小石川植物園にて_2024年6月(2) ハナショウブ、チシャノキ、ムクゲ、タイワンニンジンボク、ボダイジュ、トウフジウツギ、ロウヤガキなど

 6月22日、3ヶ月ぶりに「小石川植物園」に行ってきました。植物園の正式名は、「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」と言います。なお、「日光植物園」はここの分園に当たります。
 今回は、日本庭園の花菖蒲や、本園の北西側で見た花や実などです。


菖蒲田のほぼ全景
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 植えられているハナショウブは約700株で、例年、見頃は5月下旬から6月上旬とのことですから、もう残り花でした。
 以下の品種は、「剣の舞」を除き、玉川大学農学部や加茂花菖蒲園のHPに記載が無く、古い品種と思われます。


剣の舞(江戸系)
六英、濃い紫色地に筋入り、中大輪
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黒 雲(江戸系)   友白髪(江戸系)
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 (不明)       丹頂鶴(不明)
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新籬の友(伊勢古花)    薄 霞(不明)
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沖津白波(江戸系)     神辺の月(不明)
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これ以降は、植物園の敷地の北西側で見た花などです

チシャノキ(萵苣の木)  花は初見です
ムラサキ科チシャノキ属の落葉高木(10~15m)。日本では、中国地方西部~琉球に分布(海外では清秀島、台湾、中国南部、ベトナム)。枝先に円錐花序を出し、白い小さな花を多数つける。花冠は直径約5mm。花期は6〜7月。エゴノキの別名もチシャノキです
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ムクゲ(木槿)
アオイ科フヨウ属の落葉低木。インド~中国原産。別名ハチス
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タイワンニンジンボク(台湾人参木)
シソ科ハマゴウ属の落葉低木。原産は台湾~熱帯アジア・マダガスカル島・アフリカ。ニンジンボクやセイヨウニンジンボクは知っていましたが、本種は初見です
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花が咲き始めていた
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こちらは隣に植えてあるニンジンボクで、まだつぼみだった
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ボダイジュ(菩提樹)
アオイ科シナノキ属の落葉高木(~30m)。中国原産で、日本には12世紀に渡来。別名:コバノシナノキ。インドボダイジュ(クワ科)とは別種
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花期は初夏なので、これはつぼみ
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トウフジウツギ(唐藤空木)
フジウツギ科フジウツギ属の落葉低木。花期は5~9月。花径は5、6mm
中国原産で、日本に自生するフジウツギとよく似ている
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ロウヤガキ(老鴉柿)の実
カキノキ科カキノキ属の落葉性低木。中国原産。別名ツクバネガキ(衝羽根柿)。雌雄異株で、着果には雌雄が必要。渋柿で食用には向かない
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 2024年6月22日撮影。

 次回は、分類標本園で見た花などを投稿します。
(つづく)

 5/29の夕方から長男夫婦と会食(2週間遅れの父の日祝)のため、コメント欄を閉じています。