夢の島熱帯植物館にて_24年1月(1) 「辰の名が付く植物展」から(その1)

 1月4日、東京都夢の島熱帯植物館に行ってきました。昨年末に行ってから2週間しか経っていませんが、今年の干支・辰に因んで、「辰の名が付く植物展」が開催されているからです(1/21迄)。

入口を入ると、エントランスホールの正面に辰の墨絵、その手前に重ね餅
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重ね餅の上にはミカンが吉例ですが、温室だけに、ゴレンシの実でした
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早速、辰の名が付く植物の色々を紹介しましょう。
緋毛氈の赤が目に痛いですが・・・

ドラゴンスケール
サトイモ科ディフェンバキア属の観葉植物。葉の表面の凹凸が、ドラ
ゴンのウロコを彷彿とさせることからの名づけ。殆ど流通していない
隠し画像あり(画像クリック)
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逆鱗龍(げきりんりゅう)
トウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉植物。南アフリカ原産
葉が落ちた茎の様子が龍の鱗に見えることからの名づけ(こちら
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亀甲竜(きっこうりゅう)
ヤマノイモ科ディオスコレア属のつる性根塊植物。南アフリカ原産。塊根
の上部が土中から出てきてひび割れを起こし、カメの甲羅のように見える
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竜 鱗(りゅうりん)
ツルボラン科ハルオチア属の多肉植物。南アフリカ原産
小振りで幾何学的な整った姿が魅力。竜の生命力を感じさせる
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竜の髭(りゅうのひげ)
キジカクシ科ジャノヒゲ属の多年草。日本にも自生
和名:ジャノヒゲ(蛇の髭)
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ドラゴンズブラッド
ベンケイソウ科セダム属の多年草。多肉植物。ヨーロッパ原産。春夏は
緑色だが、秋冬は濃い赤褐色に紅葉する。別名:コーカサスキリンソウ
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神 龍(しんりゅう)
キク科ツワブキ属の常緑多年草。矮性の変化葉ツワブキ。古典園芸種
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蟹葉文龍(かにばぶんりゅう)
マツバラン科マツバラン属のシダ植物。マツバラン科では日本唯一の種。和名
はマツバラン(松葉蘭)。茎だけのユニークな植物。江戸時代には斑入り、矮
小、異形葉が特に好まれた。くらしの植物苑のサザンカ展でもお馴染み
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ドラゴンスケール(ディフェンバキア)
サトイモ科シロカスリソウ属の観葉植物。熱帯アメリカ原産
葉裏にうねうねとした凹凸があり。これを龍の鱗(スケール)に見立てた
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竜の爪(りゅうのつめ)
ツルボラン科ハオルチア属の多肉植物。ハオルチア・マルガリティフェラ
南アフリカ原産。内側に湾曲した葉を竜の爪に見立てた
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大銀龍(だいぎんりゅう)
トウダイグサ科ペディランサス属の観葉植物。熱帯アメリカ原産
ジグザグと枝が曲がる様子を昇り龍に例えた、商売繁盛の縁起物
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竜 山(りゅうざん)
ワスレグサ科アロエ属の多肉植物。南アフリカ原産
先が鋭く尖った白っぽい葉を竜の住む山に例えた
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葉物ばかりだったので、エントランスホールのランの花を貼付けておきます
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 2024年1月4日撮影。

 次回は、温室内や前庭に展示された「辰の名が付く植物」を紹介します。
(つづく)

 コメントを頂けるなら、次回に纏めてお願いします。