今回は、前回に続いて、優秀作品の後半を紹介します。
優秀作品の展示(再掲)
ブラソカトレア・オーグレイズ コミック ページ
Bc. Orglade's Comic Page(C. Penny Kuroda × B.nodosa)
ブルーリボン 南村昌義さん
この品種を作出した人は漫画好きだったのでしょうか
カトレア・テネプロサ ‘ウェオルトン グランジ’
C. tenebrosa 'Walton Grange' レッドリボン 荒木悦子さん
旧レリア属。ブラジル原産の夏咲き種
バルボフィラム・フロスティー
Bulb. frostii レッドリボン 稲葉茂子さん
原産はインドネシア、ベトナム。愛称は「ベトナムの木靴」

カトレヤ・グラニュローサ ‘サンドラ’
C. granulosa 'Sandra' ブルーリボン 長津 功さん ブラジル原産
トリコセントラム・ティグリナム ‘ラウンド リップ’
Trt. tigrinum 'Round Lip' ブルーリボン 長津 功さん
エクアドルとペルー北部に分布する小型の着性種。花径4~6cm

ミルメコフィラ・ティビシニス
Myrmecophila tibicinis ブルーリボン 南村昌義さん
メキシコ~コスタリカに自生する着生種。大株になると花数も増える
以下は、平台に展示されたリボン賞の作品です
カトレア・アクランディエ
C. aclandiae レッドリボン 松本みき子さん
ブラジルに自生する野生種ですが、花色から判断すると、
同一品種同士の交配種のようだ ('Dark Angel'×'Black Rock')
パフィオペディラム・トルズ ワンダー ‘メッチェン’
Paph. Toru's Wunder 'Mädchen' レッドリボン 斉藤正博さん
パフィオペディラム・リーミアナム
Paph. liemianum レッドリボン 飯泉和紀さん
スマトラ島北部にのみ分布する小型種
ルドルフィエラ・フロリバンダ
Rudolfiella floribunda レッドリボン 伊藤忠夫さん
コロンビア、エクアドル、ペルーの標高200〜800mに分布する着生種
径3cmくらいの黄色い花に、不規則な茶色の斑が入る
次回は、平台展示の作品を投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
nobara
変わってますね~
でも楽しく美しいですね~
バルボフィラムってこれもラン?
どっちかというと、
花はカンアオイっぽいですね~~
今回の選出の感じは
なんだか玄人向けのようなお花たちですね。
ミルメコフィラ・ティビシニスは
可愛いですね💛
イッシー
本来は夏の花ですか。そういえば鹿児島空港に降り立つと結構
ランの花があります。
なおさん
yasuhiko
青や紫色の涼し気なものが多いんですね。
品がいいと思います。私は、最初の
コミックページが好きだなと思いました。
river
バルボフィラム時々見ますがフロスティーは初めて見ました。渋いですが魅力的な花です。
パフィオペディラム・リーミアナムは変わった色彩で面白いです。
長さん
カトレア類は原種だけで40~80種あるとされ、変種や交配種を含めると、天文学的な数字になるでしょう。
バルボフィラム・フロスティー、変わった色、形ですね。ベトナムの木靴という愛称があるように、唇弁が袋状になっています。
花の美しさは勿論のこと、その花数も評価されたのでしょう。
ミルメコフィラ・ティビシニスは花数は勿論ですが、花茎の多さも素晴らしいです。
長さん
ベトナムの木靴とは、言い得て妙ですね。
ランはある程度の温度が必要ですから、夏の鹿児島だと多くのらんが咲くでしょうね。
長さん
つくば洋蘭会の皆さんはベテラン揃いですから、他人とは変わった花がさく品種を集めてみようという人も多いのでしょうね。ご自分で交配される方もおられ、良いとこ取りのランを作出しようと頑張っておられるようです。
長さん
前回紹介した作品は赤やピンク系が多かったですが、今回は爽やか径の色ですね。バルボフィラム・フロスティーの様な例外もありますが・・・。
ブラソカトレア・オーグレイズ コミック ページがお好みですか。赤紫と黄色の対比が良いですね。
長さん
やはり、上位作品にはカトレア類が多かったです。
カトレヤ・グラニュローサ ‘サンドラは唇弁以外の花弁が銅葉のような赤茶けた色をしています。下の方に緑色の葉が2枚写っています。
バルボフィラム、私も児の原種は初めて知りました。愛称のようにリップの形が木靴を思わせますね。
パフィオペディラム・リーミアナム、花色が変わっていますが、側花弁ニケが生えて、途中で捻れているのも面白い。
eko
バルボフィラム・フロスティーは個性的ですね。これもランなんですね。ベトナムの木靴そのままです。
ラン展でないと見られない花ばかりですね。
yoppy702
バルボフィラム・フロスティーがスゴイ外観ですね。
パット見、葉っぱだけ目に入ったので、???。(^^ゞ
で、2カット目でビックリ。
「ベトナムの木靴」…ナルホドですね。
葉っぱは、多肉質に近いんですか?
これ、面白いなぁ。(^^ゞ
カトレヤ・グラニュローサ ‘サンドラ’の葉っぱも面白いですね。
昆布みたいや。(^^ゞ
パフィオのメッチェン、艶やかで綺麗ですね。
夕菅
ランを育てるのは無理と諦めていましたが、つくばでいろいろ見せていただくうちにランの見方が変わってきました。
茨城県は水戸徳川家の影響かパフィオの栽培が盛んなようですね。
つくばの斉藤正博さん、医院経営の傍、50坪の温室でランを育成、さらに蘭協会会長を務めながら、「育てて愉しい蘭の本」も出版! 驚くばかりです!
すーちん
バルボフィラムですか
子ツバメが
口をあけてるみたいですね^^
まだまだ見たことない
品種あるんですねー
長さん
カトレアも派手な園芸種から素朴な原種までバラエティがありますね。
バルボフィラムも多彩な花が咲く品種で、中には醜いものもありますが、バルボフィラム・フロスティーは、愛称通りの面白い花がさきます。
愛好家の中には他の人が手がけていない品種を育ててみようという人が多いようです。
長さん
カトレアというとピンクで花弁が大きな者を想像しますが、実際には色々な咲き方のものがあります。それらを人為的に交配して、更に変化がある品種が色々作り出されています。
バルボフィラムも、美しくはないですが、多彩な花がさきます。花を木靴に例えたのは面白いですね。ベトナム人はモクセイのサンダルを好んでいますが、こんな木靴は作られていないのではないかと思います。
カトレア・グラニュローサは唇弁以外の花弁が、赤茶けた緑の葉っぱみたいに見えますね。
斉藤正博さんの作品に付けられた個体名は女性ないしは女性の名前を付けることが多いです。
長さん
ランは常温でも育てるのが容易な品種もあるので、手がけてみては如何でしょうか。我が家にも何種類かありましたが、花粉アレルギーになったようで、4年ほど前に栽培を止めてしまいました。
水戸徳川家の徳川圀斉氏(第14代水戸徳川家当主)は大のパフィオペディルム好きで、ご自身でも交配に挑戦させています。年に1度くらい、水戸市植物公園で、それらを見る事が出来ます。
なお、圀斉氏のランは ↓ の記事などで紹介しています。
https://chosanritirelife.seesaa.net/article/202201article_11.html
斉藤正博さん、最近は自分が大作を出展すると目立ってしまうので、と言っておられるそうで、ウェルカムフラワー以外は小品を出展されていました。
長さん
バルボフィラム、子ツバメが口を開けているみたい、といのは面白い表現ですね。
らん展には年に何度も行っていますが、毎回のように、初めて見る品種が登場してきます。