つくば植物園にて_2024年3月(6) 「世界の美しいラン」(3団体共同展示会)の作品から(4)

 3月10日、つくば植物園で開催された「つくば蘭展」(3/10~17)を見に行ってきました。
 「世界の美しいラン」という表題となった、3つのラン愛好団体(つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会、らん友会龍ケ崎)の展示で見た作品を紹介しています。

カトレア・ドゥバリアナ
C. Duvaliana ( C. lueddemanniana × C. purpurata ) 古典的交配種
小野寺勇さん(らん友会龍ケ崎)
IMG_7401.JPG

カトレア・メロディ フェアー
C. Melody Fair ( C. Stephen Oliver Fouraker x C. Horace )
大輪セミアルバ系の優秀品種  大田日出廣さん(らん友会龍ケ崎)
IMG_7403.JPG

カトレア・トリアネ・アメシアナ ‘マルシア レジーネ’
C. trianae fma. amesiana 'Marcia REgine'  有名原種
小野寺勇さん(らん友会龍ケ崎)
IMG_7407.JPG

カトレア・マキシマ
C. maxima  エクアドル~ペルーに分布する有名品種
小泉邦夫さん(らん友会龍ケ崎)
IMG_7411.JPG

カトレア・ドラム ビート
C. Drum Beat ( C. Bonanza x C. Horace )  レベンダー系の大輪
小泉邦夫さん(らん友会龍ケ崎)
IMG_7415.JPG

エンシクリア・コーディゲラ・アルバ
Encyclia cordigera fma. alba 'Emerald Tsukuba' メキシコ~ブラジルに分布
石川信行さん(らん友会龍ケ崎)
IMG_7413.JPG

エピデンドラム・ラディカンス
Epidendrum radicans  中南米に分布  花径3cm
稲葉茂子さん(つくば洋蘭会)
IMG_7431.JPG

カトレア・マキシマ・アルバ ‘J&L’
C. maxima fma. alba 'J&L'  マキシマの白花品種
荒木悦子さん(つくば洋蘭会)
IMG_7435.JPG

グアリアンセ・オウランヒアカ ‘シマロン バリー’
Gur. aurantiaca 'Cimarron Balley'  メキシコ〜コスタリカにかけて分布
染谷隆一さん(つくば洋蘭会)
IMG_7454.JPG

グアリアンセ・ラエリオイデス ‘カマリー’
Guarianthe x laelioides 'Camary'  鈴木良治さん(つくば洋蘭会)
IMG_7443.JPG

カトレア・ルデマニアナ・セルレア
C. ludeaemanniana coerulea  ベネズエラに分布
冨田研二さん(つくば洋蘭会)
IMG_7445.JPG

カトリアンセ・エル セリット
Ctt. El Cerrito ( Guarianthe aurantiaca × Cattleya crispata )
横田永冴さん(つくば洋蘭会)
IMG_7447.JPG

カトレア・リトルフェアリー ‘イエロー ハイブランジア’
C. Little Fairy 'Yellow Hybrangea' ( Netrasiri Beauty × Kauai Starbright )
丹下術代さん(水戸市植物公園蘭科協会)
IMG_7642.JPG

デンドロビューム(ノビレとオキナエンセの交配種)
Den. ( bnobile x okinaense )
道川哲司さん(水戸市植物公園蘭科協会)
IMG_7644.JPG

ソフロレリア・サンタバーバラ サンセット ‘ショータイム’
Sl.(L.) Santa Barbara Sunset 'Showtime' ( L. anceps × Lc. Ancibarina )
小岩井雅子さん(水戸市植物公園蘭科協会)
IMG_7646.JPG

カトレア・トロピカル ポインター ‘スワダ’
C. Tropical Pointer 'Suwada' ( C.Tropic Glow x C. intermedia )
丹下術代さん(水戸市植物公園蘭科協会)
IMG_7648.JPG
 2024年3月10日撮影。

 次回は、温室で見た花などを投稿します。
(つづく)

