今回は、1日目に訪れた越後丘陵公園で開催されていた「雪割草展」で見た花の紹介です。この日は「国際雪割草協会甲信越支部による展示」の最終日で、ポット植えの即売会も行われていました。他に、アザレア展なども開催中でした。
越後丘陵公園のエントランスです(帰り際に撮影)
写真右端にも表示がありますが、3月中は入園無料です
エントランスから直進すると「緑の千畳敷」と呼ばれる広場で、その
手前、左側に、雪割草展の会場となった「花と緑の館」があります
展示会場手前には自生地を模した雪割草の展示がありました
二段咲きの園芸種(淡紫の花)も混じっていますね
モスグリーンの布を敷いたエントランス展示も、いつもと同じ
花手水
以下、展示品を咲き方で分けてみました
標準花「宮桜」
6枚前後の外弁と、雄しべ、雌しべで構成される
二段咲き「舞扇」
雌しべはそのまま残り、雄しべだけが花弁化した
二段咲き「満天の星」
二段咲き「心の泉」
二段咲き「麗華」
二段咲き(銘・不明)
三段咲き「景虎」
雄しべ、雌しべがその特徴を残しながら花弁化したもの
妖精咲き「春の宴」
雄しべ、雌しべ共に弁花の初期段階で、爪状の花弁を有する
丁字咲き「香雷」
雄しべが「丁字弁」といわれる不完全な花弁に変化した。雌しべはそのまま
千重咲き「紅おけさ」
雄しべと雌しべの区別なく、すべて花弁化したもの
千重咲き「雪雫」
千重咲き(銘・不明)
2024年3月24日撮影。写真右端にも表示がありますが、3月中は入園無料です
エントランスから直進すると「緑の千畳敷」と呼ばれる広場で、その
手前、左側に、雪割草展の会場となった「花と緑の館」があります
展示会場手前には自生地を模した雪割草の展示がありました
二段咲きの園芸種(淡紫の花)も混じっていますね
モスグリーンの布を敷いたエントランス展示も、いつもと同じ
花手水
以下、展示品を咲き方で分けてみました
標準花「宮桜」
6枚前後の外弁と、雄しべ、雌しべで構成される
二段咲き「舞扇」
雌しべはそのまま残り、雄しべだけが花弁化した
二段咲き「満天の星」
二段咲き「心の泉」
二段咲き「麗華」
二段咲き(銘・不明)
三段咲き「景虎」
雄しべ、雌しべがその特徴を残しながら花弁化したもの
妖精咲き「春の宴」
雄しべ、雌しべ共に弁花の初期段階で、爪状の花弁を有する
丁字咲き「香雷」
雄しべが「丁字弁」といわれる不完全な花弁に変化した。雌しべはそのまま
千重咲き「紅おけさ」
雄しべと雌しべの区別なく、すべて花弁化したもの
千重咲き「雪雫」
千重咲き(銘・不明)
次回は、モスグリーンの展示台の更に奥に展示された作品の中から紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
無門
雄蕊と雌蕊が花弁化するなんて
不思議な花ですね
園芸種ゆえなのか
それとも自然の中での変化か
一体それは何故だろうか
nobara
一重から重弁咲きまで、多様ですね。
花手水がとても贅沢な気がします。
よほどにたくさん咲かないと、
こんな風にできませんもんね(笑)
イッシー
知りませんでした。小さな花を精緻に撮られていて素晴らしいですね。
夕菅
その花を惜しげもなく(?)摘み取っての花手水もびっくりです!
