今回は温室6(ラン室)で見た花などを投稿します。当初はランの展示専用だったらしいですが、現在はラン以外も多く展示されています。
オオバナカリッサ 初見です
キョウチクトウ科カリッサ属の常緑中低木。アフリカ中南部原産。別名:ナタールプラム、マクロカルパ。花径5cmほどで、芳香がある。果実は球形で3~4cm、熟すると赤くなり、酸味があり生食される。「オオバナ」は、基本種のカリッサ・カランダム(花径2cm)より大きいことからか
ホヤ・ベラ 初見です
キョウチクトウ科ホヤ属の熱帯性つる性常緑低木。ヒマラヤ~ミャンマー原産。別名:サクララン。花期は5~9月。花径は2cm。ピンぼけ
デイノスティグマ・タミアナ 初見です
イワタバコ科デイノスティグマ属の多年草。原産はベトナムと中国南部。花径は1.5cm。京都府立植物園より種子を譲り受け、2023年4月20日に播種したものだそうです
スミシアンサ・ゼブリナ 初見です
イワタバコ科スミシアンサ属の多年草。メキシコ、グアテラマに分布
これも、京都府立植物園より種子を譲り受けたとのこと
シマゴショウ(島胡椒)の実
コショウ科サダソウ属の常緑多年草。小笠原諸島固有種。絶滅危惧IA類(VU)
サダソウに似るが、茎と葉が無毛であることと、葉形が異なることで区別
穂状花序に、淡緑色の小さな花を多数つける。花期は4~8月
ツルラン(鶴蘭)
ラン科エビネ属の常緑多年草。東南アジア~九州南部以南に分布
絶滅危惧Ⅱ類(VU)。別名:ナツエビネ。大きな葉の間から花茎が伸びる
「大」の字型の唇弁には赤か黄色の突起があり、これを丹頂鶴の頭頂に
見立てたことが花名の由来。バックが明るすぎて、上手く撮れない
デンドロビウム・フラビフローラム
Den. flaviflorum 中国南部、台湾、タイなどに自生する
ノビル系の原種。別名:台湾黄花セッコク
バルボフィラム・レピダム
Bulb. lepidum マレーシア・インドネシア原産の原種ラン
デンドロビウム・クリソトキサム
Den. chrysotoxum Lindi. タイに分布する原種
コチョウラン(品種名不明)
シリーズ終了。長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。
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ここからは、7月8日に、松戸市総合医療センターの近くで撮った街の花です。
ルドベキア・タカオ
キク科オオハンゴンソウ属の多年草
ハナアロエ(花アロエ)
ススキノキ科ブルビネ属の多年草。南アフリカ原産
別名:ブルビネ・フルテスケンス。一日花だが、花期は4~11月と長い
ハニーサックル ‘ゴールドフレーム’
スイカズラ科スイカズラ属の半落葉蔓性低木。北米東南部原産のツキ
ヌキニンドウ、日本原産のスイカズラ、欧州原産のニオイニンドウを
交配させた園芸種。花期は5~10月で、スイカズラより長い
この記事へのコメント
信徳
もこ
ツルランは花の中から小さな妖精が飛び出してくるよう。
river
ルドベキアはワイルドフラワーで我が家では雑草化しました。毎年たくさん生えてきます。
スイカズラはもう花が終わりましたがハニーサックル ‘ゴールドフレーム’は花期が長いですね。
yasuhiko
いうのも珍しいですね。ここの植物園温室は、
あくまで東大の研究施設ですから、
珍しい植物を幅広く集めてるんでしょう。
町で見かけた花、ハナアロエが可愛いですね。
長さん
この植物園は収集している品種が多いので、世界各地から集めているのアもしれませんが、公開スペースだけでは全部が展示出来ませんね。
お宅のサクララン、つるも伸びて、葉の色も良いように思いますがねー。直射日光は嫌うそうですが・・・。
ドンペラという植物はないと思いますが・・・。もしかして、ドンベア?
