前回は3月初旬で、梅を見るために入り口から左手に歩きましたが、今回も同様で、先ず日本庭園に向かいました。
今回は、その途中で見た花や実などです。
園内案内図(入口は右下隅)
シャグバークヒッコリーの実
学名はCarya ovata (Mill.)K. Koch。クルミ科ペカン属(カリヤ属)の落葉高木。米国東部・カナダ南東部に分布。樹高は30m。45mに達するものもある
こちらは葉の様子
ヘツカニガキ(辺塚苦木)の
アカネ科タニワタリノキ属の落葉高木(樹高は4~12m)。中国、台湾、日本(四国以南)などに分布。和名は、鹿児島県東部の辺塚(地名)のニガキという意味だという。別名:ハニガキ。花期は6~7月。花はこちら
ハンノキ(榛の木)の実
カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。花期は11月~翌年4月
右下は若いボール状の実だが、やがて左上のような松かさ状になる
葉の様子
ミズカンナ(水カンナ)
クズウコン科ミズカンナ属の多年草。原産は北米や熱帯アフリカ
カンナのような大きな葉を持つ。別名:ウォーターカンナ
巻き貝みたいなつぼみから赤紫色の花が咲く。花期は7~10月
↓ 左上に咲き始めた花が写っている
ムラサキシキブ(紫式部)
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木。日本各地の林などに自生
花期は6月だが、すでに残り花だった
こちらは若い実
ヤブツバキ(藪椿)の実
ツバキ科ツバキ属の常緑高木。東北以西の暖地に生育する椿の原種
園内には大きなヤブツバキの木が何本もある。今年3月に撮った花はこちら
ヤブミョウガ(薮茗荷)
ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草。関東地方以西の比較的暖かい地域に分布。花期は8〜9月ですが、もう咲き始めていました
セイヨウハコヤナギ (西洋箱柳)
ヤナギ科ヤマナラシ属の落葉広葉樹・高木。雌雄異株で、湿地を好む。幹や枝がすべて直立して、箒を逆さまにして立てたような独特の樹形となる。ヨーロッパから中央アジアのユーラシア原産といわれる。別名はポプラ(日本ではごく一般にポプラと呼ばれている樹種)、イタリアヤマナラシ、ピラミッドヤマナラシ、イタリアポプラ、クロヤマナラシ。街路樹・並木や公園樹に利用される。和名の由来は、西洋から渡来したハコヤナギの意味で、「ハコヤナギ」は材から箱をつくったことによる。
アオサギ
アオサギは一般に臆病なのに、人が近付いても悠然としていた
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
nobara
今回、出かけて、それをひしひしと感じました。
その辺りにはオオタカが潜んでるらしく?
狙って日参してる強者もいらっしゃるとか?
多分、パスポート取得でいらっしゃるのでしょうね。
ヤブミョウガも咲始めましたか?
ハコヤナギですか? ポプラかと思っちゃいますね。
別名でポプラなんですね。若葉がユリノキみたいです。
アオサギ、ナイス!モデルですね☆彡
river
ヤブミョウガは大変繫殖力が強く繁殖してしまうと駆除が困難です。我が家の庭にもたくさん生えて困っています。
セイヨウハコヤナギはポプラのほうが通りが良いようです。小学校の庭に大木があって思い出があります。
eko
ミズカンナの蕾がいっぱい、群生が凄いですね。
ヤブミョウガがもう咲きだして早いですね。
セイヨウヤナギはポプラの別名、知りませんでした。
ここのアオサギは人に慣れているのでしょうね。
夕菅
ヘツカニガキはタニワタリノキに似ていますね。
以前タニワタリノキを購入したのですが枯しました。
検索にてヘツカニガキが小石川植物園で7月に開花している写真がありましたが、ひょっとしてこれが蕾ということはないでしょうか。満開が見たいですね。
イッシー
私が生まれたのも東大病院なので縁はあるかも。
一度いって見なくっちゃ!
