今回は、今回の目玉展示となった「光るコチョウラン」や、フラワーアーティストの作品などを紹介します。
見学待ちは長蛇の列(最後尾は45分待ちと表示されていた)ので、帰り間際に並んだのですが、それでも30分ほど待たされました。
暗幕で二重に囲われた展示室に入って、写真を撮りましたが、暗いのでオートフォーカスは役に立たず、マニュアルモードににして、何枚も撮りました。しかし、スローシャッターなので上手く撮れません。
下の写真は何とか撮れた3枚のうちの2枚です。
遺伝子組み換えで「青いコチョウラン」が出来、2014年の世界ラン展日本大賞で、世界で初めて公開されたのをご存じの方もおいででしょう(当時のブログ記事はこちら)。
それから10年、現在は開発に協力した石原産業から青コチョウランが発売されており、今回の世界らん展では実物が販売されていました。
価格は、1本立の鉢植えが14,850円、3本立鉢植えは36,300円と、やはり高いです。
フラワーアーティストによる花の世界
このらん展ではお馴染みの、華道家:假屋崎省吾さんと、花創作家:志穂美悦子さんの作品です。今回は、従来のスペースよりずっと狭いですが、それぞれ見事でした。「百花繚乱」 華道家:假屋崎省吾さん
徳島県・(株)河野メリクロン協力のもと、ふんだんにランを
使った、繊細かつダイナミックな作品です。花の美しさ、
エネルギー、癒やしの力をぜひご堪能下さい、とのこと
「産 土」~うぶすな~ 花創作家:志穂美悦子さん
日本に古くから伝わってきた古い言葉であり、生まれた土地、土地の神々を
意味するという。2024の、幕開けは奇しくも、元旦から誰もが絶句する、強
烈な惨禍を目の当たりにしました。生きとし生けるもの、全てにとって生ま
れた土地は、母親の子宮であり、その愛を受け、その地に包まれて生きます。
世界中の平和、日本の平和を心から祈ります。「産土」に魂霊をこめて・・・
「世界の楽園 南西諸島に咲く蘭」
会場に一角に、表題のコーナーがあり、パネル展示と共に、実物が何種類か展示されていました。その中から紹介します。徳島県・(株)河野メリクロン協力のもと、ふんだんにランを
使った、繊細かつダイナミックな作品です。花の美しさ、
エネルギー、癒やしの力をぜひご堪能下さい、とのこと
「産 土」~うぶすな~ 花創作家:志穂美悦子さん
日本に古くから伝わってきた古い言葉であり、生まれた土地、土地の神々を
意味するという。2024の、幕開けは奇しくも、元旦から誰もが絶句する、強
烈な惨禍を目の当たりにしました。生きとし生けるもの、全てにとって生ま
れた土地は、母親の子宮であり、その愛を受け、その地に包まれて生きます。
世界中の平和、日本の平和を心から祈ります。「産土」に魂霊をこめて・・・
「世界の楽園 南西諸島に咲く蘭」
オキナワチドリ(沖縄千鳥)
ラン科ヒスイラン属。屋久島から沖縄までの日本南西諸島に分布
日本固有種。開花期は3~5月。絶滅危惧Ⅱ類(VU)
コウトウヒスイラン(紅頭翡翠蘭)
ラン科バンダ(ヒスイラン)属。日本では尖閣諸島に分布
日本に自生するバンダ属は本種のみ。絶滅危惧IA類(CR)
バイケイラン(梅蕙蘭)
ラン科バイケイラン属の常緑多年草。絶滅危惧II類(VU)
インド~サモア諸島、東南アジアに分布。日本では石垣島・西表島
名の由来は、バイケイソウの葉に似ているから
花がちょっと痛んでいます。過去に撮った花はこちら
次回から、日本大賞審査部門で、レッドリボンやホワイトリボンを獲得した作品の中から紹介します。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
良くぞ並んでしっかり撮られましたね。暗いので大変だった事でしょう。ブルージーンも素晴らしいです。
river
青いコチョウランが1本立の鉢植えが14,850円というのが高いか安いかは個人の価値観ですね。今日、奥地蘭展で一つ花が咲いた株を16,000円で購入された方がいました。値段の交渉をしていましたが結局提示価格で購入していきました。10万円以上の価値があるとのことです。