長さん
この植物園は東京大学附属施設なので、研究目的でも多くの植物が集められているようです。
ツルランは唇弁が5裂しているので、花の中に花がさいているようにも見えますね。
長さん
この温室は、圃場の温室で花がさいたものを定期的に入れ替えてるようです。だから、初めて見る植物が多いのかもしれません。鉢植えだから移動が楽ですね。
ルドベキアはどの品種も良く増えますよね。
ハナアロエもハニーサックルも花期が長いですね。
長さん
収集している品種数が多いので、公開温室と圃場の温室と両方で育てているようです。全部鉢植えなのは、移動しやすいので、圃場で花がさいたものを公開温室のものと入れ替えているようです。
ハナアロエはオレンジの花弁と黄色いしべの色合いが良く、可愛いですね。
イッシー
行った甲斐があったことでしょうね。
最後のハニーサックルも綺麗ですね。
長さん
今回の温室は居間までに行ったことがない6月だったせいか、初めて見る植物が多く、まさに「当り」でしたよ。
ハニーサックルは花期が長いのが良いです。
なおさん
ツルランは改築前の新宿御苑の温室で見たことがあります。ツルランやリュウキュウエビネの自生のさまも見たいですよねえ。
ルドベキアは夏花壇でも主役のような元気さですよね。
eko
ルドベキア・タカオはどこでもよく見る花です。ハナアロエとハニーサックル ‘ゴールドフレーム’は可愛いですね。
yoppy702
オオバナカリッサの花はキョウチクトウ科って感じですが、葉っぱに赤色が入るんですね。
ホヤ・ベラは、前記事のホヤの仲間とは、かなり雰囲気が違うんや。
それだけ種類が多いんですね。
デイノスティグマ・タミアナ…イワタバコ科って可愛いい花が沢山ありますね。
ナツエビネは見た事がありますが、この植物をツルランって言うんですね。
「丹頂鶴の頭頂」…ナルホド。(^^)
ルドベキア、一輪でも見ごたえがありますけど、沢山咲いてると綺麗ですね。
長さん
全て鉢植えで、グレーチングの台か床置きなので、普通の温室とは雰囲気が全く違います。鉢植えだと植物の入れ替えが簡単なので、それが、初見の植物が多い原因かと・・・。
本当は自生の状態で見るのが一番ですが、時間もお金も掛かるし、時期の問題もありますからね。
ルドベキアは丈夫で多花性なので、重宝しますね。
長さん
恐らく、花が咲いた植物を圃場の温室から持ってきて、入れ替えているのでは無いかと思います。それが、初見が多い理由かも。
ツルラン、綺麗ですが、写真は失敗しました。
バルボフィラム・レピダムは蘭展でも見かけますよ。
ルドベキアやハナアロエ、ハニーサックルは同じお宅です。草花がお好きなようです。
長さん
ここで収集している品種数はかなり多いと見えて、圃場から頻繁に入れ替えているようです。温室は4回目の見学ですが、行く度に初見の植物に出会いますから。
オオバナカリッサ、ネットの図鑑では常緑で赤斑のものは見られません。写真の個体は葉が痛んでいるようです。
ホヤ属も品種が多いから個性の強いものがありますね。
イワタバコ科の2品種、京都府立植物園から種を分けてもらったとのことで、国内では珍しいのでしょう。
夏に咲くエビネだからナツエビネという別名が付いたのでしょう。唇弁の形や色は変化が出ます。写真の唇弁は人形の形にも見えます。
ルドベキア・タカオはルドベキア・ヒルタに比べると花が小さめなので、たくさん咲いている方が見栄えがします。
すーちん
聴いたことも見たこともない
植物栽培されてるんですねー
猛暑でも
元気に咲いてますねー
長さん
流石に東京大学附属植物園、世界中から色々な植物が集められています。温室の植物は夏が一番の旬ですからね。