今回は、箱根湿性花園の3回目で、本園で見た花などの続きを投稿します。
本園の低層湿原区から見た台ヶ岳(左上)
中央から右下に向かう黄緑の部分は仙石原ススキ草原
アサマフウロ(浅間風露)
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。花期は8~9月。ちょっと遠かった
コウホネ(河骨)
スイレン科コウホネ属の多年生水生植物。花期は6~10月
ワレモコウ(吾亦紅)
バラ科ワレモコウ属の多年草。花期は7~10月
ナガボノシロワレモコウ(長穂白吾木香)
バラ科ワレモコウ属の多年草。花期は8~10月
テンニンソウ(天人草)
シソ科テンニンソウ属の多年草。花期は8~10月
ウリハダカエデ(瓜膚楓)の翼果
ムクロジ科カエデ属の落葉高木
ナカガワノギク(那賀川野菊)
キク科キク属の多年草。那賀川の川岸岩上に生える。花期は10~11月
マツムシソウ(松虫草)
スイカズラ科マツムシソウ属の越年草。日本固有種。花期は8~10月
ヤマラッキョウ(山辣韭)
ヒガンバナ科ネギ属の多年草。花期は9~11月
オオミズゴケ(大水蘚) 初見です
ミズゴケ科ミズゴケ属の蘚類。世界に広く分布。雌雄異株
フジアザミ(富士薊)
キク科アザミ属の多年草。富士山および富士山周辺に分布する日本固有種
日本産アザミの中では最大の花を咲かせる。花径5~10cm。花期は5~10月
次回も箱根湿性花園で見た花や実などです。
(つづく)
この記事へのコメント
river
フジアザミは赤城山にも自生があります。地蔵岳の麓に1株だけ白花のフジアザミあって毎年楽しみにしていたのですが2年前からなくなってしまいました。
bunko
なおさん
ナカガワノギクは、以前四国の方に苗を頂いて、しばらく育てたことがあります。花はリュウノウギクに良く似ているのですが、葉はくさび型で、渓流の増水に対応するように適応した姿の菊ということです。
フジアザミを初めて見たのは、高校生の部活のワンゲル部の夜行日帰りの三ツ峠登山の際ですが、これもずいぶん昔のハナシになってしまいました。
信徳
箱根に行ったら植物園を見るよりも先に富士山、海を見てしまいます(笑)。
テンニンソウは赤城自然園でアサギマダラも好む植物、一株でも大株になっていました。ナカガワと有りました(画像の説明板)ので茨城県・那珂を流れる那珂川と思いきや那賀川なんですね。フジアザミはアザミの王様、棘も凄いのを持っているでしょう。
長さん
ナカガワノギク、原産地は増水するような渓流沿いなので、特異な進化をしたようです。ただ、名札の前とは言え、葉の形がちょっと違うような気がしています。
フジアザミが赤城山でも咲きますか。分布域からかなり離れていますね。白花種は希少だそうですから、盗掘されたのかもね。
もこ
マツムシソウは私の好きな花の一つです。
長さん
箱根湿性花園が開設されたのは1976年だそうですが、お若い頃と比べると展示植物の変化はあるでしょうが、物理的にはあまり変化がなさそうですね。
長さん
今回投稿した花たちはなおさんにとって懐かしい思い出が詰まったもののようですね。
ナカガワノギク、名札の真ん前ですが、葉の形が違うような気がします。
フジアザミ、三つ峠でご覧になりましたか。若い頃、一度は登りたいと思っていましたが、果たせませんでした。
長さん
箱根は富士山に近いのですが、外輪山の内側ですから仙石原からは富士山が見えません。御殿場から登るときはバッチリなんですが、この日は雲に隠れていました。
アサギマダラはテンニンソウも好むのですか。
なかがわも色々ありますね。関東南部の人間は中川のほうが身近です。
フジアザミ、葉も大きいですよ。棘は葉の大きさからすると小さいですが、痛そうです。
長さん
ナガボノシロワレモコウ、投稿は今年3回目ですが、ワレモコウより見かける機会がずっと少ないです。
マツムシソウ、お好きですか。街中で見かけるのはセイヨウマツムシソウの方が多いですね。
eko
ワレモコウ、ナガボノシロワレモコウが地味ながら素敵です。ナカガワノギクも可愛い野菊ですね。マツムシソウは綺麗、好きな花です。ヤマラッキョウは賑やかに咲いていますね。オオミズゴケは初見です。フジアザミは大きくて存在感がありますね。
長さん
フウロソウの仲間は多いですよね。でも、アサマフウロは色が濃いので覚えやすいかも。
ワレモコウやナガボノシロワレモコウ、植物園の定番になりましたね。
ナカガワノギクは名札の前ですが、半形が違うような気がします。
ヤマラッキョウ、丁度良い時期に出会いました。
オオミズゴケ、名前を知ったのは初めてですが、園芸店で売られている乾燥苔と同じなままのようです。
フジアザミ、写真の花はまだ小さい方で、もっと大きな花が咲きます。
イッシー
ワレモコウ(吾亦紅)だから赤しかないかと思ったら、
(吾木香)ときましたか!
yoppy702
遠目で見ても、スゴイ規模ですね!
アサマフウロ、未だ綺麗や。
フウロの仲間はイイですね。(^^)
コウホネ、今年は、何度もアップしてしまいました。(^^ゞ
息が長いですね。
ウリハダカエデの翼果、ここだけに日があたって、メッチャ綺麗です。
こういう写真、好きなんです。(^^ゞ
ナカガワノギクって、花だけ見たら、ボクの場合は区別がつかないですが、葉っぱに特徴があるんですかね?
フジアザミ、一度だけ、自生のを見ましたが、やっぱ、立派ですね。(^^)
すーちん
箱根
この季節も良いでしょうねー
ワレモコウ
購入しました来年咲いてくれる
と良いですが^^
長さん
秋の花、既に咲き終わっているものもありました。
ワレモコウの漢字表記は、吾亦紅、吾木香、割木瓜があるようで、それぞれに由来があります。
長さん
ススキ草原は次々回に投稿しますが、今年はススキの本数が多かったような気がします。
アサマフウロは色が濃いので、目立ちます。
コウホネの開花期間は半年近くありますから、長いですね。しかし、ここではもう終盤で、2ヵ所で合計3輪でした。
ウリハダカエデの翼果、今回は逆光で撮ってみました。つばさが薄いことが分りますね。
ナカガワノギク、名怒田の直前ですからそれに従いましたが、葉はもっと細いはずなのです。
フジアザミ、葉も大きいし、存在感がありますね。
長さん
箱根湿性花園、花を見るなら10月初旬までなので、ちょっと遅かったです。
ワレモコウを植えましたか。丈夫そうな植物なので、きっと咲きますよ。
ミキ
とてもきれいです。フジアザミは見落としたようです。
まわりの山の名前を全然知らなくて、金時山さえもです。(>_<)
ですから毎回仙石原のススキばかり撮っています。(^^♪
長さん
ヤマラッキョウ、本園でも仙石原湿原植生復元区でも咲いていました。
フジアザミは、確か、高山のお花畑と岩場植物区だったと思います。
外輪山の名前はGoogleMapで調べています。