bunko
イッシー
假屋崎さんと志穂美さんのスペースは撮り逃しました。
いや、どこにあるのか気が付かなかったです。
なおさん
ツキヨタケの闇に光るさまも神秘的ですが、夜光虫やホタルイカなど見たことがないので、あれこれ見たいですよねえ。
南西諸島には行ったことがないので、お金とヒマがふんだんにあるのなら全部巡ってみたいですよねえ。
長さん
折角入場料を払って見に行ったのですから、光るコチョウランは見ておかなくては斗、空くのを待っていました。出もなかなか列が途切れないので、帰り際に並びましたよ。
光るコチョウランはミラーレスで撮るのは大変でした。スマホの方が良かったかも。
長さん
光るコチョウランと言っても、自力で発酵するわけではないので、遺伝子組み換え技術の進化を確認するための手段としてコチョウランを利用したんだと思いますよ。
中国蘭も希少価値で高値がつくようですね。だから、彩雲さんや佐久良爽さんのように、航空運賃を使っても中国本土で買う方が安いと言うことなんでしょうね。
長さん
光るコチョウランは、自力で発酵するわけではないので、残念と考えるのは誰しもでしょうが、バイオ技術の進化をこの様な形で実現したというのは素晴らしいことだと思います。
長さん
假屋崎さんと志穂美さんの作品は、光るコチョウランの展示場所のすぐ右手にありましたよ。光る蘭をパスしたので、気付かなかったんでしょうね。
長さん
光るコチョウランを津くっがバイオ技術が、いずれ、他のものに対しても有効ということが実証され、世界に広まっていくのでしょうね。
ブラックライトを当てなくても、自ら発光するという技術も作れるかもしれませんね。
お仕事をリタイアされたら、まず、沖縄に行かれることをお勧めします。
eko
假屋崎省吾さんと志穂美悦子さんの作品は見事ですね。さすがに見ごたえがあります。
南西諸島のランも素敵です。現地に行かないと見られない花が展示されているのは嬉しいですね。
yoppy702
スゴイ事をやるもんですね。
というか、こういう事をやろうという発想にも驚きです。
「光る…」というのは、ヒカリゴケを見た事がありますが、ヒカリゴケは、それ自体が発光してるのではなく反射やったと記憶してます。
「光るコチョウラン」は、これ自体が発光してるんですね。
通常光での姿と、苦労して撮られた暗闇での姿、もう、唖然です。
貴重なレポ、ありがとうございます。
「フラワーアーティストによる花の世界」…志穂美悦子さんってアクションスターの志穂美悦子さんですね。
こないだTVに出られていたので、へぇー…って思ってたんですが、こういう場で作品を出される程に有名なアーティストなんですね。
すーちん
蛍光タンパク質を
コチョウランに導入ですかー
実現したんですね
そのうち市販されるように
なるんでしょうか
長さん
日本の先端技術は世界をリードする勢いですね。今後、研究が進めば、人類にも役立つ技術が色々でてくるでしょう。
假屋崎省吾さんと志穂美悦子さん、展示スペースが狭くなってお気の毒。
南西諸島の絶滅危惧種、現地で見るのも大変そうです。リンクしたバイケイソウの花の写真はつくば植物園で撮ったものです。
長さん
こうしたバイオ技術を動物で実験するのは困難があるようで、植物の方が扱いやすいのでしょう。光るコチョウランと言っても可視光ではないのがちょと残念。写真はスマホで撮った方が良かったかも。
志穂美悦子さんの作品、私も最初に見たときは、Yoppy702さんと同じ感想でしたよ。
長さん
光るコチョウラン、ブラックライトを当てないと見られないのが難点です。可視光線を発しているのなら商品価値が出てくるでしょうが・・・。
もこ
この先どんな花が出て来るのか
想像もつきません。
長さん
青いコチョウランの鴇もそうですが、今回の光るコチョウランにもビックリです。日本のバイオ技術は世界の最先端ですね。今度、登場する花は何でしょうね。