今回は、受付がある教育棟で展示されたジュエル・オーキッドの中から紹介します。
ジュエル・オーキッドってなに?
多くの品種がガラスケースの中に密植されていました
上の写真の反対側から
アネクトキルス・アルボリネアータス
Anoectochilus albolineatus ハワイ諸島に分布
リパリス・プルプレオビリディス
Liparis purpureoviridis マレーシア半島、スマトラ島、ボルネオ島に分布
ホンコンシュスラン(香港繻子蘭)
Ludisia discolor インド~中国南部に分布
濃い緑の葉と赤い筋が綺麗 過去の撮った花はこちら
マコデス・リミイ
Macodes limii ボルネオ島に分布
丸葉にメタリックレッドの葉脈が美しい希少種
アネクトキルス・ブルマンニクス
Anoectochikus burumannicus
ミャンマー・タイ・マレーシア・ラオス、ヒマラヤ(中国)に分布
個別に展示されている品種は有名なのでしょうか?それとも希少種?
ドッシニア・マルモラータ
Dossinia marmorata 1属1種。ボルネオ島の固有種
つぼみの方を撮っているので、大理石模様の葉はピンぼけ
クレピディウム・プンクタツム
Crepidium punctatum ボルネオ島に分布
葉の表面には紫色の斑点が入る。赤紫色の花は径1cmほど
ペレクシア・マクラタ
Pelexia maculata 熱帯アメリカ(コスタリカ~ボリビア)に分布
葉は分厚い。ネジバナに近い種で、日本では珍しい
日本に自生するジュエル・オーキッド
ミヤマウズラ(深山鶉)
Goodyera schlechtendaliana シュスラン属。日本では、奄美大島以北~北海道に分布。濃緑色の地に白い網目状の斑が入り、この様子がウズラの羽の模様に似ていることが名前の由来
ハチジョウシュスラン(八丈繻子蘭)
Goodyera hachijoensis var. hachijoensis
名前は八丈島に由来するが、関東や九州南部にも分布する。葉の模様の違いから、カゴメラン、ヤクシマシュスラン、オオシマシュスランなどに分けらているが、基本的には同一種。何故、地域によって模様が違うのかは分っていない。写真は全て同一種
ヒメトレンラン(姫杜鵑蘭)
Tainia laxiflora 伊豆諸島、四国、九州、琉球列島に分布する日本固有種
発見者は牧野富太郎博士
花や市松模様の葉が、杜鵑(トレン=ホトトギス)に似ることに因む命名
オトメヤガラ(乙女矢柄)
< 新発見、葉のないジュエル・オーキッド >
左が「ヒメノヤガラ」、右が新発見の「オトメヤガラ」、
シュスランの仲間には、光合成を止めてキノコに完全に寄生する進化が起こった。そうした寄生植物のひとつにヒメノヤガラがある。その生態を調べるうち、少し特徴が異なる個体が見つかった。詳しく調べたところ、中国南西部に分布する Chamoegastrodia inverio と一致することが分った。日本から新発見となり、オトメヤガラと命名された(つくば植物園、2024/3/10発表)。
ヒメノヤガラについては、こちらのHPが詳しい。
2024年3月10日撮影。多くの品種がガラスケースの中に密植されていました
上の写真の反対側から
アネクトキルス・アルボリネアータス
Anoectochilus albolineatus ハワイ諸島に分布
リパリス・プルプレオビリディス
Liparis purpureoviridis マレーシア半島、スマトラ島、ボルネオ島に分布
ホンコンシュスラン(香港繻子蘭)
Ludisia discolor インド~中国南部に分布
濃い緑の葉と赤い筋が綺麗 過去の撮った花はこちら
マコデス・リミイ
Macodes limii ボルネオ島に分布
丸葉にメタリックレッドの葉脈が美しい希少種
アネクトキルス・ブルマンニクス
Anoectochikus burumannicus
ミャンマー・タイ・マレーシア・ラオス、ヒマラヤ(中国)に分布
個別に展示されている品種は有名なのでしょうか?それとも希少種?
ドッシニア・マルモラータ
Dossinia marmorata 1属1種。ボルネオ島の固有種
つぼみの方を撮っているので、大理石模様の葉はピンぼけ
クレピディウム・プンクタツム
Crepidium punctatum ボルネオ島に分布
葉の表面には紫色の斑点が入る。赤紫色の花は径1cmほど
ペレクシア・マクラタ
Pelexia maculata 熱帯アメリカ(コスタリカ~ボリビア)に分布
葉は分厚い。ネジバナに近い種で、日本では珍しい
日本に自生するジュエル・オーキッド
ミヤマウズラ(深山鶉)
Goodyera schlechtendaliana シュスラン属。日本では、奄美大島以北~北海道に分布。濃緑色の地に白い網目状の斑が入り、この様子がウズラの羽の模様に似ていることが名前の由来
ハチジョウシュスラン(八丈繻子蘭)
Goodyera hachijoensis var. hachijoensis
名前は八丈島に由来するが、関東や九州南部にも分布する。葉の模様の違いから、カゴメラン、ヤクシマシュスラン、オオシマシュスランなどに分けらているが、基本的には同一種。何故、地域によって模様が違うのかは分っていない。写真は全て同一種
ヒメトレンラン(姫杜鵑蘭)
Tainia laxiflora 伊豆諸島、四国、九州、琉球列島に分布する日本固有種
発見者は牧野富太郎博士
花や市松模様の葉が、杜鵑(トレン=ホトトギス)に似ることに因む命名
オトメヤガラ(乙女矢柄)
< 新発見、葉のないジュエル・オーキッド >
左が「ヒメノヤガラ」、右が新発見の「オトメヤガラ」、
シュスランの仲間には、光合成を止めてキノコに完全に寄生する進化が起こった。そうした寄生植物のひとつにヒメノヤガラがある。その生態を調べるうち、少し特徴が異なる個体が見つかった。詳しく調べたところ、中国南西部に分布する Chamoegastrodia inverio と一致することが分った。日本から新発見となり、オトメヤガラと命名された(つくば植物園、2024/3/10発表)。
ヒメノヤガラについては、こちらのHPが詳しい。
次回は、絶滅危惧植物温室で見た花などを紹介します。
(つづく)
3月24日より1泊2日の旅に出ておりますので、コメント欄を閉じています。
お伺いしますが、コメントはご容赦願います。