今回はシリーズ最終回で、東園で見たツバキの紹介です。
ツバキ 綾川絞(あやかわしぼり)
濃い紅地に白斑、八重、牡丹咲き~獅子咲き、中輪(9cm)
ツバキ 園芸種名不詳
ツバキ 白露錦(はくろにしき)
淡桃地、紅吹掛小絞、八重、抱咲き、中・大輪。江戸古種
ツバキ 唐獅子(からじし)
紅色、獅子~牡丹咲き、弁波曲。大輪。1739年の「本草花蒔絵」
などに載る古い品種。 残残念ながら、落下した花しかなかった
ツバキ 赤腰蓑(あかこしみの)
濃紅色、唐子咲き、小~中輪。関西の古花
ツバキ 日本の誉(にほんのほまれ)
淡紅色地・白覆輪、弁脈鮮明、一重、ラッパ~平開咲き、筒しべ、中輪
「絞臘月(しぼりろうげつ)」の枝変わりから生まれた品種
ツバキ 元日(がんじつ)
濃紅色、一重、椀~平開咲き、筒しべ、中~大輪
名札には「元旦」と、間違って書かれている
ツバキ 玉川(たまがわ)
紅色、一重、筒~ラッパ咲き、筒しべ、小~中輪
ツバキ 太郎冠者(たろうかじゃ)
紫をおびた桃色、一重、筒~ラッパ咲き、中輪
別名:関西では、有楽(うらく)。江戸中期からの古典種
東園から、駐車場がある西園の事務所前に戻ってきました。車で帰宅するので、その前に事務所のトイレを借用するため、中に入りました。すると、見事なコチョウランが展示してありました。
農林大臣賞の札がついていたので、すぐ分りました。先月、池袋サンシャインで開催された「第72回関東東海花の展覧会」の特別賞コーナーで、上段中央に飾られていた、あの見事なコチョウランじゃありませんか。1月27日に見に行ったときは名札が見えず、農林大臣賞の札も見えなかったので、主催者側の展示かと思っていました。
改めてご紹介しましょう。
本庄経済新聞によると、「茂木さんは1975(昭和50)年、『茂木洋蘭園』を50坪で創業。1990(平成2)年、『モテギ洋蘭園』として法人化し、2020年に東京営業所を設けた。同園は今年10月で50周年を迎える。現在の栽培面積は
3,200坪。2011(平成23)年8月、長男の仁(じん)さんが台湾・台南市の『胡蝶蘭パーク』内に、温室面積5,400坪の現地法人『仁蘭園』を立ち上げた。亜熱帯気候の台南で育てた苗を、父親の敏彦さんが経営する『モテギ洋蘭園』で開花させ出荷している」とのことです。
この記事へのコメント
イッシー
良く知っている長さんでなければ気が付かなかったかも。
関東東海花の展覧会には26日には秋篠宮家がお見えになっていたんですってね。
私全然知りませんでした。
長さん
ファレノプシス ‘キャサリン’、仕立て方の特徴で、すぐ気付きましたよ。
花の展覧会の一般入場は午後からですから、秋篠宮家がお見えになったとすれば、その前の時間でしょうね。
調べて見たら、26日午前10時25分と書かれた新聞記事が見つかりました。
もこ
『茂木洋蘭園』のコチョウラン立派
と言うか見事な花ですね。
セイヨウオキナグサ 種類が豊富ですね。
プリムラ類は店先で今一番良く目につきます。
yasuhiko
こうしたランの逸品を見慣れて無いと
名札があっても特に目を留めないかも知れません。
それにしても、埼玉県花と緑の振興センターは
椿の種類が豊富で見応えありますね。
以前一度訪ねた時の事を思い出しました。
信徳
先日も書きましたが赤系ではユキツバキなど一重が好みで太郎冠者なども好みです。
台湾南部の台南、高雄はランの産地で冬場は毎土曜、日曜ラン市場でランが売られていました。
日本では安いシンピジュームが高いのを記憶しています。
river
セイヨウオキナグサは花の色が豊富で栽培が容易というので以前購入したことがありますが冬に枯らしてしまいました。
eko
金賞・農林水産大臣賞のファレノプシス ‘キャサリン’はさすがに凄いです。
西洋オキナグサは可愛いですね。オキナグサより育てやすいのですか?こちらの園芸店にもしあったらほしいですね。
プリムラジュリアンは今店頭をにぎわせていますね。可愛い花です。
シンビジューム、わが家の今咲いている花と同じです。
nobara
なかなか名前もついてないと把握できませんね。
はくろにしき(白露錦)がいいですねーー
唐子咲きのあかこしみの(赤腰蓑)も変わってます。
ファレノプシス ‘キャサリン’
再会なさったのですね。地元の方のだったのですね。
嬉しい出会いでしたね~
セイヨウオキナグサ(西洋翁草)日本のとは様子が違いますね。
プリムラジュリアンも纏まってると可愛いです🌸
シンビジュームも屋外で?見事なモノですねーー
長さん
