今回は、屋外で見た花などの3回目です。敷地の最奥部まで歩いて行きましたが、時間が足りず、見落としが色々あったようです。
エンコウソウ(猿猴草)
キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草。リュウキンカ(立金花)の変種
リュウキンカは茎が立つのに対して、エンコウソウは茎が横に這う
名の由来は、茎が広がる様子を手長猿に見立てたもの
キンギンボク(金銀木)
スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木
花は、始め白いが、後に黄色くなり、一つの枝に白い花と黄色い花が入り
混じることから、キンギンボク(金銀木)という。また、果実が2つ合着し、
瓢箪の果実に似ることから、ヒョウタンボク(瓢箪木)とも呼ばれる
ヒョウタンボクの名の由来となった実はこちら。2つの実が合着する
コバノガマズミ(小葉蒲染)
レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木。福島県以西〜九州に自生
前記事でも登場しましたが・・・
ドクウツギ(毒空木)
ドクウツギ科ドクウツギ属の落葉低木。北海道・本州(近畿以北) に分布
トリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の一つ
雌雄同株、雌雄異花 ↑ 雄花 ↓ 雌花 こんな実が出来、赤く熟す
タチツボスミレ(立坪菫)
スミレ科スミレ属の多年草。普通に見られるスミレの仲間
チゴユリ(稚児百合)
イヌサフラン科チゴユリ属の多年草。日本・中国・朝鮮に分布
千葉県などで絶滅危惧(CRまたはEN)。花径は2cm足らず
ナナカマド(七竃)
バラ科ナナカマド属の落葉高木。別名:ヤマナンテン(山南天)
7回カマドにくべても燃え残るほど材が堅いことが名の由来
秋には紅葉と赤い果実が美しい
ズミ(酸実・桷・棠梨)
バラ科リンゴ属の落葉小高木~高木。日本(北海道・本州・四国・九州)と朝鮮半島に分布する、リンゴに近縁な野生種。別名:コリンゴ。「ズミ」の語源は、染料となることから「染ずみ」、あるいは、実が酸っぱいことから「酢実」
アマドコロ(甘野老)
キジカクシ科アマドコロ属の多年草。ヨーロッパ・東アジアに分布。日本
では、北海道~九州に分布。花の長さは2cm。茎には4~6本の稜角(縦筋)
があり、触ると少し角張った感じがする。別名:ナルコラン(鳴子蘭)
キジムシロ(雉莚、雉蓆)
バラ科キジムシロ属の多年草。日本全土の山野の草地に生える
(つづく)
この記事へのコメント
nobara
テナガザルの長い手に見立てたのですね。
金銀木の名前の通りですね~
ご近所さんに素晴らしい木があったのですが、
代替わりのリフォームで伐採されコンクリの庭になりました((+_+))
毒空木、雌花が毒々しい?です。
タチツボスミレ、新鮮なのが撮れましたね。
多く咲いてて、逆に撮り忘れたりしました(^o^)丿
ナナカマドも今頃も花が見られるんですね~
ズミの花、可愛いです。小さなリンゴの花みたいです。
アマドコロって、この頃花壇に多く植えられてますね。
もこ
ドクウツギ知りませんでした、怖いですね。
我が家もヒメウツギやアマドコロが咲いてきました。
イッシー
知らなかった。一服盛られても気が付かづに死んじゃうかな。
ヒョウタンボクで覚えていたらキンギンボクっていうのですね。
チゴユリは昔我が家の周りで普通に見られました。そういえば今年はまだ見かけてないな~。
長さん
エンコウソウ、痛んだ花が写っているので、花は終盤ですね。
ご近所のキンギンボク、伐採されちゃいましたか。
ドクウツギの雌花はあまり開かないようです。
タチツボスミレは咲き始めの、良い状態ですね。
江戸川近くの介護老人ホームの庭にナナカマドの木がありますが、花は4月中旬頃に満開となります。
ズミの花、拡大してみると、リンコの花にそっくりですね。
アマドコロ、葉も楽しめるので、人気の野草のようですね。
長さん
キンギンボク、今頃はその名前がピッタリですが、実がなる頃はヒョウタンボクの名のほうがピッタリです。実の写真を追加でリンクしておきました。
ドクウツギ、花が咲いていて初めて気付きましたよ。
ヒメウツギやアマドコロは人気がありますね。
長さん
ドクウツギ、花が咲いていて初めて気付きましたよ。毒は葉や実などに含まれており、致死量は僅か7mgだそうです。名札には髑髏マークと「毒があります。食べないで下さい」の注意書きが添えられていました。
