今回は、「水生植物園」で見た花や実を投稿しています。コバノカモメヅルのえび茶色の花、しばらくぶりに見ました。
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)
キョウチクトウ科カモメヅル属のつる性多年草
花期は7~9月。花径は7~9mm。花弁中央の白い部分はずい柱
和名の由来は、対生する葉を翼を広げたカモメに例えた
枯れた花穂はナガボノシロワレモコウ ↓
群馬県には、ジョウシュウカモメヅルという変種がある
ツルマメ(蔓豆)
マメ科ダイズ属のつる性一年草。ダイズ(大豆)の原種とされる
花期は8~9月。花径は5~8mmほど。別名:ノマメ(野豆)
一見、ヌスビトハギのような感じの花です
コガマ(小蒲)
ガマ科ガマ属の多年草。日本では、ガマに似るが、ガマより小さい
トモエソウ(巴草)の実
オトギリソウ科オトギリソウ属。花期は7~9月。花はこちら
実は円錐形で、やがて、自然に開裂し、種が顔を出す
ヘクソカズラ(屁糞葛)
アカネ科ヘクソカズラ属のつる性多年草。花期は7~9月
トモエソウに絡みついています
フトイ(太藺 )の実
カヤツリグサ科ホタルイ属の水生多年草。花期は6~9月
名の由来は、イグサに似て、茎が太いから
キンミズヒキ(金水引)の実
バラ科キンミズヒキ属の多年草。沢山の突起は副萼片で、先端が
次第にフック状になり、後にひっつき虫の棘になります
ノカンゾウ(野萱草)の実
ツルボラン科ワスレグサ属の多年草。花期は7〜8月
実は見たような気がするのですが、種が見えている状態は初めてです
アキカラマツ(秋唐松、秋落葉松)
キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。花期は7~9月
別名:タカトウグサ(高遠草)
花弁がなく、萼も開花後に落ちるので、雌しべと雄しべだけになる
ゴンズイ(権萃)の実
ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木
果皮が割れて、中から黒い種が顔を出している
ハンノキ(榛の木)の実
カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。花期は11月~翌年4月
今頃はボール状の実だが、やがて松かさ状になる
マユミ(檀、真弓、檀弓)の実
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。別名:ヤマニシキギ(山錦木)
果皮が割れるのは紅葉した後だから、まだ2~3ヵ月先になる
次回は、最奥部に位置する「武蔵野植物園」で見た花や実を投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
もこ
季節の花たちもそれぞれに
実をつけ種を繋いでいっていますね。
普段あまり熱心に観察していないので
こうして色々な花や実を見せて頂くと
参考になります。
歳のせいかすぐ忘れてしまいますが・・・
信徳
晩秋になると鞘状の種が出来それが割れて中から髪を振りかざした種が遠くに飛んで行くんですね。ガガイモ科の植物に似ています。山野草の実は特別種を植えるものを除いて見た事が有りません。
river
今日、赤城自然園を訪れたのですが未だノカンゾウが咲いていました。
nobara
ナガボノシロワレモコウは何かの巣のようにみえました(笑)
ツルマメ、可愛いですね🌸
トモエソウの実はお初かも。
キンミズヒキの引っ付き虫、何かの笠みたいです。
ひょうきんなゴンズイの実が開いてましたね。
私もマユミの実、かなり大きかった?のを撮りました。
INSも行きたいですね~~♬
イッシー
なおさん
うちのトモエソウは、埋土種子から芽生えたものが何株かになりました。けっこうしたたかなものなのですね。
eko
ツルマメは小さな花、撮りにくいですね。