この記事へのコメント

  • nobara

    カトレアが多めのレポですね💪
    マキシマって少し変わっているんですね。
    天辺のヒューと伸びてる部分(なんていうかわからない)
    まっすぐに上に長めなんですね。
    ソフロレリア・サンタバーバラ サンセット ‘ショータイム’
    色合い、形ともに素晴らしいですね~~~
    魅了されました(^o^)丿

    2024年03月20日 14:41
  • もこ

    カトレアはランの仲間の中では豪華な花だと思っていましたが、そうではない花もあるのですね。
    2024年03月20日 14:46
  • なおさん

     さすがに女王様と呼ばれるだけのことはあり、カトレアの花の見事さは素晴らしいですね。
     大輪ではなくともそれぞれに個性的な美しさが見られるのが、ランの魅力なのでしょうね。
    2024年03月20日 16:02
  • river

    カトレアの原種は現在80種あるとされています。原種でも十分美しいのですがより美しい花を求めて交配による品種改良が続けられています。その数は膨大です。
    ランの表記法について質問ですが属名の略号はイタリック体で表記するとありますがどうなのでしょうか?
    2024年03月20日 19:23
  • 信徳

    今回は特にカトレアシリーズかと思う様にカトレアが多いですね。カトレアへの飽くなき探求がカトレアへと導かれるのでしょうか?やはりカトレアは美しいランの女王ですね。
    2024年03月20日 20:09
  • yasuhiko

    一口にカトレアといっても、けっこう
    色んな品種があるんですね。普段
    目にするのとは印象の違うものもあって…。
    マキシマの白花品種など、すっきりして
    スタイルがいいなと思います。
    2024年03月20日 20:39
  • 夕菅

    私は今までランを避けて来ましたので名前もわからず、今回も女王様方を飛ばしました。ここで並べて見せていただけて幸いです。
    少ない情報から調べて学名まで添えられ感心するばかりです。
    今日は素朴なランを少しばかり追加しようと思いましたがなかなか捗りません。
    2024年03月20日 21:47
  • イッシー

    カトレア類も豊富ですね~!
    エピデンドラム・ラディカンスは色鮮やかで素敵です。
    下から2番目もいいな~
    2024年03月20日 22:02
  • 長さん

    🚩 nobaraさん、コメントありがとうございます。
    今回はカトレア類が多かったです。マキシマは背萼片が上に伸びています。1枚目も℃同様ですね。2枚目は即花弁が大きいので、背萼片は後ろに隠れています。
    ソフロレリア・サンタバーバラ サンセット、花色がちょっと変わっていて、素敵ですよね。
    2024年03月20日 22:03
  • 長さん

    🚩 もこさん、コメントありがとうございます。
    カトレア類は原種だけで80種以上ありますし、その交配種となると点本学的な数字になります、従って、ちょっと変わった品種も登場します。
    2024年03月20日 22:05
  • 長さん

    🚩 なおさん、コメントありがとうございます。
    ランは同じ属でもバラエティがあって面白いですよね。その多様性に嵌まった人も多いでしょう。かく言う私も同様です。
    2024年03月20日 22:07
  • 長さん

    🚩 riverさん、コメントありがとうございます。
    カトレア類の80種というのは恐らく変種を含まない数だと思います。人気のある属ですから、より美しいものを作り出そうと、交配も盛んに行われているので、それらを合せると膨大な数になるでしょうね。
    ランの名前の表記については、印刷の場合、イタリック体を使いますが、我々がブログに書くような場合は、普通の字体で構いません。手書きの場合は活字体ではなく、筆記体でもOKです。
    2024年03月20日 22:19
  • 長さん

    🚩 信徳さん、コメントありがとうございます。
    らん展に行くとカトレアとパフィオペディルムが多く出展されています。それらの品種が多いと言うこともあるでしょうが、やはり、それらを好む人が多いと言うことでしょうね。
    2024年03月20日 22:23
  • 長さん

