今回から日本大賞審査部門でトロフィー賞を受賞した作品の投稿を始めます。作品の紹介は、通路の左側に展示された作品を手前から、その後、通路右側に展示された作品を手前からとします。
審査対象は、洋蘭、東洋蘭、日本の蘭など、あらゆる蘭で、花や株そのものが審査されます(花以外の部位を鑑賞の対象とするものは開花をしていなくても良い)。
なお、トロフィー賞の最高位は前回紹介した「日本大賞」、続いて、優秀賞、優良賞、奨励賞、トロフィー賞の順となります。
トロフィー賞展示の様子(通路の左側)
< トロフィー賞 >
ファレノプシス交配種 ‘SM598-1’
((ダイアン シーナ × フォーチュン グラッド) × ワールド クラス)
Phal. (( Diane sheena x Fortune Glad ) x World Class ) 'SM598-1'
椎名洋ラン園 椎名正剛さん(千葉県)
< 奨励賞 >
リカステ・カツラガワ ‘イクコ’
Lyc. Katsuragawa 'Ikuko'
( Lyc. Mem. Kageyuki Mito × Lyc. Princess Takamado)
新井郁子さん(長野県)
< トロフィー賞 >
マキシラリア交配種 ‘マイミー’
( ポリフィロステレ x シュンケアナ)
Max. ( porphyristele x schunkeana) 'Myme'
吉原 均さん(千葉県) 隠し画像あり
< 奨励賞 ・ 英国王立演芸協会特別賞 >
シンビジューム・デボン ワイン ‘ミリオン ベール’
Cym. Devon Wine 'Mikkion Veil' ( Cym. insigne × Cym. Devon Odyssey )
相良健太さん(茨城県) 隠し画像あり
< トロフィー賞 >
ファレノプシス交配種 ‘SM615-3’
((ワールド クラス x ユーピンイースター アイランド) x (スプリング シーナ)
Phal. ((World Class x Yu Pin Easter Island) x Spring Sheena) 'SM615-3'
椎名洋ラン園 椎名正剛さん(千葉県)
< トロフィー賞 >
カトリアンセ・トロピカル トリック ‘ゴールド ラッシュ’
Ctt. Tropicak Trick 'Gold Rysh' (C. Tropical Sunset × Ctt. Trick or Treat)
須和田農園 江尻宗一さん(千葉県)
< トロフィー賞 >
デンドロビューム・モリニフォルメ(長生蘭)‘極黄流’
Den. moniliforme 'Gokkinagashi' 我が国の山野に自生するセッコク
猪平貴史さん(東京都)
< 奨励賞 >
パフィオペディルム交配種 ‘パーフェクション’
(パーフェクトワールド × メモリア サブリナ マーク)
Paph. (Perfect World x Memoria Sabrina Mark)
東京オーキッドナーセリー 高橋まさみさん(東京都)
< トロフィー賞 >
レオメジア・ラバ バースト ‘プアナニ’
Lsz. Lava Burst 'Puanani' ( Lsz. Mini-Primi × Rodriguezia lanceolata )
初めて知った属名(旧ハウエラ属)で、勿論初見です
松島孝晴さん(静岡県) 隠し画像あり
< トロフィー賞 >
チシス・レングレイエンシス ‘ピンク ファンタジー’
Chy. Langleyensis 'Pink Fantasy' ( Chy. bractescens × Chy. Chelsonii )
石塚義彰さん(神奈川県)
< トロフィー賞 >
デンドロビューム・モリニフォルメ(長生蘭)‘赤城の華’
Den. moniliforme 'Akaginohana'
石井くに子さん(東京都) 隠し画像あり
< 奨励賞 >
パフィオペディルム・ファナラティカム ‘ギズモ’
Paph. Fanaticum 'Gizmo' ( Paph. malipoense × Paph. micranthum )
望月蘭園 望月信和さん(茨城県)
< トロフィー賞 >
トリコセントラム・スプレンディダム ‘イエロー フェアリー’
Trctm. splendidum 'Yellow Fairy'
グァテマラ、ホンジュラス、ニカラグアの標高850m前後に自生
石井洋蘭園 石井嘉之さん(東京都) 隠し画像あり
< トロフィー賞 >
シンビジューム・ゴエリンギー(春蘭)‘金馬黄’
Cym. goeringii (China) 'Kinbako'
蘭万園 有賀二郎さん(千葉県) 隠し画像あり
(つづく)
埼玉県花と緑の振興センターの記事と交互に投稿しています。
この記事へのコメント
bunko
実物見たら感動するでしょうね。
もこ
真っ白い ファレノプシス
清楚で可愛い!
