今回は、エスカルプラザ前の山麓”とおみ駅”からテレキャビン(8人乗りゴンドラ)に乗って「ゴンドラ山頂エリア」に向かいます。全長約2,000m、高低差約700mを約8分。標高が1,515mのアルプス平駅を降りれば、そこには雄大な北アルプスが間近に迫ります。
白馬五竜高山植物園の沿革
テレキャビンはガラガラで、係員は手持ちぶさた
テレキャビンの駅方向を振り返る
テレキャビンのアルプス平駅に着く直前に撮った高山植物園
白馬五竜高山植物園に案内図です
先ずは、ゴンドラの駅近くのロックガーデンでアルプスの花を撮りました
エーデルワイス
キク科ウスユキソウ属の多年草。アルプスを代表する高山植物。
スイス三名花の一つで、スイスの国花
プリムラ・ビアリー
サクラソウ科サクラソウ属の多年草。中国南西部原産
和名はホザキサクラソウ。‘天使のろうそく’とも呼ばれる
キンロバイ(金露梅)
バラ科キンロバイ属の落葉小低木、日本では、北海道、本州、
四国の亜高山帯から高山帯に分布。絶滅危惧II類(VU)
ギンロバイ(銀露梅)
バラ科キジムシロ属の落葉小低木。埼玉県赤沢岳、南アルプス、大台ヶ原、
徳島県剣山、高知県立石山に分布。キンロバイの白花変種。別名:ハクロバイ
ハナチダケサシ(花乳茸刺)
ユキノシタ科チダケサシ属。アカショウマの変種
本州中部の高原の草地や林縁に分布
ニッコウキスゲ(日光黄菅)
ススキノキ科ワスレグサ属の多年草
パパベル・カンブリクム(=メコノプシス・カンブリカ)
ケシ科ケシ属(←メコノプシス属、DNA分析による変更)
メコノプシスの中では、唯一、ヨーロッパに分布
メコノプシス・ペトニキフォリア
チベットからミャンマー北部をへて中国南西部まで分布するヒマラヤの青いケシの仲間。本来はパパベル属とすべき所、メコノプシスの名が有名になりすぎたので、例外的にメコノプシスとしているとのこと
ヤナギラン(柳蘭)
アカバナ科ヤナギラン属の多年草。本州中部地方以北と北海道に分布
シモツケソウ(下野草)
バラ科シモツケソウ属の多年草。日本固有種で、関東以西、四国、九州に分布
クガイソウ(九蓋草、九階草)
オオバコ科クガイソウ属の多年草。日本の本州に広く分布し、
山地や高原の日当たりの良い草地に生育する
ノハナショウブ(野花菖蒲)
アヤメ科アヤメ属の多年草
次回はリフトに乗って更に上に向かいます。
(つづく)
この記事へのコメント
river
エーデルワイスは種が売られているので以前栽培したことがありますがやはり暑さには弱いです。
信徳
yasuhiko
高山植物がいっぱいでいいですね。
見てるだけで、気持ちが爽やかになりました。
去年、小石川植物園の冷温室を訪ねた時、
この高山植物園から贈られたものと書いてある
説明板を見たような気がするんですが、
二つの植物園は関係が深いみたいですね。
イッシー
若いころには五竜や八方はパラグライダーで飛んだことがありますが、あのあたりのダイナミックな山容には、驚いたことがあります。来年あたり行こうかな~。(覚えてたらww)
長さん
今回は2種類のメコノプシスが登場しましたが、後日、別の場所で咲いていたメコノプシス・グランディスが登場します。他にも品種があるはずですが、やはり温暖化の影響で咲き終わってしまったようです。
長さん
2018年にそんなコメントを残していましたか。あのころからは考えられないような温暖化の進行で、ヤナギランやカライトソウは見る事が出来ましたが、咲き終わってしまった品種が沢山ありましたよ。もし今後いらっしゃるなら、6月下旬頃が良さそうです。
長さん
今回紹介した辺りは花が色々咲いていましたが、標高が高い辺りは咲き終わってしまった花が多いようでした。
小石川植物園には、この高山植物園から贈られた品種がありましたか。この植物園では、2018年に植物研究の大学合同セミナーが開催されたことがあり、東大からは小石川植物園の園長の塚谷教授が参加された事があるとか。そんな縁が発展したのかもね。
長さん
パラグラーダーで飛んだことがあるのですか。スポーツも得意だったんですね。
ご承知でしょうが、ここにはパラグライダーの学校があり、この日もパラグライダーが飛んでいましたよ。
eko
アルプスの花といえばエーデルワイスですね。
青いケシも素敵ですね。ヤナギランも良いですね。
シモツケソウ、クガイソウは伊吹山で見られますが、この猛暑、木陰のない伊吹山へは行く気になれません。
yoppy702
案内図を見てビックリ!
コマクサが五万株!\(◎o◎)/
白馬岳や乗鞍岳で、沢山のコマクサを見て感動しましたが、これと比べたらシュン太郎です。(^^ゞ
ゴンドラ駅近くのロックガーデン、高山植物花盛りですね。(^^)
植栽をされてるようなので、日本だけでなく、世界の花々が楽しめるんですね。
それも、開花調整でなく、自然に咲かせてるから、それが素晴らしいですね。
ヒマラヤの青いケシって、本来はパパベル属なんですね。
この花、大~好きです。(^^)
クガイソウ、ノハナショウブ…とっても楽しめる所ですね。
あっ、ボクが好きなだけですけど。(^^ゞ
長さん
確かに涼しかったですね。Tシャツしか持って聴かなかったので、、ここの帰りに半袖シャツを買ったほどでした。
ここのウリはヒマラヤの青いケシなんです。後日、もう一種類登場します。
伊吹山は1,400m近くあります田、確かに木陰がないですね。
長さん
この辺りのスキー場は5月初旬まで滑れるので、かなり利用者が多いでしょう。
2万株あると言われるコマクサ、今年も温暖化の影響で花が少ないようです。ゴンドラ山頂エリアも同様で、外国産植物も以前より少なかったです。
メコノプシスの属が変更になったのは、ここで初めて知りました。
ゴンドラ山頂エリアからリフト乗り場までの花は前回と同様、良く咲いていました。
夕菅
今年は暑くてもうピークを過ぎていたよう、残念でしたね。
愛知にいる時、六甲高山植物園で見ましたがまたどんどん増やしてているようです。
やはり ベトニキフォリア の青色が好きです。
長さん
過去2回はこの地点はヒマラヤの青いケシ以外にも外国産の花が沢山咲いていたのですが、やはり温暖化の影響で、開花が早まったようです。
別の場所で、メコノプシス・ホリドゥラが増えているのですが、今回は数輪でした。