今回は、1日目に訪れた越後丘陵公園で開催されていた「雪割草展」(国際雪割草協会甲信越支部による)の紹介の続きです。
ご存じの方も多いでしょうが、「雪割草」は日本に自生する品種の総称で、新潟の場合はオオミスミソウが殆どです。他のキンポウゲ科の花と同様、花弁に見える部分は萼片です。標準花の場合、中央に雌しべ、その周囲に雄しべがあります。
「田毎の月」(標準花)
「優等星」(白覆千重咲) ちょっと後ピン
「緑輝殿」(三段咲き)同じ株でも、色の出方が異なる
「幽谷」(二段咲き)
「飛鳥」(三段咲き)
「古典の?」?は隠れて読めず(二段咲き)
「大宇宙」(二段咲き)
「水月」(二段咲き)
「跳珠」(三段咲き)
「環雪」(二段咲き)
2024年3月24日撮影。「優等星」(白覆千重咲) ちょっと後ピン
「緑輝殿」(三段咲き)同じ株でも、色の出方が異なる
「幽谷」(二段咲き)
「飛鳥」(三段咲き)
「古典の?」?は隠れて読めず(二段咲き)
「大宇宙」(二段咲き)
「水月」(二段咲き)
「跳珠」(三段咲き)
「環雪」(二段咲き)
次回も、展示された作品の中から紹介します。
(つづく)
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近所の花たち
ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟)
ケシ科ケシ属の一年草または越年草。地中海沿岸原産で世界に帰化
ノゲシ(野芥子)
キク科ノゲシ属の植物の多年草。別名ハルノノゲシ、ケシアザミ
ツタバウンラン(蔦葉海蘭)
オオバコ科ツタバウンラン属のつる性多年草。地中海地方原産
花径は0.7~0.9mm。別名:ツタガラクサ、ウンランカズラ
ラッセルルピナス
マメ科ハウチワマメ属の多年草。北米原産。別名:ノボリフジ
ムスカリ
キジカクシ科(クサスギカズラ科)ムスカリ属の多年草(球根)
原産は地中海沿岸地方、西アジア
この記事へのコメント
なおさん
ナガミヒナゲシのオレンジが群れ咲くさまもただ見る分には美しいのですが、種子で猛烈に増えて跋扈するさまを見ると、興ざめですよねえ。うちにも入り込んだことがありますが、徹底的に抜き取って事なきを得ました。
river
最も変異が大きいのがオオミスミソウと言われていますがケスハマソウにも変異があります。
享保年間(1716~1736)には江戸市中でも盛んに栽培されるようになりました、このころすでに万重咲きが記録されています。
イッシー
がくが花びらに見えたり・・・
ダメだもうついていけない。。笑
可愛い花だからもうそれでよし!
信徳
交配した時には三段咲きが出ないかも知れないのでしょう。
ナガミヒナゲシは厄介者ですね、散歩道にまだ見られませんが時期が来ると無数に見られます。
長さん
やはり新潟はオオミスミソウの本場と言うことで、雪割草の愛好者も多く、国際雪割草協会甲信越支部に加盟している方も多いようです。
昭和記念公園の花木園展示棟で開催される雪割草展を3階位ほど見に行きましたが、スケールが全く違いますね。
ナガミヒナゲシ、花後に出来る種の数が半端じゃないですからね。写真を撮った場所は駐車場で、年に2回雑草除去剤が散布されるので、あまり増えませんが・・・。
bunko
長さん
新潟軒に雪割草の愛好家が多いのは、オオミスミソウが変異しやすいことと関係が深いのでしょうね。
ケスハマソウは1度、実物を見たことがありますが、自生の4種類(実物)を並べて見せてくれるとありがたいのですがねー。
長さん
花弁が無く萼片が花弁のように綺麗なのはキンポウゲ科の特徴なんですが、その中で一番変異しやすいのが雪割草なんです。。
長さん
二段咲きや丁字咲きは雌しべが残りますから交配に使えますが、雄しべの花粉は標準花カラしたとることができません。ですから、千重咲きは運次第ということになりますね。三段咲きは鵜¥終えイベも雌しべも無いので、株分けでしか増やせません。
ナガミヒナゲシは飛び散る種の量が半端じゃないですからね。幸いというか、写真を撮った駐車場は年に2回、雑草除去剤が散布されるので、殆ど増えません。
長さん
新潟に多いオオミスミソウは変異しやすい品種なので、交配によって様々なタイプが作り出されています。そんな花が100鉢以上も並んでいるのですから壮観です。
私も前立腺全摘で1年半以上尿漏れが続いていたので、それが鬱陶しくて、街中ウォーキングを止めてしまいましたが、人工尿道括約筋を埋め込んだので、徐々にウォーキングの範囲を増やそうと思っています。
eko
ナガミノヒナゲシが咲きだしましたね。散歩中に一輪だけ目にしましたが、遠くて撮れませんでした。可愛い花ですが繁殖力が凄いのが難ですね。
日々色々な花が咲いて楽しい季節になりました。
yoppy702
でも、二段、三段には惹かれますね。
「緑輝殿」、同じ株で、これだけ色の出方が違うんですね。
それに、左上の緑の多いのは、千重咲の雰囲気もあるんですね。
「幽谷」はタイプです。
この紫色が好きやし、二段咲きが独特の感じがしちゃって。(^^ゞ
ナガミヒナゲシ、あちこちで咲きでしてますね。
問題児みたいですが、可愛いい花なので、この時季には楽しみにしてるんです。(^^ゞ
ツタバウンランも見かけます。
これも、好きな野草です。
小さい花やのに、さすが綺麗に撮られてますね。(^^)
ジュン
何て素敵な雪割草
どれも素晴らしい
「飛鳥」いいです
名前もいいですね
ナガミヒナゲシ
抜いても抜いても増えます
可愛いですが困ります
すーちん
雪割草
二段咲き、三段咲き
パッと開いてる感じが
新鮮さ感じますー^^
長さん
雪割草は色々な遺伝子を持っているようで、交配によって発現する遺伝子が異なるので、色の変化が出やすいということのようです。「緑輝殿」は同じ株でも色の出方が異なるもので、面白いですね。
ナガミヒナゲシ、ここは雑草除去剤を散布されるので増えませんが、普通は蔓延りますね。
長さん
大崎雪割草の里や雪国植物園の雪割草を先に見て頂いたのは、園芸種の変化の複雑さをより一層感じてもらえたらと言う魂胆だったのですよ。「緑輝殿」は同じ株でも花色や変化しやすいという例です。「幽谷」も花弁化した雄しべの紫色の出方が様々ですね。
ナガミヒナゲシは、まだ特定外来生物に指定されていませんが、繁殖力はそれを上回るほどですね。
ツタバウンランは小さい花なので、少し引いて撮ると被写界深度が深まるので、ピンずれが少なくなります。後は、ピントが良いところを選んでトリミングです。
長さん
「飛鳥」がお気に入りですか。派手な花が多い中、これはシックで良いですね。
ナガミヒナゲシ、増えて困りますよね。根こそぎ引き抜く手もありますが、花後、種が出来る前に茎をカットする方法もあるでしょうね。
長さん
雪割草の自生種は安く買えますが、二段咲き以上になると、綺麗なだけに、1ポット4桁の値がついていますからねー。