花の頃はキンギンボク、実の頃はヒョウタンボクのほうがピッタリですね。実の写真を、追加でリンクしておきました。
チゴユリ、花が可愛いから人気がありますね。
なおさん
ズミは小梨とも呼ばれて、上高地やら奥日光などでも多く見かけますね。キジは川越水上公園の河畔林でも鳴く声は聞くのですが、まだ姿は見たことがないのです。
長さん
キンギンボク、ここには3ヵ所に4本くらい植えてあります。ドクウツギには名札に有毒の表示が付け加えられていたので、キンギンボクも実が出来る頃にはそうした表示が添えられるのでしょう。
イチロバゴロシと言う別名は、つくば植物園の解説にも載っていますが、昔、一郎兵衛なる人物がこれを食べて死んだんですかねー。
上高地には小梨平という地名までありますね。
雉と言えば、お友達のブログ、に江戸川の河原に住み着いたらしき雉の写真が何度か登場しましたよ。
信徳
夕菅
私の心配は無用で普段の土日より空いていたくらいだったそうです。
つくば植物園、今年はクリンソウが少なかったですね。
昨年は200株も追植されて華やかでしたが。
チゴユリは奥のブナ林にたくさん群生していますが、今年はまだ見ていません。
river
タチツボスミレは山でごく普通に見られますがタチツボスミレには10種類ほどありますが区別は難しいです。ちなみにぐんまに自生するスミレはおよそ100種類です。
ズミは戦場ヶ原にたくさんあります。
家には斑入りのホウチャクソウが咲いていますが昨日、斑入りのアマドコロを1鉢いただいて来ました。
eko
ドクウツギは名前の通りの有毒植物なんですね。初めて見ました。
タチツボスミレ、チゴユリは可愛い花が咲きますね。
ズミの花が雪のように真っ白で綺麗ですね。
アマドコロの花も可愛いです。
長さん
アマドコロの茎は四角いですね。1枚目は分かり難いですが、2枚目では明瞭です。ナルコユリも見つかれば良かったのですが・・・。斑入りアマドコロは今日のブログで、見せていただきましたね。
長さん
お孫さんたちがひたち海浜公園に行かれましたか。良い天気で透いていたとは良かったでしたね。
つくば植物園のクリンソウ、咲き始めのようですから、これから増えるでしょう。昨年は追植されたのですか。昨年は4月19日に見に行きましたが、道理で沢山咲いていたわけだ。
チゴユリ、今回歩いた範囲では、花が咲いていたのはこれ1本だけでした。
長さん
キンギンボクもスイカズラも、黄色の花と白い花が混じっているのは同じですね。スイカズラの場合は上側の花弁が、丸いものを3つ並べた様な形なので、分りやすいです。それに、つる性ですからね。
タチツボスミレ、ここは山と違って名札がありますからね。群馬に自生する菫は100種類ですか?品種はもちろん、変種や雑種も含めると、でしょうね。
斑入りアマドコロは見たことがありますが、フイリホウチャクソウは見たことが無いです。
長さん
キンギンボクの花は白から黄色に変化するので、咲いた火の違いで白と黄色が混在します。それが名の由来ですね。
ドクウツギ、今回は名札に「毒があります」と表示があったので、上を見上げたら花が咲いていました。
ズミの木は大木です。花が満開だったので、見事でしてよ。
アマドコロに加えて、ホウチャクソウも咲いていれば良かったのですが。
yoppy702
キンギンボクのヒョウタンボクの由来、画像を見てナルホドと思いました。
二つの実が合着するなんて面白いですね。
ドクウツギって現物を見た事はないです。
日本三大有毒植物の一つなんですね。
トリカブトは綺麗やけど、これは毒々しいですね。(^^ゞ
チゴユリは、やっぱ、可愛いいです。(^^)
ズミって言うんですね。
これだけ立派な木で、しかも満開。
メッチャ豪華で綺麗ですね。(^^)
すーちん
ウツギが咲いてきましたねー
5~6月
野山でたのしめますー^^
色々種類あるんですねー
長さん
エンコウソウとリュウキンカは良く似ていますよね。
キンギンボクの別名、ヒョウタンボクは実の頃になると納得ですよね。実を見た限りでは、合着していないものの方が多いような気がします。有毒なので、触りませんが・・・。
ドクウツギは「毒がある」との表示で、初めて認識しました。
チゴユリの花は、意外に小さいです。
ズミの大木に花が咲くと見事ですよね。
長さん
5月になると色々なウツギが咲きますよねー。いつだったか、ウツギの色々を投稿したことがありますよ。つくば植物園にはウツギと名の付く植物が25種類ほどあるそうです。