埼玉県花と緑の振興センターにて(5) 東園にて②  ツバキの色々(綾川絞、白露錦、唐獅子、赤腰蓑、日本の誉、元日、玉川、太郎冠者)、ファレノプシス ‘キャサリン’ & セイヨウオキナグサなど

 2月10日、川口市安行にある「埼玉県花と緑の振興センター」に早咲きのウメの花などを撮りに行ってきました。
 今回はシリーズ最終回で、東園で見たツバキの紹介です。


ツバキ 綾川絞(あやかわしぼり)
濃い紅地に白斑、八重、牡丹咲き~獅子咲き、中輪(9cm)
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ツバキ 園芸種名不詳
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ツバキ 白露錦(はくろにしき)
淡桃地、紅吹掛小絞、八重、抱咲き、中・大輪。江戸古種
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ツバキ 唐獅子(からじし)
紅色、獅子~牡丹咲き、弁波曲。大輪。1739年の「本草花蒔絵」
などに載る古い品種。 残残念ながら、落下した花しかなかった
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ツバキ 赤腰蓑(あかこしみの)
濃紅色、唐子咲き、小~中輪。関西の古花
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ツバキ 日本の誉(にほんのほまれ)
淡紅色地・白覆輪、弁脈鮮明、一重、ラッパ~平開咲き、筒しべ、中輪
「絞臘月(しぼりろうげつ)」の枝変わりから生まれた品種
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ツバキ 元日(がんじつ)
濃紅色、一重、椀~平開咲き、筒しべ、中~大輪
名札には「元旦」と、間違って書かれている
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ツバキ 玉川(たまがわ)
紅色、一重、筒~ラッパ咲き、筒しべ、小~中輪
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ツバキ 太郎冠者(たろうかじゃ)
紫をおびた桃色、一重、筒~ラッパ咲き、中輪
別名:関西では、有楽(うらく)。江戸中期からの古典種
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 東園から、駐車場がある西園の事務所前に戻ってきました。車で帰宅するので、その前に事務所のトイレを借用するため、中に入りました。すると、見事なコチョウランが展示してありました。
 農林大臣賞の札がついていたので、すぐ分りました。先月、池袋サンシャインで開催された「第72回関東東海花の展覧会」の特別賞コーナーで、上段中央に飾られていた、あの見事なコチョウランじゃありませんか。1月27日に見に行ったときは名札が見えず、農林大臣賞の札も見えなかったので、主催者側の展示かと思っていました。
 改めてご紹介しましょう。


ファレノプシス ‘キャサリン’
「第72回関東東海花の展覧会」洋らんの部 < 金賞・農林水産大臣賞 >
モテギ洋蘭園(埼玉県本庄市小島) 茂木敏彦さん
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 本庄経済新聞によると、「茂木さんは1975(昭和50)年、『茂木洋蘭園』を50坪で創業。1990(平成2)年、『モテギ洋蘭園』として法人化し、2020年に東京営業所を設けた。同園は今年10月で50周年を迎える。現在の栽培面積は
3,200坪。2011(平成23)年8月、長男の仁(じん)さんが台湾・台南市の『胡蝶蘭パーク』内に、温室面積5,400坪の現地法人『仁蘭園』を立ち上げた。亜熱帯気候の台南で育てた苗を、父親の敏彦さんが経営する『モテギ洋蘭園』で開花させ出荷している」とのことです。
 2024年2月10日撮影。
(シリーズ終了)


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 小学校低学年の交通安全見守り活動に立つ交差点の近くにある花屋さんで売られていた花です。

セイヨウオキナグサ(西洋翁草)
キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。原産はヨーロッパ、北米
別名:プルサティラ・ブルガリス。店頭に並んで、初めて知りました
売られているのはその園芸種のようで、日本のオキナグサとはかなり7
雰囲気が異なります。栽培は、オキナグサよりずっと育て易いそうです
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こちらは、その隣に並んだプリムラジュリアン
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帰り道で見たシンビジュームが元気でした
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 2024年2月16日撮影。

 次回は「世界らん展2024」の記事を投稿します。