今回は、研修展示館で持参のランチを食べた後に入った、熱帯雨林温室で見た花などを紹介します。
この日は、いつもとは逆回りで、2階東側の回廊で見た花からです。
ヒッペアストルム・ミニアツム
ヒガンバナ科ヒッペアストルム属(←アマリリス属)の多年草
原産はペルーなどのアンデス山脈。アマリリス原種の一つ
ヒッペアストルム・パピリオ
原産はブラジル等の南米(標高2000m)。アマリリス原種の一つ
ヒッペアストルム・種名不詳(2種)
ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の多年草(球根植物)
ユークロシア・ストリックランディ 初見です
ヒガンバナ科ユークロシア属の多年草(球根)。エクアドル固有種
シナヤマツツジ(支那山躑躅)
ツツジ科ツツジ属の半落葉低木。奄美、沖縄、台湾、中国に分布
花期は3~5月、花径は3~4cm。春葉と夏葉の区別がある。
ケラマツツジ(慶良間躑躅)
ツツジ科ツツジ属の常緑低木、奄美大島以南~沖縄群島。名は慶良間
諸島にちなむ。かつては普通に見られたが、近年は園芸目的で乱獲さ
れ、個体数が少なくなっている。絶滅危惧II類(VU)
シャクナゲ・種名不詳
スキミア・リーベシアナ
ミカン科ミヤマシキミ属(スキミア属)の常緑低木。台湾原産
和名はアリサンミヤマシキミ。白い花が咲く。赤い実は有毒
メディニラ・スコルテキニイ
ノボタン科メディニラ属の常緑低木。原産はフィリピン、マレーシア
今回も、まだ殆どがつぼみで、3輪だけ開花していた
メディニラ・スペキオサ
ノボタン科メディニラ属の非耐寒性常緑小低木。原産はインドネシア・ジャワ島。別名:サンゴノボタン(珊瑚野牡丹)。こちらは1階に植えられた大きな木だが、やはり、殆どがつぼみ.
別の枝には実が残っていた(中央下)
シマバラン(縞葉蘭)属の一種 初見です
クサスギカズラ科(←キジカクシ科←ユリ科)の常緑多年草。自生地は東南アジアらしい。花径は1cm程度。大きな葉だが、ハラン属とは別属。
ネマタンサス’(ネマタンツス)・グレガリウス
イワタバコ科ネマタンサス属の亜低木。ブラジル原産。花冠の長さは1.5cmほど。花の下が膨らんで、おちょぼ口なので、和名はギンギョノキ(金魚の木)
次回も、熱帯雨林温室で見た花などを投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
river
ケラマツツジは中国のタイワンツツジ、日本のサツキ、リュウキュウツツジなど共に品種改良がベルギーで進みアザレアになりました。
夕菅
アマリリスは一度も見ていません。
メディニラ・スペキオサの開花も見たいと思っていました。
また行ってみます。
長さんに学んで蘭展の続きを載せました。
間違いがあるかもしれませんが学名も添えて。
ありがとうございました。
nobara
♬ 調べは あ・ま・り・り・す・・ ♬
この花を見ると決まって頭の中を駆け巡ります(笑)
いろいろ多彩なんですね🌸
シナヤマツツジですか。ヤマツツジ色です。
白いシャクナゲ、楚々としていますね。
スキミア・リーベシアナ、ソヨゴの雄株みたいです。
キンギョノキは見た事あります。シーマニアに似てます。
イッシー
素敵ですね~!色違いも新鮮だなって思っていたら
つつじも今見ると新鮮感ありますね。
なおさん
大輪の艶やかな花は見栄えがよいので人気ですね。
熱帯雨林の環境を温室で再現しようとするのもタイヘンでしょうねえ。ただ高温多湿にすれば良い、という単純なものでもないのでしょう。
クサスギカズラというと、つい臭過ぎカズラ??のヘクソカズラを思い浮かべてしまうのです。
信徳
長さん
アマリリスの原種って、高地で咲くんですね。良く見かける園芸種からはちょっと想像できないです。ここには、南アフリカ原産の植物が色々集められていますが、ホンアマリリスと言われるものはまだ見たことがないです。
へー、ケラマツツジもアザレアの作出に使われましたか。
eko
シナヤマツツジ、ケラマツツジもぱっと見、日本のサツキと同じように見えます。乱獲で個体数が少なくなっているのは困りますね。白いシャクナゲは清楚で素敵です。
スキミア・リーベシアナの赤い実は美味しそうに見えますが有毒なんですね。
メディニラ2種は蕾が多くて残念でしたね。
シマバランは初めて見ました。ハランの葉にそっくりです。小いさなあまり目立たない花色の花がいっぱいですね。
キンギョノキはおちょぼ口が可愛らしいです。
熱帯雨林温室は日本では見られない花やめずらしい花が咲いて良いですね。
yoppy702
ヒッペアストルム・パピリオもその下の二種も素敵です。
ツツジ類もそうですが、咲くやこの花館ですと高山植物室が担当(?)しそうです。
ノボタン科のメディニラ・スペキオサ、サンゴノボタンという別名だけに、正に、珊瑚ですね。
ノボタン科で、こういう小花のは見た事がないんです。
シマバランの花弁の質感がベルベットみたいに見えてしまいました、(^^ゞ
花径は1cm程度…さすが、綺麗に撮られてますね。
すーちん
これからツツジの季節ですねー
庭のツツジ2~3
蕾色付いてきてましたー
長さん
開花中の品種が回廊の手すりに吊り下げて展示されますよね。今回はエスキナンサスが多かったです。アマリリスは昨年8月にも並んでいました。
メディニラは4月見頃かもね。
蘭の記事、拝見しました。3団体の作品はまだまだご覧いただきたいのがあるのですが、長くなるので止めました。
長さん
アマリリスは今回4種類も展示がありました。路地植えだと難しいのでしょうか。耐寒性の問題ですか。
シナヤマツツジ、名札がなければ見分けられません。
長さん
ヒッペアストルム、原種が沢山あって、同定が出来ていないものもありました。
ツツジの仲間は似たものが多く、名札がなければ見分けは難しいです。シャクナゲは採取されたところも分らないようです。
メディニラ、あと一ヶ月くらいかかりそうです。
シマバラン、葉蘭とは別種なので、花が全く違いますね。
キンギョノキ、形容がピッタリ。
長さん
ヒッペアストルム、花が大きいので見事です。
ツツジは温室だから早く咲いたのでしょうね。
メディニラは好きな花なのですが、ちょっと早かったです。
シマバランの花は花弁がざらついている感じで、毛は生えていないようです。花はトリミングしています。
長さん
ツツジは、早ければ桜の散る頃からわき始めますので、あと2週間後くらいでしょうか。
長さん
コメ返が前後して、申し訳ありません。
アマリリスは開花株が時々並べられます。大輪ですから良いものですね。
熱帯雨林温室、湿度は若干高めの設定ですが、温室の中に雨を降らせるわけではありません(笑)。
クサスギカズラ科は臭過ぎ蔓ではなく、草杉蔓と書くようですね。