二の丸で新雑木林と二の丸庭園をざっと見て歩いた後、二の丸雑木林に入りました。
シロヨメナ(白嫁菜)
キク科シオン属の多年草。花期は8〜11月。花径は1.5~2cm
花のサイズはノコンギクより小さい
シラヤマギク(白山菊)
キク科シオン属の多年草。花期は8〜10月。花径は1.8〜2.4cm
ウツギ(空木)の実
アジサイ科ウツギ属の落葉低木。花期は5~7月。蒴果の径は4~6mm
チヂミザサ(縮み笹)
イネ科チヂミザサ属の一年草。日本では全土に分布。花期は7~11月
葉の形がササに似て、やや縮んだようなしわがある
ヒメキンミズヒキ(姫金水引)
バラ科キンミズヒキ属の多年草。花期は8~10月。花径は5~7mm
キンミズヒキより小型で、雄しべの数が5~8本(キンミズヒキは8~15本)
ヤマホトトギス(山杜鵑)
ユリ科ホトトギス属の多年草。日本固有種。花期は8~9月
花が枝分かれしてつき、花被片が反り返る
(ヤマジノホトトギスは花が葉腋にほぼ単生する)
花被片が反り返らず、斑点が殆どない株もあった
雑木林の中で、60代後半くらいの男性が、三脚を置いて鳥を狙っていました
この方に、「マヤランが咲いているよ」と教えられ、探しに行きました
マヤラン(摩耶蘭) 初見です
ラン科シュンラン属の多年草。絶滅危惧II類 (VU)
関東から九州までの常緑広葉樹林や古い二次林に生える腐生植物
和名は、この種が初めて発見された神戸市の摩耶山にちなむ
残念ながら、林の奥を向いて咲いていた
ヌスビトハギと同じくらいの大きさの、ピンクのつぼみを撮ってきました
帰宅後、写真を拡大してみると、どうやらフジカンゾウのようです
フジカンゾウ(藤甘草)
マメ科ヌスビトハギ属の多年草。花期は8~9月
名の由来は、花がフジに似て、葉がカンゾウ(甘草、マメ科)に似ているから
茎を伸ばしながら、花を咲かせる。実はヌスビトハギと同じ形だそうだ
開花しているものが2つ、見えます(花は長さは8~10mm)
2023年10月7日撮影。キク科シオン属の多年草。花期は8〜11月。花径は1.5~2cm
花のサイズはノコンギクより小さい
シラヤマギク(白山菊)
キク科シオン属の多年草。花期は8〜10月。花径は1.8〜2.4cm
ウツギ(空木)の実
アジサイ科ウツギ属の落葉低木。花期は5~7月。蒴果の径は4~6mm
チヂミザサ(縮み笹)
イネ科チヂミザサ属の一年草。日本では全土に分布。花期は7~11月
葉の形がササに似て、やや縮んだようなしわがある
ヒメキンミズヒキ(姫金水引)
バラ科キンミズヒキ属の多年草。花期は8~10月。花径は5~7mm
キンミズヒキより小型で、雄しべの数が5~8本(キンミズヒキは8~15本)
ヤマホトトギス(山杜鵑)
ユリ科ホトトギス属の多年草。日本固有種。花期は8~9月
花が枝分かれしてつき、花被片が反り返る
(ヤマジノホトトギスは花が葉腋にほぼ単生する)
花被片が反り返らず、斑点が殆どない株もあった
雑木林の中で、60代後半くらいの男性が、三脚を置いて鳥を狙っていました
この方に、「マヤランが咲いているよ」と教えられ、探しに行きました
マヤラン(摩耶蘭) 初見です
ラン科シュンラン属の多年草。絶滅危惧II類 (VU)
関東から九州までの常緑広葉樹林や古い二次林に生える腐生植物
和名は、この種が初めて発見された神戸市の摩耶山にちなむ
残念ながら、林の奥を向いて咲いていた
ヌスビトハギと同じくらいの大きさの、ピンクのつぼみを撮ってきました
帰宅後、写真を拡大してみると、どうやらフジカンゾウのようです
フジカンゾウ(藤甘草)
マメ科ヌスビトハギ属の多年草。花期は8~9月
名の由来は、花がフジに似て、葉がカンゾウ(甘草、マメ科)に似ているから
茎を伸ばしながら、花を咲かせる。実はヌスビトハギと同じ形だそうだ
開花しているものが2つ、見えます(花は長さは8~10mm)
次回も、二の丸雑木林で見た花などです。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
雑木林の中にはマヤランも咲いているのですね。
多摩丘陵に咲くマヤラン、友人がブログに載せてくれますので実物は見た事が無いのですが写真では何度も見ました。
river
チヂミザサは種から粘性の液体を出しズボンのすそに張り付くので要注意です。子供のころ遊んでいてたくさんつけてしまい母に叱られた思い出があります。今日も古墳を歩いていたらたくさんあって歩くのに苦労しました。
マヤランやフジカンゾウは見たことがありません。
グランドマザー
さすがに皇居の二の丸雑木林にはランの花も咲いてるのですね
山ホトトギスは花の形が 台湾ホトトギスとは全く違いますね
比べるのがおかしいですね
映し方とてもきれいです
nobara
キク科のお花は悩ましかったでしょうね(笑)
花が鼻になってます。一部ですが(^o^)丿
チジミザサは我が家にも咲きます。
ヤマホトトギス、変異もいっぱいありますね~
