今回は、初日に立ち寄った日光植物園で見た花や実、紅葉などの4回目です。
実験室(歴史的建造物)
太平洋戦争中に田母沢御用邸に疎開されていた平成天皇(当時は皇太子)が勉強部屋として使われていた建物。その後、ボヤにより部分的に焼失してしまったため、再建された。現在は、植物園の研究室として利用されているカワラノギク(河原野菊) 初見です
キク科シオン属の越年草。関東や静岡県東部の一部水系の玉石河原にのみ自生
絶滅危惧II類(VU)
ランシンボク(爛心木)の黄葉
ウルシ科ランシンボク属の落葉高木。中国、台湾、フィリピンに分布
材は家具や器具材、杖、碁盤などに利用され、黄色染料にもなる
若葉は食用になり、種子から採油して、潤滑油やバイオディーゼルに用いる
別名:カイノキ (楷木、楷樹)、オウレンボク(黄蓮木)など
雌雄異株。本来は紅葉する木だそうです
オオマルバノテンニンソウ(大丸葉の天人草)の実
シソ科テンニンソウ属の多年草。ミカエリソウの変種で、淡紫色の花が咲く
花期は9~10月。別名:ツクシミカエリソウ、トサノミカエリソウ
こんな花が咲きます(日光植物園のHPが開きます→上から2品種目)
以下は、実験室の裏側にあるロックガーデンで見た花などです
オオバナウツボグサ(大花靫草)
シソ科ウツボグサ属の多年草。原産はヨーロッパ。花期は6~9月
別名:タイリンウツボグサ、プルネルラ・グランディフローラ
スクシサ・プラテンシス(サクシサ・プラテンシス)
スイカズラ科サクシサ属の多年草。ヨーロッパ~シベリア西部原産
花期は7~10月。マツムシソウに似ているので、以前は同属だった
別名:デビルズ・ビット・スカビオサ、マツムシソウモドキ など
タテヤマウツボグサ(立山靫草)
シソ科ウツボグサ属の多年草。本州の中部地方以北に分布し、高山帯、亜
高山帯の草地に自生。花の長さは3cmほど。花期は8~9月なので狂い咲き
キクアザミ(菊薊)
キク科トウヒレン属の多年草。日本では、本州の福島県以南、九州に分布
花期は9~10月。花冠は長さ11~13mm。葉が菊に似る(こちら)
ダイモンジソウ(大文字草)の花と実
ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。花期は9~11月
駐車場近くまで戻ってきました
マルバノキ(丸葉の木)
2023年11月7日撮影。
まだ14時半で、少し早いですが、途中の紅葉を見ながら、鬼怒川温泉のホテルに向かいましょう。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
ダイモンジソウに似た花に同じユキノシタ科のジンジソウがあります。この画像は葉が良く見えないので分りませんが花が人の文字に似ていますが如何でしょう。
nobara
上皇様はいろんな所に仮居なさってたんですね。戦時中だったからですね。
たてもの園にも仮寓所跡があります。
カワラノギク、見られてよかったですね。シオンみたいです。
本来は紅葉する木が黄葉してるんですね。
キクアザミはミヤコアザミにも似ていますね。
ベニマンサク、せっかち咲きですかね~
紅葉と開花が一緒が普通なんですか?