    🚩 yasuhikoさん、コメントありがとうございます。
    カトレア類は原種だけで80種以上、変種や交配種を合せると膨大な数になるでしょう。
    マキシマはピンクの花が基本ですが、変種で白が出て来るのですから面白いですね。
    2024年03月20日 22:26
  • 長さん

    🚩 夕菅さん、コメントありがとうございます。
    ランは初めて見たときから、その美しさ、バラエティの多さに嵌まってしまいましたよ。自分でもいくつか育ててみましたが、そっちの方は上手くいきませんでした。今は専ら見て楽しむだけです。
    ランは学名表記が基本なので、それは原則として名札に記載されていますね。ネットでランの紹介を覗くと、多くの場合、交配元が書いてあるので、私も添えてみることにしました。
    2024年03月20日 22:31
  • 長さん

    🚩 イッシーさん、コメントありがとうございます。
    エピデンドラム・ラディカンス、黄色が良いアクセントになっていますね。
    下から2枚目のソフロレリア・サンタバーバラ サンセット、この色合いをなんと表現したら良いのか、微妙な色が良いですね。
    2024年03月20日 22:35
  • eko

    カトレアはランの女王様、綺麗で、いろいろな花色があって素敵です。最後のカトレア・トロピカル ポインター ‘スワダ’の花色は魅力がありますね。
    エピデンドラム・ラディカンスも華やかですね。中心の名前が分かりませんが、ギザギザが可愛いです。
    2024年03月20日 23:00
  • ミキ

     大輪のカトレアに圧倒されました。
    素晴らしいの一言です。
    まさに「世界の美しいラン」ですね。
    香りもよかったでしょう?
    それにしても種類の多さに驚きです。(^^♪
    2024年03月20日 23:53
  • yoppy702

    「世界の美しいラン」となると、やっぱり、カトレアの登場ですね。
    エンシクリア・コーディゲラ・アルバというのは「エンシクリア」というランですね。
    グリーン部は萼片?ちょっと固そうな感じですね。
    エピデンドラム・ラディカンスって、面白い咲き方をするんですね。
    ぐっと伸びた先に咲いてるような…そんな感じ。(^^ゞ
    カトリアンセは、カトレアと何かの交配なんですね。
    同じ黄色でも、カトリアンセ・エルセリットと、その下のとではかなり姿が違いますね。
    ランって、ホンマ、多種で、スゴイ世界ですね。
    2024年03月21日 00:27
  • すーちん

    おはようございます
    ランの女王、カトレアも
    シンビジウムに似た感じのも
    あるんですねー
    2024年03月21日 08:25
  • 長さん

    🚩 ミキさん、コメントありがとうございます。
    カトレアはやはり人気の品種だけあって、多くの作品が展示されていました。原種+交配種で種類が多く、バラエティに富んでいますね。
    2024年03月21日 09:47
  • 長さん

    🚩 yoppy702さん、コメントありがとうございます。
    エンシクリア属はメキシコ~南アメリカに分布する着生種で、約1,170種.が確認されており、エピデンドルム属に近い属です。萼片が固いかどうかは、作品に触れるわけにはいかないので、不明です。
    カトリアンセ属はカトレヤ属とグアリアンセ属の属間交配種で、人工属です。グアリアンセ属は以前はカトレヤ属に含まれていました。
    2024年03月21日 10:02
  • 長さん

    🚩 ekoさん、コメントありがとうございます。
    返信が後先になり、申し訳ありません。
    カトレア属とその近縁種は原種も交配種も多く、愛好家も多いので、様々な色や形のものが出展されます。
    最期のカトレは原種と交配種を掛け合わせたもので、珍しい花色の部類でしょう。出展者名が抜けていたので、付け加えました。
    エピデンドラム・ラディカンスは普通のランとは天地逆に咲いています。なので、ギザギザがある部分は唇弁です。
    2024年03月21日 10:14
  • 長さん

    🚩 すーちんさん、コメントありがとうございます。
    シンビジュームに似たカトレアですか、はて、どれのことだろう?
    2024年03月21日 10:20