だから、一概にコレって決められないですよね。
マヤラン、教えて下さる人が居て、良かったですね。
教えて貰わないとスルーしたかも知れませんよね。
私もいつもおせっかいしてしまいます。
昭和公園のこもれびの林ではその白いサガミランに逢いました。
マヤランの白花でもいいんだそうですが。
フジカンゾウ、他の蔓に巻きつかれていますね。
お仲間では大きい花の方ですから、咲いてれば見逃しませんね。
bunko
なおさん
チヂミザサは、武蔵野の雑木林ではお馴染みですね。以前ホームセンターで斑入りの品種を売っているのをみたことがあります。
武蔵丘陵森林公園ではヤマジノホトトギスばかりで、ヤマホトトギスは分布しないようです。皇居の林では、マヤランも見られるのですね。ヌスビトハギはありふれていますが、フジカンゾウはそうそう見られませんね。
長さん
マヤラン、私は初めて見ましたが、ここでは10年くらい前から咲き始めたらしいです。
別記事へのコメントですが、公開日をミスしたので、後日返信します。申し訳ありません。
長さん
シロヨメナとシラヤマギグ、今回はPictureThisが認識してくれましたよ。
チヂミザサ、ひっつき虫ですね。私も都内水元公園でやられたことがあります。
マヤランは初見ですが、フジカンゾウはここ以外で見たことは無いです。
長さん
マヤランは日本原産のランなので、管理担当者が10年以上お前に導入してくれたものらしいです。他のランは見たことが無いです。
タイワンホトトギスは良く分枝して、たくさん咲きますよね。ここにもあったのですが、新しい宝物殿が作られたため、無くなってしまいました。
長さん
シロヨメナとシラヤマギク。今回はPictureThisが判別してくれました。鼻→花、ご指摘恐れいります。
お宅ではチヂミザサが植えてありますか。それは風流ですね。
ヤマホトトギス。反り返っていない花を見たのは初めてかも。
マヤラン、私は初見でしたが、10年くらい前から咲いているらしいです。地味な花ですから、見逃す人が多いでしょうね。私も、後から来た人に教えてさし上げました。
フジカンゾウ、危うく見逃すところでしたよ。
長さん
この雑木林は結構広いですから、花に気付かずに通り過ぎてしまうことがありますよ。今回のマヤランもそうでしたから、教えていただいて助かりました。
長さん
鹿はシロヨメナを食べませんか。鹿も好き嫌いがあるんですね。
チヂミザサ、来訪者のズボンに付いていた種が落ちた可能性もあるでしょうね。
武蔵丘陵森林公園のヤマジノホトトギスは自生ですか。ここでは多分植え込んだものでしょう。
マヤラン、今回初めて見ましたが、10年ほど前から咲いているそうです。
フジカンゾウ、珍しい方でしょうね。私もここ以外では見たことが無いです。
イッシー
面白い花、見たことない花多いです!
日本の中心地にもいろいろ咲くんですね~!!
長さん
ここは武蔵野の雑木林を再現したそうなので、それに相応しい草花を選んでいるのでしょうね。
eko
ヤマホトトギスの反りかえった花被片がユニークで可愛いです。マヤランがご覧になれて良かったですね。見たことはありません。フジカンゾウも初見です。
yoppy702
チヂミザサ…見たような気がします。
が、こういうのって名前を調べるのが厄介(?)なんで、大抵、パスしてるもんで。(^^ゞ
ここで見たので、今度、出会ったら撮りたいと思います。
ヒメキンミズヒキとキンミズヒキの違いはチェックしてるのですが、現地で見ても、写真と睨めっこして、いつも悩んでます。(^^ゞ
マヤラン、初めてです。
摩耶山には何度も登ってるお馴染みの山ですが、こんなランがあったなんて知りませんでした。
「摩耶」の名が付く花って、結構、あるんですね。
すーちん
マヤラン等
珍しい絶滅危惧類は
定植するんでしょうかね
長さん
キク科は残念ながら、シロヨメナとシラヤマギグだけでした。反り返った花被片がヤマジノホトトギスの見分けのポイントなのですが、反り返っていないものがあるろ?と思っちゃいます。
マヤランやフジカンゾウは珍しいです。
ジュン
私は初めて見るお花ばかりです
マヤラン
教えていただいて良かったですね
長さん
シロヨメナとシラヤマギク、実はちょっと離れているだけだったんですよ。今回はPictureThisが回答してくれました。
チヂミザサ、葉が縮んだようにうねっているので、見分けは容易です。
ヒメキンミズヒキとキンミズヒキの違いは花付きまばらかどうか、花が小さいかどうかでほぼ見分けは可能です。
マヤランは絶滅危惧種ですから、盗掘で減っているでしょうし、登山道近くではさいていないかもね。
長さん
二の丸の雑木林は一から作ったので、ここにある植物は殆どが人為的に植えられたものだと思われます。人の衣服に付いてきた種がこぼれて芽生えるということも、可能性としてはあるでしょうが・・・。
長さん
今回は初めて見る花ばかりでしたか。前半は公演などでも見かける花ですが、ヒメキンミズヒキ以降は珍しいかもね。