今回は、高山植物園の中間辺りにあるロックガーデンからゴンドラ山頂駅に下りながら見た花などを投稿します。
手前はコマクサのエリアですが、12万株あるという割には花は写っていません。その先は、「白馬連峰高山植物生態園」と言うエリアで、右奥の小高いところは、白馬五竜岳の山頂に例えたところ。
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)
マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。マツムシソウの高山型変種。別名:ミヤママツムシソウ(深山松虫草)
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)
シソ科イブキジャコウソウ属の小低木。朝鮮、中国、ヒマラヤに分布し、日本では、北海道、本州、九州に分布し、海岸から高山帯までの日当たりの良い岩地に生育。伊吹山に多い。高山植物の中では、ハーブに近い種類。別名:イワジャコウソウ、ナンマンジャコウソウ
エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
アジサイ科アジサイ属の落葉低木。北海道、本州(京都府以北の日本海側の多雪地帯)などに分布し、深山の沢沿い、薄暗いやや湿った場所に自生。ヤマアジサイの変種、別名:ムツアジサイ
オヤマソバ(御山蕎麦) 初見です
タデ科オンタデ属の多年草。日本固有種。北海道、本州(中部地方以北)に分布する高山植物。御山とは、石川県の白山を指す
フジバカマ(藤袴)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。本州・四国・九州、朝鮮、中国に分布
コウゾリナ(剃刀菜・顔剃菜)
キク科コウゾリナ属の越年性一年草。北海道から九州の山野に生える。全体に剛毛があり、その手触りをカミソリにたとえ、剃刀菜と呼んでいたものがコウゾリナになまったという
シモツケソウ(下野草)
バラ科シモツケソウ属の多年草。日本固有種で、関東以西、四国、九州に分布
このシモツケソウも、ペアリフトの終点近くで見たものと同様、花色が淡い
チングルマ(稚児車)の綿毛
バラ科チングルマ属の落葉小低木。本州の中部地方以北、北海道に分布。別名:イワグルマ。ここでは6月頃の花。花はこちら
コマクサとチシマギキョウのコラボ
イワベンケイ(岩弁慶)の実
ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。別名:ナガバノイワベンケイ、イワキリンソウ。日本では本州中部地方の山々に分布。最終氷期に南下したものが生き残ったと考えられている。これからもっと赤くなる。
タカネツメクサ(高嶺爪草)
ナデシコ科タカネツメクサ属の多年草。本州中部地方と飯豊山に分布し、高山帯の砂礫地に生育する。
下ってきた植物園を振り返ったところ
中央やや左の山の辺りがペアリフトの終点。 見るからに花が少ないですね
次回もロックガーデンで見た花などを投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
river
今日は榛名山の沼の原と相馬山を歩いてきました。ほとんど自然な状態でやや花の数は少なかったですが50種ほどの山野草を見つけるのは容易いことです。後日報告の予定です。
イッシー
清々しい空気を吸いに行きたいですね~。
今日も暑かったです。暑いのはもうたくさんですよ~。。
長さん
私も、6年前の経験から、花が多いと期待して行ったのですが、温暖化の影響で開花が次第に早まってしまい、今頃は花が少なくなってしまったそうです。これは、毎年何度も登ってくると言うご夫妻の証言です。
榛名山に登ってこられましたか。50種類も山野草が見つかって良かったですね。榛名山は温暖化の影響は受けていないのでしょうか。
長さん
高山植物の場合、気象(地球温暖化の影響)の関係を強く受けているようです。何せ、毎年雪の下になるスキー場ですから、毎年の手入れも大変でしょうね。
お彼岸までまだ1ヶ月以上もありますねー。
yoppy702
今は、自生に近くなってるかもしれませんが、それでも管理は必要ですもんね。
イブキジャコウソウは、伊吹山のお花畑で見ました。
この個体も綺麗ですね。
オヤマソバって初めてです。
アップを見るとタデ科って雰囲気ですね。
御山って白山の事なんですね。
チングルマの花後、名前の由来の姿ですね。
山で、チングルマの花後の集団が太陽の光でキラキラ輝いて、とっても綺麗やったのを思い出しました。(^^)
ミキ
凄いですね。素晴らしいの一言です。
遠出が出来ることはいいですね、羨ましいです。
ロックガーデンのオヤマソバ、とても可愛い花ですね。
チングルマの花のアップ、びっくりです。
こんな花なのですね。群生を遠目に眺めていますから、
こんな素敵な花とは、驚きです。
コマクサは遅かったのでしょうか、ちょっと残念です。(^^♪
信徳
すーちん
コマクサ
12万株、咲いたら
見事でしょうねー
園芸種でしょうか
夕菅
今年6月に行った花友達は2日共大雨、ずぶ濡れになりながらもトレッキングに参加しても殆ど見えなかったそうです。
私も昔乗鞍では深い霧で目の前のコマクサさえ見えないほどでした。
晴天でこれだけ見えたらよしとしましょう。
長さん
広いからかかりイノの作業も大変でしょうね。この日は、5~6人の方が作業されていました。
イブキジャコウソウ、伊吹山でご覧になりましたか。9年前の7月にバスツアーで登ったのですが、見当りませんでした。
オヤマソバ、初めて知りましたよ。
チングルマ、植物園以外で花を見たのは7年前の栂池自然園だったかな。
長さん
ここは花の多い頃の7月初旬に2回行っているので、今回は花が少なくて残念でした。
この植物園見学を含むバスツアーがあると思いますよ。
チングルマの花は、箱根湿性花園の春の山野草展で撮ったものです。
コマクサ、12万株だそうで、数はそれなりに多いですが、もう残り花という感じでした。
長さん
イブキジャコウソウ、花期は7月ですが、残り花の様相を呈していました。写真の左側に枯れた花が写っています。
コマクサ、12万株もあるそうなので、それなりに咲いていましたが、温暖化の影響で早く咲き出しているそうです。
今度行くとしたら、6月下旬頃が良さそうです。
天気予報を見てホテルを予約したのですが、今回の3日目は雨で、想定外でしたよ。池の平湿原の花は、予定した日の2日後に行かれたイッシーさんのブログで楽しませてもらうことにしました。
長さん
コマクサが12万株という触れ込みですが、最初は人為的に植えたものです。それが増えてきたと言うことですかね。園芸種と言うより、栽培種と言った方が正確かも。
長さん
お友達が6月に行かれて、雨だったとはお気の毒に。今年は梅雨が長引きましたからね。
ここは温暖化の影響で、年々、高山植物の開花が早まっているとのことです。ですから、以前7月初旬に行った頃と比べると、花の種類も数も少なかったです。でも、少ないとはいえ、コマクサはしっかり見る事が出来ましたし、当時咲いていなかったシモツケソウの大群落が見られたので、良しとしましょう。
なおさん
イブキジャコウソウを初めて見たのは、高校生のワンゲル部で八ヶ岳の縦走をしたときでした。懐かしいですねえ。
長さん
チシマギキョウ、6年前はもっと咲いていたのですが、今回、写っていたのはこれ1枚でした。
イブキジャコウソウ、高校生の頃に出会っていたのですね。葉の顔入りについては、この植物園のHPにも「まず葉っぱをさわってみてください。においをかぐと、良いにおいがしませんか?」と書いてありましたよ。