今回は、分類標本園の東側にある、薬園保存園で見た花などを投稿します。
薬園保存園について、小石川植物園のHPには、以下のように記載されています。
小石川植物園は、もとは徳川幕府の薬園でした。そのため、園内にはサネブトナツメ、カリン、サンシュユなど薬用に用いられた樹木が残っています。薬用植物園では往事を記念して、当時ここで栽培されていた約120種の薬用植物を栽培しています。
しかし、現在展示されている品種はそれよりかなり少ないです。
薬園保存園の様子
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
タデ科イブキトラノオ属の多年草。北海道から九州の山地帯から高山帯に分布
花期は7〜8月。花径は1.5cm。伊吹山に多い。生薬名は拳参(けんじん)で、
根茎が解毒や消腫、収斂薬、下痢止め、鎮咳、抗菌、抗腫瘍等に使われる
アオツヅラフジ(青葛藤)
ツヅラフジ科アオツヅラフジ属の落葉つる性木本。北海道~沖縄、中国に分布。別名:カミエビ。生薬名は木防己(モクボウイ)、根茎がむくみの時の利尿に使われる。写真は雄株のようだ。花期は7~8月。小さなつぼみが写っている
チチコグサモドキ(父子草擬) 初見です
キク科チチコグサモドキ属の一年草~越年草。熱帯アメリカ原産。大正中期から昭和初期に渡来し、戦後急速に分布を広げた。花期は4~9月。名札はクコ(枸杞)だったが、葉の形や花後の綿毛でチチコグサモドキと判断した
ジギタリス・プルプレア
オオバコ科オオバコ属の二年草~多年草。有毒植物。温帯ヨーロッパに広く分布。葉が強心・利尿に利用された(非常に危険なため昭和54年頃から薬用の栽培は中止された)
チガヤ(茅萱)の綿毛
イネ科チガヤ属の多年草。世界の暖帯にに分布(日本では北海道~沖縄)。生薬名は茅根(ぼうこん)で、根茎に利尿作用がある
アザミゲシ(薊芥子) 初見です
ケシ科アザミゲシ属の1~2年草。メキシコ原産で、日本には江戸時代に渡来。花期は6~8月。薬用部分は果汁()。未熟果に傷をつけて採った白乳汁を乾燥させたもの)で、胃痛、腹痛などの鎮痛薬として利用。名札が見当らず、Google Lensで検索
キョウオウ(姜黄、薑黄) 初見です
ショウガ科ウコン属の多年草。インド原産。日本には江戸時代に渡来。別名:ハルウコン(春鬱金)。生薬名は姜黄(キョウオウ)で、根茎に肝臓の解毒、機能亢進がある。
ハンゲショウ(半夏生、半化粧)
ドクダミ科ハンゲショウ属の落葉性多年草。日本(本州以南)、中国、朝鮮、フィリピンに分布。花期は7月上旬~中旬、生薬名は三白草(サンパクソウ)で、全草に利尿、解熱、解毒作用がある。
花はまだ開花途中、葉の付け根のみが白いだけで、がっかり
こちらは、我が家から20分ほど歩いた所で毎年咲くハンゲショウです。
2024年6月26日撮影。
次回は、小石川植物園シリーズをちょっとお休みして、近所で見た花などを投稿します。
この記事へのコメント
river
もとは5代将軍綱吉の住んだ白山御殿でした。
nobara
アオツヅラフジなら最寄り駅の高架下でも見られます(笑)
ジギタリスは私も取り上げました。かなりの有毒なんですね~
そう思って中を覗くと不気味な感じですね~(^o^)丿
アザミゲシですが、シロアザミゲシが咲いていました。
キョウオウ、可愛いですね💛ウコン属なんですね。
ハンゲショウ、今年は早くに咲きました。
いまでも、ご近所で咲いています。
のど飴、寄付を兼ねて買いましたよ💪
イッシー
夏場になって回数減ってますけどね~。
それなのに夜中には何回か起きちゃう。。
もこ
今も大事に育てられている所があるのですね。
なおさん
いまは化学合成の薬も多いのでしょうが、いにしえからの植物由来の薬効の知識も伝承されていってもらいたいものですよね。
長さん
ここは、三船敏郎や加山雄三が演じた映画「赤ひげ先生」で全国的に知られるようになりましたよね。
長さん
イブキトラノオ、1枚目の右側に咲き終わった花茎が写っているので、かなり前から咲いていたようです。
アオツヅラフジが生えているところがありますか。珍しいですね。
ジギタリス、かなり前から咲いていたようですね。有毒とは知らない人も多いでしょうね。
シロアザミゲシは分類標本園の方で咲いたいたようですね。
キョウオウはウコンの花にそっくりですね。
ハンゲショウは前日の小石川植物園のHPに咲き始めたと出ていたので、楽しみにしていたのですが・・・。
長さん
トイレが近いですか、私と同じだ。利尿作用のある生薬を飲んだら、余計トイレが近くなりそう。私は、夜2,3回だったので、膀胱を広げる薬(ユリナールなど)を処方してもらい、現在は夜1回(たまに2回)になっています。
長さん
この場所は、映画やドラマにもなった「赤ひげ先生」が活躍した薬草園だった場所なんですよ。
長さん
ここは「赤ひげ先生」で有名ですが、そうそう、大岡越前のドラマでも小石川養生所が出てきましたね。
今は化学薬品全盛の時代ですが、漢方薬にはまだまだ使われている植物が色々ありますね。
yoppy702
現在でも、薬草が栽培されているのは興味深いです。
イブキトラノオも薬草なんですね。
伊吹山方面は、登山と観光で、何度も行ってますが、薬草の里というのがあって、今でも薬草は多いようです。
青葛藤、父子草擬なんて初めて聞きました。
小石川植物園はワクワクする植物園ですね。
ジギタリス・プルプレアって、昔は薬用に利用されていたんですね。
「毒も薬になる」ですね。
でも、ジキタリスの花は見るのにはイイですね。(^^ゞ
アザミゲシ…ホンマ、葉っぱはアザミや!
この花に、この葉っぱなので、ちょっとビックリしました。(^^ゞ
すーちん
河原に沢山生えている
チガヤも
利尿作用あるんですね
園芸にも利用したいですー
長さん
薬園保存園は江戸時代の場所と同じではないようですが、小石川養生所は植物園内の中央辺りにある古井戸の近くだったとのことです。
伊吹山にいらっしゃいましたか。10年ほど前にバスツアーで一度だけ登りました。今は草花が減少しているらしいですね。
漢方薬は使い方や量を間違えると大変なことになるので、ジギタリスは除外されたのでしょう。
アザミゲシ、ここでは白花も咲くようです。
長さん
チガヤに利尿作用があるなんて知りませんでしたよ。植えるのは良いですが、こぼれ種で凄く増えますよ。
夕菅
一度は本物を見てみたいと思っています。
5年前こちらの庭でハハコグサが’ひとりばえ’。
その後近くに初めてみるチチコゲサ?が出てきて驚きました。
ブログに載せるタイミングを逃し冬眠中ですが。
長さん
イブキトラノオ、まだご覧になっておられませんか。11年ほど前、バスツアーで伊吹山に登りましたが、そこでも見ましたよ。
ハハコグサやハハコグサが一人ばえしたとは珍しい。我が家の近くでは、貧弱なチチコグザモドキを目にするくらいです。