千重咲きなどもうユキワリソウと思えません。
(昨日のヒメアオキはヤブコウジ?)
eko
花手水が豪華ですね。もったいない気がします。
二段咲き「満天の星」が素敵です。
river
私も1時雪割草に凝って標準花、乙女咲き、へらしべ咲き、二段咲き、三段咲き、千重咲きなどを集めたり実生しましたが今はわずかに十数鉢になりました。標準花が一番丈夫で栽培しやすいです。
なおさん
信徳
自然の状態では先ず見れないでしょう。
変化ユキワリソウにビックリしましたがやはり自然の一重のユキワリソウが健気で可愛いです。
長さん
しべが花弁化する例は、人間が手を加えなくても色々ありますよ。八重桜や乙女ツバキ、ユリ、ヤエドクダミなどもそうです。
長さん
雪割草は鉢植えだったら育てるのが簡単だそうで植えている方も多いと思います。しかし、交配で多弁化させるのは交配の知識と年月が必要です。
花手水は二つありました。出展された雪割草は一鉢でたくさん花が咲くものがたくさんありますから、集めるのは容易だと思います。
長さん
人工交配を行うとしべが花弁化するものが出来ることがあり、更にそれらを掛け合わせ続けるとしべが全部、花弁化するものも作り出せます。しかし、一人で作り出すには長い年月が必要です。
今回のアップも数打ちゃ当たる方式ですよ。
長さん
雪割草の野生種が花色も形も多様であることを見て頂きましたが、園芸種は花粉を別のタイプの個体の雌しべに受粉させることで、その変化を人為的に起こさせるわけです。頃を続けると究極の千重咲きも出てくるのです。
株が大きくなると花茎もたくさん伸び、花もたくさん咲きますから、出品作品から少しずつ集めたら花手水用の数くらいはすぐ集まるでしょう。
ヒメアオキ?の件ですが、以前ここでヤブコウジとヒメアオキのの実を見たことがあります。そのどちらかだと思うのですが、葉の形が違うので決めかねています。
長さん
ここに出展されているような愛好家の方々はご自身でも人工交配をされているらしく、無銘の株も色々出展されていましたよ。花手水、勿体ない気もしますが、会期が土・日だけなので、持ち込んだ鉢数からすると、この程度の花を集める野や容易だと思いました。
長さん
残雪は駐車場の一部だけでしたが、2018年、2022年に行ったときは緑の千畳敷にも雪が残っていました。
ここの雪割草は入口から右手の丘陵に植え込まれています。入口の係員に聞いたところ、大崎雪割草の里より開花が遅れているとのことで、見に行きませんでした。無料期間中でもあり、順会のマイクロバスも運行されていませんし・・・。
雪割草も栽培のベテランになると、人工交配をしたくなるでしょうね。
長さん
この雪割草展の出展団体は毎年同じで、展示スタイルも、初めて見に行った2012年と全く同じです。
出展団体の方々らはご自身で交配などもされているのでしょうが、標準花にこだわっている方もおられると思いますよ。
長さん
野生種はいわゆる標準花だけですが、展示会には色々な咲き方の園芸種と標準花の両方が出展されていましたよ。
園芸種は銘のあるもの、無いものの両方があり、ご自身で作出したものを出している方もおられるのではないでしょうか。
yoppy702
「緑の千畳敷」…メッチャ広いですね!
「自生地を模した雪割草の展示」、これイイですね。
でも、展示品、さすがに美しいですね。
「宮桜」、メッチャ綺麗と思ってたら、二段咲きは、さらに綺麗。
と思ってたら、三段咲き、妖精咲き、丁字咲き…
これが雪割草?と思ってしまう程。
さらに、千重咲きになると、「雪割草、恐るべし!」となってしまいました。
こういうのを見てると、「雪割草」と漢字で書くのが、さらに納得です。
同時に、発想力、技術力、忍耐力など、作出家の方の努力に感服です。
すーちん
標準咲き野谷
色々あるんですねー
集め始めたら
次々欲しくなりますねー^^
長さん
「翠の千畳敷」、外周は約IKm、直径は300mくらいです。
「自生地を模した雪割草の展示」、雪国植物園で過去に見た光景はこんなようでしたよ。
雪割草はキンポウゲ科なので、異なる個体を交配すると変化が出やすいのです。千重咲きなどは何代も交配を重ねた結果でしょうね。しべが花弁化してしまうと、もう交配には使えないので、その点は難点ですね。
長さん
標準花でも花弁(萼片)の色が違ったり、大きさだったり、斑入りが出たり、様々な変化がありますよ。
雪割草は基本的には丈夫ですが、季節によって置き場所を替える必要があるそうでs。