今回から、「世界の美しいラン」という表題となった、3つのラン愛好団体(つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会、らん友会龍ケ崎)の作品展示で見た作品を紹介します。
作品展示の案内板(熱帯資源植物温室前)
つくば洋蘭会のウェルカムフラワー
カトレア・ズイホー
C. Zuiho ( C. Edgar Omura x C. Enid ) 鈴木敏克さん(つくば洋蘭会)
約30年前に登録された、国産の白赤大輪カトレアの傑作品種
リンコレリオカトレア・ローズ ウィスパー ‘M-23’
Rlc. Rose Whisper‘M-23’ ( C. Drumbeat x Rlc. Llano )
出展者名の表示なし
先ずは、会場最奥部に展示された 優秀作品 の展示です
以下、優秀作品を、下段⇒上段、右⇒左(又は左⇒右)、の順で紹介します
グアリアンセ・スキンネリ ‘ヘイティ ジャコブス’
Guarianthe skinneri 'Heiti Jacobs' 原産はグアテマラ~パナマ
住江 絆さん(らん友会龍ケ崎)
パフィオペディルム・セント スイシン
Paph. Saint Swithin ( rothschildianum x philippinense )
山本隆文さん(らん友会龍ケ崎)
デンドロビューム・ピテロ ゴールド ‘ダイヤモンド リング’
Den, Pittero Gold 'Daiamond Ring' ( Golden Blossom × Oborozuki )
島田文江さん(つくば洋蘭会)
ファレノプシス・ブルージーン
Phal. Bluegine ご存じの「青いコチョウラン」です
深作一徳さん(水戸市植物公園蘭科協会)
デンドロビューム・アノスマム・セミアルバ(ピンク)
Den. anosmum fma. semi-alba (Pink) ラオスに分布
広澤良子さん(つくば洋蘭会)
シンビジューム・トラシアヌム
Cym. tracyanum ベトナムに分布
柳原正己さん(水戸市植物公園蘭科協会)
デンドロビューム・サクラガリ
Den. Sakuragari ( Den. Evening Star x Den. Gatton Belle )
年に2回咲くそうだ 千葉小百合さん(つくば洋蘭会)
カトレア・ワルケリアナ・アクイニイ ‘ギフ’
C. walkeriana f. aquinii 'Gifu' カトレアの超有名な原種
松本みき子さん(つくば洋蘭会)
オエオニエラ・ポリスタキス
Oeoniella polystachys マダカスカルやコモドに分布 珍しい
夜に良く香るそうだ 千葉康隆さん(つくば洋蘭会)
デンドロビューム・パニー
Den. Panny この品種名はネットでヒットしない
花期が長いそうだ 稲葉茂子さん(つくば洋蘭会)
カトレア・マキシマ・セルレア
C. maxima fma. coerulea エクアドル~ペルーに分布
荒木悦子さん(つくば洋蘭会)
次回は、3団体共同展示会の優秀作品の続きなどを紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
river
私は15日に「ぐんまの洋らん展」を見学してきたのですが他に紹介する素材がありすぎてなかなか紹介できません。とりあえず明日、上位入賞者の作品だけでも紹介しようと思います。
「青いコチョウラン」は特別展示でさりげなく飾られていました。売店でも売られていて1鉢1万2千円でした。
もこ
その名の通りどの花も美しいですね。
青いコチョウラン一度見てみたい花です。
なおさん
夕菅
今回はラベルが見にくいものもあり、もう私は初めから脱落しました。
やはり個人で育成された苗は植物園のものより愛情豊かにふっくら花開いているものが多いように思いました。
イッシー
凄いな~。
今日は立川に行ってきましたが、出展数増えてていいですね。
私の方は相変わらず好きなように撮っているだけですが、
いつ見ても目新しく感じちゃうんですよね~。
色合いとかがとっても綺麗でした。
eko
長さん
つくば洋蘭会は斉藤正博さんを始め、世界らん展日本大賞の受賞が3人もですからね。らん友会龍ケ崎も会員数が多いですし、水戸市植物公園蘭科協会は歴史があります。
「ぐんまの洋らん展」にいらっしゃいましたか。楽しみ日誌邸ます。
「青いコチョウラン」、遂にこういう作品展にも登場しました。
長さん
この3つの愛好団体はレベルが高いですから、作品質も良いです。
青いコチョウラン、この植物園で初めて見ましたから、もう5,6回は出会っていますよ。
長さん
今回は野生蘭も含めて出展数が多かったので、写真を撮りまくり、2本目のバッテリーも赤が点滅してしまいました。目がランランどころか、しょぼしょぼになってしまいました。
長さん
ブログの使わせてもらう作品なので、出展者除法は勿論のこと、蘭の名称(カタカナ及びラテン語名は勿論、原産地、又は、交配親なども情報も載せることにしています。蘭が大好きなものですから、ご覧いただいた方々にも色々知っていただきたくて・・・。
植物園では多くの品種を限られた人数で管理しなければならないから、大変だと思いますよ。
長さん
1日に2ヵ所だったら大変ですが、1週間後ですからね。
ラン好きなので、品種名は勿論のこと、交配親とか原産地とか調べるのが好きなので、必ず名札も撮影するから、写真の枚数が2倍になっちゃいます。
立川は出展数が若干増えていましたね。
長さん
今回は、植物園側が「世界の美しいラン」と表題を付けたので、出展者側もそれを意識したような感じがしました。
関東では大きならん展がいくつも開催されますが、中京地区は残念ながら、少ないようですね。
yoppy702
以前は、美しいランと言えばカトレアしか頭を過ぎりませんでしたが、長さんとこで鍛え(?)られてる内に、他のランの美しさが解ってきました、(^^ゞ
パフィオが好きになったし、最近は、デンドロビュームの賑やかさに引かれています。
勿論、花単体で見ても可愛いいですけど。
「青いコチョウラン」、やっぱ綺麗ですね。
ぷくっとした蕾が愛くるしいです。
特に、この画像、メッチャ綺麗です。
デンドロビュームの‘ダイヤモンド リング’、確かに、と思いましたが、その上のパフィオもゴールドで綺麗ですね。
ジュン
皆素晴らしい作品ばかり
「青いコチョウラン」や
夜に香る・・・
蘭は奥が深いですね
すーちん
青い胡蝶蘭は
矢張り目を引きますね
黒の胡蝶蘭とか
出来るかも^^
長さん
美しいランはカトレアの仲間以外にも色々あると知っていただけて、嬉しいです。最近は、パフィオやデンドロビュームも人気になってきていて、ラン展でも良く見かけます。
青いコチョウランも良いですが、やはり、遺伝子組み合えではなく、野生種やそれを基にした交配種まででしょう。
デンドロビューム・ピテロ ゴールド ‘ダイヤモンド リング’、黄色の覆輪を指輪に例えたのでしょうか。
その上のパフィオペディルム・セント スイシン、リップがまさにスリッパだ(笑)。
長さん
今回はどれも見事な作品ですね。
夜に香りが強くなるラン、色々ありますが、夜行性の昆虫をおびき寄せるためなんですね。
長さん
野生の蘭には青の色素をも花のがなかったので、世の中を驚かせましたが、黒いコチョウランが出来ても、黒い蘭は既に自然界で存在しているので、驚かれないかも。