つくば植物園にて_2024年5月(7) ベニバナしキム、水生植物温室にて(ガガブタ、エイクホルニア、オッテリア、ハマボッス、ヒルギモドキ) & 中央広場で見た花たち

 5月15日、つくば植物園に行ってきました。
 今回は水生植物温室や中央広場で見た花などを投稿します。
 サバンナ温室の裏口を出ると、赤い花がたくさん咲いている木がありました。

イリキウム・ランセオラツム
マツブサ科(←シキミ科)シキミ属の常緑小高木。中国南部原産
和名はベニバナシキミ(紅花樒)。有毒植物
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日本のシキミとは花が全く違いますが、朱赤色の花弁は10枚以上あります
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ここからは、水生植物温室で見た花です

ガガブタ(鏡蓋)
ミツガシワ科アサザ属の水生多年草。日本では本州以西に分布
スイレンとの決定的違いは、水底の茎から伸びるのが葉柄でなく茎であること
屋外での花期は7~9月。花径は1.5cm。準絶滅危惧種(NT)
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エイクホルニア・アズレア
ミズアオイ科ホテイアオイ属の多年草。原産はブラジルの亜熱帯地方
花はホテイアオイに似ているが、ホテイアオイと異なる点は、浮き袋が
細長いことや、花弁の縁に細かな鋸歯があるのが特徴。屋外での花期は7~9月
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オッテリア・コルダタ(オテリア・コルダータ)
トチカガミ科ミズオオバコ属の水生多年草。東南アジア原産
ネット情報が少なく、詳細は不明ですが、これも一日花らしい
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ハマボッス(浜払子)
サクラソウ科オカトラノオ属の越年草。日本や東南アジアなど、
広範囲に分布する海浜植物。屋外での花期は5~6月.』花径は1cm強
払子とは、白い毛や麻などを束ね、柄をつけた僧侶用の法具のこと
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ヒルギモドキ(蛭木擬)  初見です
シクンシ科ヒルギモドキ属の常緑小高木。マングローブ樹種のひとつ
花は総状花序で腋生。花径は1cmほど。花期は3~7月。絶滅危惧IA類(CR)
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以下は、中央広場で見た花です。

シャリンバイ(車輪梅)
バラ科シャリンバイ属の常緑低木。日本では東北地方南部以南に分布
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オゼコウホネ(尾瀨河骨)
スイレン科コウホネ属の多年草(水生植物)。日本固有種。北海道の一部と、
尾瀬と月山にのみ分布。ネムロコウホネの変種とされている。花径は3~4cm
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ホザキキカシグサ(穂咲きかし草)
ミソハギ科キカシグサ属の多年草(二年草)。九州の湿地や水田に生える
希少植物。環境省・絶滅危惧IB類(EN)、熊本県・絶滅危惧IA類
花径5~6mmの4弁花。薬草の一種だが、「きかし」の由来は不明
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キショウブ(黄菖蒲)
アヤメ科アヤメ属の多年草。西アジアからヨーロッパ原産の帰化植物
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アイリス・オクロレウカ
アヤメ科アヤメ属の多年草。トルコ原産。別名:長大アイリス
別名は葉が長いと言うことらしい。花材にも利用される
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 2024年5月15日撮影。

 つくば植物園シリーズ終了。

 次回は、日を改めて行ったつくば植物園のクレマチスを紹介します。

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