ゴマナ、増えそうですね(^o^)丿
イッシー
今群馬方面から帰ってきたんですが、
伊香保温泉の紅葉は良くなかったですね。
river
青空をバックにきれいな紅葉に出会えて良かったですね。今年はどうも紅葉がイマイチのようです。
なおさん
マルバノキ(ベニマンサク)は国営武蔵丘陵森林公園でも見られるところがあります。知るひとぞ知るという場所で、あまり目立たずに咲くものですね。ヒトデかイソギンチャクのような花は面白いものです。
ダイモンジソウも実になりかけや花が終わっているものがありましたか。
長さん
入口付近の落葉樹は日当たりが良いので、紅葉が綺麗に進んだのかもね。
植えられている植物は、流石、東大大学院付属だけに普段眼に出来ない植物が多いですよ。
ロックガーデンにはダイモンジソウだけで、ジンジソウは植えられていないことを、園のHPで確認しました。
長さん
戦時中ですから、天皇のお世継ぎは何としても儘おらなくてはと言うことで、安全なところをあちこち探したのでしょうね。
カワラノギクやキクアザミ、立て札がなければ多分間違えたと思います。
本来紅葉する木が黄葉のままなのはどんな理由なんでしょうね。
ベニマンサクの花期は11月で、紅葉と同じ時期です。
狛名は昨年と同じ程度で、ふえた様子はないようです。
長さん
伊香保温泉に行かれましたか。信徳さんも、今年の紅葉はイマイチと言っておられますね。
長さん
キクアザミ、アサマヒゴタイに似ていますか。今回は、隠し画像のような葉が見られなかったので、名札がなければ名前が分らなかったでしょう。
午後から晴れるのは予報で分っていたのですが、もう少し早く快晴になってくれれば良かったのですがねー。
長さん
カワラノギク、初めて出会いました。名札がなかったら、紫苑なんかと間違えていたでしょう。
マルバノキは武蔵丘陵森林公園にもありますか。私はここと、つくば植物園でした見たことがないです。珍しい木ですよね。
ダイモンジソウ、花と実が同居していました。多くの石が保温の役目をしているのでしょうか。
ミキ
多摩川の羽村堰まで出かけた事があります。
まだ育成中で2・3本しか咲いていなくてがっかりしました。
実験室、可愛らしくておとぎの国に迷い込んだようですね。
ダイモンジソウは久しく見ていません。
ユキノシタそのものも見る機会がないので残念です。
こんな実が生るのですね。初めて見ました。(^^♪
yoppy702
可愛いいお家って感じですね。(^^ゞ
カワラノギク…キク科って色々ありますね。
シオン属なので、やっぱり、シオンに似てるんですね。
ランシンボクって本来は紅葉なんですね。
今年の気候の影響なんかなぁ…
紅かったら、ハゼノキみたいな感じでしょうね。
ダイモンジソウの実って見た事無いです。
実になっても、いかにも大文字草って感じですね。(^^ゞ
「園内の紅葉」、素晴らしい!
真っ青な空とのコントラストが、とっても綺麗ですね。
それにしてもデカイ木ですね。(^^)
すーちん
紅葉は青空に映えますねー^^
マルバノキ
紅葉と開花が同時
考えてみてもそう言う樹
思い当たりませんね
コスモス
先日昭和記念公園に行ってきましたが、
乾燥して落ちている葉が多かったです。
紅葉はまだ色づき始めでしたが。
ダイモンジソウは実も見られましたか。
午後になり、晴れて紅葉が映える青空になりましたね。
長さん
カワラノギクを見に行かれましたか。保護され続けていると良いですね。
実験室の建物、ヨーロッパの山小屋みたいですね。
ダイモンジソウは箱根湿性花園の山野草展で毎年のように見ていますが、実を見る機会は少ないです。
長さん
実験室はヨーロッパの山小屋を見本にしたのかもね。
カワラノギク、初めて見ました。
カワラノギク、珍しいです。ここでは3年前に播種したものが育っています。
ランシンボク、何故紅葉にならなかったのか分りませんが、秋の高温が影響したのかもね。
ダイモンジソウの実は見る機会が少ないでしょうね。
入口脇の紅葉、さまざまな樹種の葉が色づいていました。
長さん
やはり紅葉や黄葉は太陽の陽が当たった方が断然綺麗ですよね。
紅葉する頃花が咲く木なんて、マルバノキ以外にはないと思います。
長さん
今年は秋に入っても気温が高かったので、紅葉や黄葉は綺麗にならずに落葉期を迎えてしまったようですね。我が家の近くのユリノキ並木も黄色くなり始めたなと思ったら、翌週には葉がどんどん枯れて、落ち始めました。
ダイモンジソウの実、あまり見る機会がないですね。
園内をざっと陽T回りしてくる頃に快晴になりました。もう一度廻るのは疲れるので、止めましたよ。