黄色い リカステ・カツラガワ ‘イクコ’
力強い!元気をもらえる
シンビジューム・デボン ワイン ‘ミリオン ベール’
紫色は高貴な感じ
色々楽しませて頂きました。
eko
真っ白なファレノプシス交配種 ‘SM598-1’は清楚で本当に美しいです。
シンビジューム・デボン ワイン ‘ミリオン ベール’は滝が流れるように見事に咲いて、自然とこのように垂れて咲くのでしょうか。それとも人の手で操作しているのでしょうか?素晴らしいですね。
楽しませていただきました。
river
長生蘭は日本でも自生する小型のランですね。洋ランは苦手の私ですがセッコクは10鉢ほど栽培しています。デンドロビウムの仲間ですから茎は良く似ています。
nobara
純白ってこんなのを云うのでしょうね。素晴らしい☆
リカステって正三角形(大雑把にいうと)なんですよね。
シンビジュームでもこんな感じのがあるんですねーー@@
<トロフィー賞>のチシス・レングレイエンシス‘ピンク ファンタジー’
ユニークなかんじですね。面白いな。
長生蘭〝赤城の華”楚々としています。
春蘭もこんな風に咲くといいものですね。
なおさん
日頃の丹精の結果が見事に発揮されているのが良いですね。
長さん
こうしたらん展はやはり実物を見るのが一番です。写真だと同じ角度でしか見られないし、その以前に、写真の腕が悪いですからねー。
信徳
長さん
今年は会場が狭いので出展作品が減ったらしいですが、それでも優秀な作品が並んでいました。
シンビジューム・デボン ワインは年数ものの株のようで、花茎の数が半端じゃなかったです。その1本1本に花がたくさんついているんですからね。
長さん
純白のコチョウランはよく見かけますが、この‘SM598-1’はリップの形がちょっと異なっていました。
シンビジューム・デボン ワイン ‘ミリオン ベール’、こんな大株は初めて見ました。
白いコチョウランは花茎を誘導していますが、シンビジュームの方は枝垂れ方が自然に見えました。
長さん
シンビジューム・デボン ワイン ‘ミリオン ベール’は大株になったので、花茎が長く伸び、見事な枝垂れ型になっていました。
ご存じのように、長生蘭は花が咲きますが、この個体は葉芸を評価されたのですね。葉芸のセッコクも後日、登場します。
長さん
贈答用のファレノプシスに白は多いですが、この‘SM598-1’はリップの形がちょっと変わっていました。
リカステは花弁より萼片の方が長いので、花型は三角形になりますね。ピンクのチシスの方は、花弁の2枚が長いので、5角形になりますね。
シンビジュームは品種が多いですから、こんな洋二氏はなく木が知られるものがあります。
長生蘭の‘極黄流’は葉芸が評価されたようですが、‘赤城の華’の苞葉しっかり花が咲いていますね。
長さん
トロフィー賞の作品は40ほどありましたが、それぞれ、出品部門のブルー利門の作品ですから、素晴らしいです。
洋らんも和らんも出品できるのが、このらん展の良いところでしょうか。
長さん
ベテランのアマチュア育成家でも、蘭の種類によって複数の温室を使い分けておられます。今回、日本大賞をジョ賞された神谷さんは温室を3つ持っておられます。
yoppy702
「マイミー」に惹かれました。
こういう咲き方は面白いですね。
花はチョコレート色やし、遠目で見たらクロユリみたいに見えますね。(^^ゞ
「ミリオン ベール」、豪華かですね。
これで一株なんでしょ。
ビックリです。
すーちん
シンビジウムを
こんな感じに
育て上げるとは
信じられませんねー
長さん
マキシラリアは黄色や朱赤、茶色などの小さな花が咲く品種です。‘マイミー’は交配で色を濃くしたように見受けました。
シンビジューム・デボン ワイン ‘ミリオン ベール’は長く栽培されているようで、株数がかなり増えています。その分、花もたくさんつき、見事ですね。
長さん
シンビジューム・デボン ワイン ‘ミリオン ベール’、鉢一杯に株が増え、花付きも半端じゃないですね。
ジュン
一日中付き切りなんでしょうか
大切な大切なお花でしょうね
真っ白いファレノプシス素敵です
長さん
日本大賞のデンドロビュームには警備員が張り付いていましたが、トロフィー賞の展示には監視する人が見当りませんでした。作品に手を出す人も見かけませんから、その点はマナーをわきまえているのでしょうね。
イッシー
日本大賞はまた度肝を抜かれるって感じでしため。
長さん
トロフィー賞の作品には全て青いリボンが付いていたことをご記憶だと思いますが、出展区分の中で第一席となった作品ですから、凄い光景です。