今回は、平台展示の作品の中から、続きを紹介します。
展示風景
パフィオペディルム・マジック ランタン
Paphiopedilum Magic Lantern (Paph. micranthum × Paph. delenatii)
松本みき子さん
原種同士の交配種(薄い紫同士の交配だが、これは少し濃くなった)
カトレア・インターメディア ‘アイロラタ アルファ’
C. intermedia 'Irolata Alpha' 堀内八重子さん
ブラジル〜ウルグアイ〜アルゼンチンに分布
カトレア・ビオラセア ‘ホクソウ’
C. violacea 'Hokusou' ブラジル原産 長岡 誠さん
カトレア・シレリアーナ
C. schilleriana ブラジル原産 広澤良子さん
カトレア・ワルケリアナ ‘モタバ’
C. walkeriana 'Motaba' ブラジル原産の有名原種 赤谷晋一さん
カトレヤ・ティグリナ・トリラベロ ‘アリウハド’
C. tigrina f. trikabelo 'Aliuhado' 長津 功さん
ブラジル原産の多花性カトレア原種
プロステケア・ビテリナ
Psh. vitellina 斉藤正博さん
珍しいオレンジの花を付けるメキシコ産の人気種
カトレア ・トロピカルポインター 'チーター'
C.(Lc.) Tropical Pointer 'Cheetah' 染谷隆一さん
須和田農園江尻宗一さん(世界らん展日本大賞を3回受賞、故人)の作出
ブラソカトレア・ゴルフショアーズ ビューティ
‘グリーン ジェム’
Bc. Gulfshore's Beauty 'Green Gem' (B. nodosa × C. dormaniana)
鈴木良治さん 須和田農園作出
カトレア・チエ ミネタ ‘セレクトNo.1’
C.(Sl.) Chie Mineta 'Select No.1' ( L.ostermayeri × S.rosea )
稲葉茂子さん 1987年、峯田美智子さん(蘭友会)の作出種
カトレア・セルヌア
C. cernua 荒木悦子さん
原産はブラジル南東部、ボリビア、パラグアイなど。花径は2cm弱
ブラソカトレア・グロリアス メイ ‘H&R’
Bc. Glorious May 'H&R' (C. Gene May x Bc. Morning Glory)
南村昌義さん 株の大きさの割には、大きな花。香りもある
レプトテス・ビカラー ‘ハマナ’
Lpt. bicolor 'Hamana' 南村昌義さん
ブラジル、アルゼンチン、パラグアイに分布
カトレア・ハウ ヤン エンジェル 'リトル ビューティ'
C. Haw Yuan Angel 'Little Beauth' ( C. Orglade's Glow × C. Janet )
島田文江さん
デンドロビューム・セクンダム・アルバム ‘シゲコ’
Den. secundum fma. album 'Shigeko' 稲葉茂子さん
ミャンマーからインドネシア、フィリピンに分布する
(つづく)
らん展の記事がが4回続いたので、次回は植物園の屋外で見た花などを投稿します。
この記事へのコメント
river
nobara
褄が紫が華奢な感じなんですね~
カトレア・シレリアーナやカトレヤ・ティグリナ・トリラベロ ‘アリウハド’
のような色合いが今は好まれてるんですか?
なんか~渋~~~いですよね(*^-゚)⌒☆
ブラソカトレア・グロリアス メイ ‘H&R’
お花が鉢の割に大きくて、インパクトありますね。
イッシー
交配種が増えるのは面白いのですが、いいことなのかな~。
いずれにしてもよく写っているのはすごいですね。
信徳
どれも綺麗な花ですね。
やはりカトレアはランの女王かな、それとも長さんの好みでカトレアに集中したのかな?
なおさん
もこ
このような花を付けたデンドロビュームは
初めて見せて頂いた様な気がします。
色々なランの交配 新品種を作り出す人に敬意をはらいます。
長さん
アマチュアのラン愛好家でも、経験を積んでくると、自分だけのランを作出してみようとトライしている方もおられます。1回の交配で上手くいったら良いですが、普通はそうは行きませんよね。
長さん
カトレア・インターメディア ‘アイロラタ アルファ’は褄紅ならぬ、褄赤紫ですね。
>カトレア・シレリアーナやカトレヤ・ティグリナ・トリラベロ ‘アリウハド’のような色合いが今は好まれてるんですか?
それは何とも言えませんね。通の人の好みなのかも。
>ブラソカトレア・グロリアス メイ ‘H&R’ >お花が鉢の割に大きくて、インパクトありますね。
ランの場合、鉢に水苔などを詰めるのであまり大きな鉢は必要ありません。数株一緒にだと、この鉢では小さいですが・・・。
長さん
ランは世界的にハンターが活躍して、殆どの原種が採取されてしまいました。それで、交配で園芸種を作ってみようという動きが世界的になっています。でも。失敗する確率の方が多いでしょうね。
会場が暗いので、レタッチしまくりですよ。
長さん
今回紹介した列はカトレアの小品が多かったです。反対側の壁際には花数が多い園芸種が並んでいたので、いずれ投稿します。
出展数からすると、カトレア類とそれ意外のランは半々くらいですかね。
長さん
カトレア類は原種も多いですが、交配種も多いです。なので、愛好家も多いというわけでしょうね。
未だに、初めて目にする品種が登場してきますよ。
長さん
デンドロビウム・セクンダムは少数ながら、どの段展でも目にします。赤紫やピンクの花もありますが、この様な白花の方が人気のようです。
最近は、アマチュアでも交配にチャレンジされています。しかし、失敗の方が多いのも確かです。
eko
デンドロビューム・セクンダム・アルバム ‘シゲコ’は花付きが凄いですね。デンドロビュームとは思えません。
yoppy702
最初の優秀作品と比べると、若干見劣りがする?と思ってたんですが、ボクなんかが見ると、どれもウットリします。
ランを育ててる方に改めて拍手です。
「カトレア・シレリアーナ」って、原種なんですか?
カトレアって付くと、華やかな舞踏会をイメージしてしまうんですが、これは、そうではないけど、メッチャ引きつけられます。
正に、アートですね。
「プロステケア・ビテリナ」もスゴイですね。
リップは黄色で花弁が燃えるようなオレンジ…
生で見たら釘付けになりそうや。(^^ゞ
すーちん
一番後の写真も
ランなんですねー
長さん
ekoさんがイメージされているようなカトレア類は後日投稿しますので、お楽しみに。
デンドロビュームも品種が多いことで知られる属です。セクンダムは今年3月31日に記事にも登場しています。
長さん
つくば洋蘭会の皆さんはベテラン揃いなので、平台展示といえども良い作品が並びます。リボン賞は各出典部門の上位3作品にしか与えられないので、リボンが無いからといって見劣りがする訳でもありません。
カトレアの原種も色々あって、華やかな花がさく品種だけとは限りません。シレリアーナは地味ですが、玄人好みの品種ですかね。
プロステケア・ビテリナ、実物はもっと綺麗なのですが、撮影は失敗しました。
長さん
最期のデンドロビウム・セクンダムは多花性の品種ですが、一つ一つの花にはデンドロビウムの特徴が現れています。
夕菅
駐車場もラン展も空いていて楽に見られました。
やはり斉藤さんの作品が圧巻でしたが、皆さん個性的なランに挑戦されていて、小さい会場ながら見応えがありました。
長さん
やはり、つくば夏の洋蘭展をご覧にいらっしゃいましたか。平日だと空いていますよね。
つくば洋蘭会の皆さんはレベルが高いので、ついついたくさん写真を撮ってしまいます。問題は照明がいまいちって言うことですね。