クサギの花は1日違いで雄性期と雌性期があります。
ウワミズザクラの実、熟し方に差があるので、こんな状態になるのです。落下する実も多いですが・・・。
秋の七草も夏から咲いているものが多いですよね。
長さん
レンゲショウマ、今年は温暖化の影響で、昨年から比べると1ヶ月ほど遅い開花でした。つぼみのままで咲かないという報告も聞かれます。
ウワミズザクラの実、完全に熟すまでの時間に個体差があるようで、今頃はこんなにカラフルなんです。