井頭公園の高山植物館にて_2024年7月(13) セイヨウオダマキ、アポイギキョウ、マルバフジバカマ、ヒエラキウム、ゼラニウム・ノドサム、ピングイキュラ & オオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラ

 7月6日、栃木県井頭公園(いがしらこうえん)の「花ちょう遊館」に行ってきました。1年ぶり、7回目です。目的は「高山植物館」で高山植物の色々を撮影するためで、今回はその報告の13回目です。今回も海外産の植物が殆どです。

アクイレギア・カエルレア ‘マキシー・イエロー・スター’
キンポウゲ科オダマキ属の多年草。北米原産のハイブリッド種
和名はセイヨウオダマキ(西洋苧環)
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キキョウ(アポイギキョウ)
キキョウ科キキョウ属の多年草。北海道。本州、四国、九州に分布し、白花や八重咲きなどの園芸種がある。アポイギキョウは矮性種の俗称
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ユーパトリウム・アロマティカム
キク科アゲラティナ属(←ヒヨドリバナ属)の多年草。花期は7~10月。北アメリカの東・中部の岩石の多い森や茂みなどの生える。ひとつの頭花に筒状花が14個以上もあるのが特徴。和名はマルバフジバカマ(丸葉藤袴)
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ヒエラキウム・ムロルム
キク科ヤナギタンポポ属の常緑多年草。原産はヨーロッパの温帯地域
花期は5~10月。
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ゼラニウム・ノドサム  初見です
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。ヨーロッパのアルプス山脈、ジュラ山脈、ピレネー山脈に分布。花径2.5cm。花期は6~8月
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ピングイキュラ・モラレンシス   初見です
タヌキモ科ムシトリスミレ属の多年草。メキシコの雲霧帯に分布
開花期は不定期(春)。
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クレマチス・ユンナエンシスの綿毛(=アンスンエンシス)
中国原産の小型の常緑クレマチス。冬咲き。花はこちら
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 2024年7月8日撮影。

 今回は6種類、投稿済と併せて、累計97種類を紹介しました。
(シリーズ終了)

開花コントロールについて(館内の説明板より)
 この高山植物館では、冬でも高山植物を楽しむことが出来ます。
 高山植物が開花するには、冬の厳しい低温の季節、開花時に光や暖かさが不可欠であることが分っています。そこで、休眠庫や人工気象室を用いて人工的に夏と冬を逆にして植物の季節を変えることにより、冬でも高山植物を咲かせることが出来ます。

開花コントロールのしくみ(1月頃に花を咲かせる場合)
 2月頃、鉢を休眠庫(-2℃)に入れ、10ヵ月くらい休眠させる ⇒ 人工気象室に入れる(10~15日位) ⇒ 栽培棟・加温室に入れる(10~40日位) ⇒ 開花(翌年の1月頃)

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 ここからは、花ちょう遊館の熱帯生態館で見た蝶です。

オオゴマダラ(大胡麻斑)
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科マダラチョウ亜科。日本では喜界島、与論島以南の南西諸島に分布。前翅長7cm前後、開長は13cmに及び、日本のチョウとしては最大級。吸蜜しているのはサンダンカの花
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リュウキュウアサギマダラ(琉球浅葱斑)
チョウ目タテハチョウ科リュウキュウアサギマダラ属
日本では南西諸島に生息する。移動性はない
アサギマダラ属のアサギマダラとは別属。アサギマダラは後翅の半分が茶色
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 高山植物館との温度差が大きく、どっと汗が噴き出したので、早々に退散。

 2024年7月17日撮影。

 旅行中につき、コメント欄を閉じています。帰宅後、お伺いしますが、コメントはご容赦願います。