なおさん
長さん
シャグバークヒッコリー、日本のクルミの実にそっくりですね。ヒッコリーのスキー板はものすごく高かったように記憶しています。
このアオサギ、体格も立派でしたよ。
長さん
この植物園は歴史があるだけに、巨木が多いですよね。
オオタカですか。長いレンスを持っている方に「カワセミですか?」と聞いたら、「違う」とのこと。オオタカ狙いだったのかもね。
ヤブミョウガの花、早すぎでしょう。
セイヨウハコヤナギ、日本ではポプラと呼ばれていますが、ここでの名札表示に合せました。この葉からはヤナギなんて名前は浮かびませんよね。
アオサギ、悠然としていましたよ。人慣れしているのかな。
長さん
> シャグバークヒッコリーの実は美味しいようですね。
そうなんですか。植物園では持ってかるわけにはいきません。
ヤブミョウガ、ここでもかなりの範囲に生えていました。
セイヨウハコヤナギは植物園の名札に従いましたが、日本ではポプラの方が有名ですよね。祥括弧運岩に植えられていましたか。南関東では大抵イチョウの木でした。
長さん
梅雨入りしたので、取材日が限られるかもしれないと、いつもは素通りする木にも注目してみました。
ハンノキの花粉はアレルゲンになるんですか!
ミズカンナやヤブミョウガはかなり増えていました。ヤブコウジの花というと早くても夏ですよね。
セイヨウハコヤナギ、日本ではポプラの名の方が有名なんですが、ここでは名札に従いました。
アオサギ、かなりの歳かも(笑)。
長さん
小石川植物園は歴史があるだけに、木本の種類が多く、しかも大木が多いです。
ヘツカニガキは、観葉植物のタニワタリノキに似ていますか。この木も大木でしたよ。
ヘツカニガキ、形状からてっきり実だと思って書いてしまいました。調査不足でお恥ずかしい。花の写真を見つけて、リンクを貼っておきました。
長さん
東大病院卒業でしたか(笑)。
小石川植物園の前身は江戸時代ですから、日本最古の植物苑と言って良いと思います。駐車場はありませんので、茗荷谷駅か白山駅から歩くことになります。
長さん
この日は土曜日でしたから、入園者が多かったですよ。近所から自転車でやってくる方もおられました。植物見学ばかりでなく、子供連れで、サクラの大木の下で涼む人やお弁当を食べる人、それに、長いレンスを持った鳥撮りさんもいましたよ。近所の人は「公園」という感覚なんですかねー。
yoppy702
ヘツカニガキの花、驚きました。(^^ゞ
この実は、トゲトゲが無くなった後なんですね。
ミズカンナは、こちらでも、沢山咲いてる所がありますので、その内に行きたいと思ってます。
これ、結構、好きなんです。(^^ゞ
セイヨウハコヤナギって、かなりデカイ木のようですね。
これが、ヤナギ科ですか…
「箒を逆さまにして…」、ナルホドです。
アオサギは、こちらでも、人馴れしてるのかして、至近距離になっても、そんなに逃げないです。(^^ゞ
すーちん
ツバキの実がなってますね
ヤブミョウガの花
咲いてきましたか
長さん
この植物園は歴史があるだけに、高木があちこちにあり、シャグバークヒッコリー、ヘツカニガキ、セイヨウハコヤナギ(ポプラ)もその例です。
ヘツカニガキは調査不足で、若い実ではなく、つぼみでした。花もリンクしておきました。
ミズカンナやヤブミョウガは蔓延りますね。
日本ではポプラと呼ばれることが多いセイヨウハコヤナギ、大きさも葉の形も日本の柳とは大違いです。
公園に飛んでくるアオサギは人慣れしているんですかね。
長さん
ツバキの実、皮が厚いですよね。
ヤブミョウガの花、温暖化の影響でしょうか。
オグリ君
(30日付”花の種類・命名で”修正しておきました)
その後貴Blogを私のお気に入から見ようとClickしたら突然”ウェブリブログ”の提供&引っ越し終了”の知らせにビックリ!試行錯誤し”長さんのリタイヤ生活”で何とか訪問できました。今後ともよろしくね Byオグリ
長さん
Biglobeがブログを廃止してしまったので、現在のブログに引っ越しました。しばらくの間、旧URLから転送されていましたが、それも廃止になってしまいました。
このseesaaブログの方をお気に入りにしていただければOKです。