トモエソウの実は初めてです。秋になって草木など色々な実が見られるようになりましたね。キンミズヒキの実の引っ付き虫も嫌ですね。ゴンズイは赤い果皮と黒い実が目につきますね。
マユミの実は遠くからだとピンクの花が咲いているように見えます。
長さん
今年は暑かったとは言え、花や実は確実に秋の到来を告げていますね。植物苑に行ったつもりで見ていただけたら幸いです。
私も固有名詞が出てこなくなりましたよ。
長さん
コバノカモメヅル、釣りで使う雨期みたいな形を下見が出来るそうですが、見たことはありません。キョウチクトウ科というのも不思議ですね。
長さん
コバノカモメヅル、赤城山で2℃ご覧になりましたか。私も、この花に出会うのは2回目なんです。
赤城自然園でノカンゾウの花がまだ咲いていましたか。花期は6~8月ですが、今年は咲き残りや戻り咲きが色々ありますね。
長さん
コバノカモメヅル、花を見たのは2回目です。ナガボノシロワレモコウの花穂、枯れると哀れな姿ですね。
ツルマメの花は小さくて、なかなかピントが合いません。
トモエソウの実、初めて見ましたが、想定外の形でした。
キンミズヒキのひっつき虫、傘に見えましたか。面白い。
ゴンズイの実は開ききっていましたが、半開くらいの時は中から黒い目玉が見えているような感じですよね。
マユミの実、今日、拝見しました。
長さん
何度も見ている植物ではないと、実から花を思い出すのに時間が掛かったりするものがありますね。今回のトモエソウの実なんか、想定外の形でしたよ。
長さん
コバノカモメヅル、なおさんもここでご覧になりましたか。渡しは他では見たことがありません。
お宅のトモエソウ、丈夫そうですね。実生で育った土が合ったのかな。
長さん
コバノカモメヅル、珍しいですよね。星形の花ですが、色が変わっていますよね。
ツルマメ、なかなかピントが合いません。
キンミズヒキも鉤型の針ですから、服に付いたりすると撮るのが大変ですよね。
ゴンズイの実は外皮が開裂する途中で、黒い種が目玉のように見えるころが好きです。マユミの実も、中の赤い種が見える頃が良いですよね。
ミキ
正面を向いている花になかなか出会えなくて居ます。
ゴンズイの実、ばっちりですネ。
木が高くてなかなか撮り難いのです。
前記事のサネカズラの花、素敵です。
いつもですとグリーンライブセンターで見られるのですが、
今年は花も実も見られませんでした。
涼しくなって、木の実の目立つ頃ですね。(^^♪
yoppy702
「対生する葉を翼を広げたカモメに」…なるほど、上手い事、命名しますよね。
コガマがあるという事は、長さんとこで知ったんですが、これって、ガマより、かなり小さいんですか?
少し小さめというのは見た事があるんですが…
キンミズヒキの実なんて見た事ないです。
この画像、綺麗ですね。(^^)
ノカンゾウの実、初めて見ました。
種がこぼれ落ちそうや。
こういうのを見ると植えてみたくなります。(^^ゞ
ゴンズイの実は見た事があります。
これも、ミッキーマウスみたいやと思ってました。(^^ゞ
すーちん
ノカンゾウ
花はよく見ますが
種が出来るんですねー
長さん
コバノカモメヅル、つる草なので、花があちこちに向いて咲きますからね。
ゴンズイの実、殻から黒い実がちょっと顔を出しているのが好きなんですが、こんかいは完全に露出していました。
サネカズラの花、初めて見ました。高いところで咲いていましたが、ばっちり撮れました。
実の色々はこれからも登場しますよ。
長さん
コバノカモメヅル。写真では葉の付き方がいまいち分かりませんね。
ガマとコガマ、一緒に生えていれば花穂の大きさはよくわかりますが、単独だと比較できませんね。
キンミズヒキの実、花が咲き終わった株ですから、普通は一緒に見ることができません。
ノカンゾウは近くにないので、種が見える姿は初めて見ました。ここは植物園なので、落ちた種といえども、持ち帰れません。
ゴンズイの実、黒い実が目玉に見えますね。
長さん
ノカンゾウに限らず、実や種ができる頃はあまり興味が向きませんからね。