赤腰蓑は唐子咲きという、変わった咲き方ですで、花芯のおしべ全体あるいは葯が小さな花弁に変形したものです。
ファレノプシス ‘キャサリン’は大株となって、花茎が何本も伸び、それぞれに花がたくさんつきました。茎の誘引の仕方も見事ですね。
セイヨウオキナグサ、原種の花弁は6枚ですが、写真の物は花弁が多く、色も豊富な園芸種です。
長さん
ファレノプシス ‘キャサリン’、見事な株だったので、記憶に残っていました。やはり、コチョウランの専門家だったのですね。
埼玉県花と緑の振興センターにはツバキも多く植えられていますが、まだ開花していない品種の方が多かったです。
長さん
ユキツバキ、良いですね。雪国植物園で何度か見ています。大崎雪割草園ではユキバタツバキも見ましたか、これも綺麗ですね。
台湾はランの栽培には適しているでしょうね。シンビジュームが高いのですか。それは意外でした。
長さん
お宅にはツバキが20種類、100本ですか。壮観ですね。放置すれば交雑種がどんどん増えそうで、何とか食い止めないとなりませんね。
セイヨウオキナグサ、耐寒性がありそうですが失敗しましたか。残念。
長さん
赤腰蓑は唐子咲きですから、雄しべなどが花弁化した品種です。ツバキの唐子咲きの品種が余り多くはなさそうですね。
ファレノプシス ‘キャサリン’、池袋で見た時は、何故、特別賞のコーナーの中央に置いてあるのか疑問だったのですよ。
セイヨウオキナグサ、お近くの花屋さんになければ、通販という手もありますね。
お宅のシンビジュームと同じですか。我が家のシンビジュームは白っぽい花だったのですが、今年の雪で又咲きそうもありません。
長さん
ここは見本園みたいなところなので、殆どの木に名札が付いているので助かります。まだこれから咲くツバキも多かったです。
ツバキの唐子咲きは珍しい方ですね。一重の白い花で唐子咲きになったという「白唐子」を見てみたいものです。
ファレノプシス ‘キャサリン’、農林水産大臣賞ですから売るのは勿体ないので、こうした場所に展示するのは良いことですね。
セイヨウオキナグサ、初めて見ましたが、日本のオキナグサより派手目ですよね。色も豊富なようです。
プリムラジュリアンは旬ですね。
最期のシンビジューム、鉢植えですが、屋外に出しっぱなしなんです。良く咲いたのですね。
ろこ
ご無沙汰してしまいました。
ツバキ「赤腰蓑」はお花だけ見たら椿には見えないですよね。
華やかな花姿ですね。
ツバキ 日本の誉(にほんのほまれ)は我が家に咲くお花とそっくりです。
でも名前がわかっていないので似ているだけかな?
セイヨウオキナグサは 日本のオキナグサとはかなり違いますね。
でも栽培は、オキナグサより育て易いんですね。
植えてみたいですね。
なおさん
セイヨウオキナグサは促成栽培で早く咲かせたものでしょうが、花色がさまざまで楽しいですね。
yoppy702
知ってるのは、太郎冠者だけでした。(^^ゞ
江戸中期からの古典種なんですね。
ファレノプシス ‘キャサリン’、記憶にあったので、投稿されていた記事を、もう一度見に行ってみました。
「特別賞コーナーの上段に置かれた…」という紹介だけやったんですね。
<金賞・農林水産大臣賞>…さすがの作品ですね。(^^)
モテギ洋蘭園の説明もありがとうございます。
すーちん
ツバキ
沢山花を付けていても
綺麗な花を見付けるのは
難儀ですー
先客が来てますからー^^
コチョウラン
矢張り見事ですねー^^
長さん
赤腰蓑は唐子咲きという咲き方で、ツバキには数種類しかない珍しい咲き方です。
お宅のツバキは日本の誉にそっくりですか。椿は似たような種類がいろいろあるので、即断は出来ませんね。
セイヨウオキナグサ、日本のオキナグサとは雰囲気が全く違いますね。お花屋さんに置いてあると良いですね。
長さん
ツバキの花はこれからが本番ですね。
武蔵丘陵森林公園の椿園、入ってみたことがありますよ。11月だったので花は少なかったですが、それでも20種くらい写真が撮れました。
セイヨウオキナグサ、初めて見ましたが、花色も豊富なようです。
長さん
ツバキの開花はこれからが本番なので、まだ咲いていない品種の方が多かったです。
ファレノプシス ‘キャサリン’、池袋では中途半端な展示の仕方だし、名札も手前の展示に隠れてしまっていたので、主催者側の展示かと思いました。ここで再会できて良かったです。
長さん
ツバキは花が痛みやすいですね。鳥が吸蜜しようと、花弁の縁に止まると、そこから茶色くなってしまいますしね。
コチョウラン、農林水産大臣賞ですから、流石です。