正確には「国立科学博物館附属自然教育園」という名称で、園内全域が「旧白金御料地」として天然記念物および史跡に指定されています。広さは約6万坪(東京ドーム約4個分)で、1,400種以上の植物が確認されていると言います。
実は、その3日前にも行ったのですが、使い慣れないフルサイズ一眼だったためか、ピンぼけを量産してしまい、常用のハーフサイズカメラで再チャレンジしたのです。しかし、返り討ちに遭ってしまいました。
と言うわけで、写りは良くないですが、園内で見た花などを投稿します。
自然教育園の案内図です
受付の先からは「路傍植物園」と名づけられた道が続きます
ヌスビトハギ(盗人萩)
マメ科ヌスビトハギ属の多年草。花期は7〜9月。花の長さは3~4mm
上の写真の右側に見えますが、普通、2連の小節果(5~7mm)をつける
この形を盗人の足跡に見立てたのが、ヌスビトハギの名の由来
マツカゼソウ(松風草)
ミカン科マツカゼソウ属の多年草。ミカン科では唯一の草本
花期は8~10月。既に実が脹らみ始めていた
イノコヅチ(猪子槌)
ヒユ科イノコヅチ属の多年草。別名:ヒカゲノイノコヅチ
本州~九州のあまり日の当たらないところに生える雑草
やがて実となり、引っ付き虫になる
ヤブミョウガ(薮茗荷)
ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草。花期は8〜9月
実が黒くなっていたが、まだ、花が残っていた
ムサシアブミ(武蔵鐙)の実
サトイモ科テンナンショウ属の多年草。熟すと赤くなる。花はこちら
キンミズヒキ(金水引)
バラ科キンミズヒキ属の多年草。花期は7~10月。花径は7〜10mm
モミジガサ(紅葉傘)
キク科コウモリソウ属の多年草。花期は8~9月
この花は、最終盤にはこんな哀れな姿になる(こちら)
ヤマホトトギス(山杜鵑)のつぼみ
ユリ科ホトトギス属の多年草。日本固有種
花期は8~9月ですが、まだ若い蕾でした
花はこちら。実はこちら
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
小さな花もピントばっちりで素晴らしいじゃないですか。
画像もとてもきれいですね。
信徳
夕菅
ヌスビトハギ、イノコヅチ、キンミズヒキなどひっつき虫で難儀したものです。
もこ
私のコンデジではこんなにきれいに撮れません。
イノコヅツにはヒカゲとヒナタの
二種類あるのですね。同じものと思っていました。
river
キンミズヒキは庭に生えていますがここまではっきり小さな花を撮るのは難しいです。
ヤマジノホトトギスはよく見るのですがヤマホトトギスはあまり見たことがありません。日本はホトトギス類の宝庫ですね。
なおさん
此処もコロナ騒ぎ以降、ずいぶん足が遠のいているのですが、たまにはその後の様子も確認しに行かないといけませんね。
フルサイズだからピンボケを量産する、ということは本来ないはずで、視度調整がご自分の視力にあっていなかったのかなあ??という気もします。しっかり合わせておけば、マニュアルフォーカスでピント合わせしてもピントの山はわかりやすいですね。やはり、いまのカメラは高性能ですので、ピント合わせはAFでも無難、ということが多くて助かります。
ヌスビトハギ、マツカゼソウ、イノコヅチ、キンミズヒキとピント合わせがナンギな花が並びましたねえ。
長さん
書き漏れましたが、今回は使い慣れたハースサイズのミラーレス一眼を持っていきました。やはり、交換レンズも、となると、フルサイズは重いです。
長さん
やはり使い慣れたカメラの方がピントが合わせやすいです。あまり接近しないで撮って、アップはトリミングで処理しました。
長さん
この植物園は「自然教育園」というなのの落ち、かなり自然な形で植物を見る事が出来ます。
雑草もかなり蔓延っていますが、鑑賞路が設定されているので、ひっつき虫の被害には遭わずに済みます。
長さん
カメラを花に近づけて撮ると、ぶれたり、ピントが合っていなかったりという失敗をするので、最近は、ちょっと引いて撮って、トリミングをするようにしています。
ヒナタノイノコズチという品種もありますが、ここには展示がありませんでした。ヒカゲイノコヅチの方が、「毛が少なく小苞の基部の付属体が長さ0.6〜1mmと大きい」そうです。
長さん
赤城自然園のマツカゼソウは花が咲いていたようですが、ここでは既に実が出来始めていました。
イノコヅチとヤブミョウガ、増えそうですよね。
小さいものも何とかピントが合わせられるのはミラーレス一眼の強みでしょうか。
ヤマホトトギスという名ですから、関東の山にも自生がありそうですがねー。
長さん
都営地下鉄白金台駅で降りると、お金持ちそうなご婦人を見かけることがありますよ。
フルサイズ一眼はEOS Kiss X101なのですが、カメラの設定はいじっていないのです。確かに、最近視力が落ちていることは確かですが、AFで合焦マークは出ているし、音も鳴るのです。小さな花が多く、200mm程度で狙っているので、手ぶれの問題はあるかもしれません。
eko
ヤマホトトギスの花は可愛いですね。実は初めて見ました。
yoppy702
まぁ、今は、持ち運びに楽なコンデジしか使ってないですけど。(^^ゞ
正式には、「国立科学博物館附属自然教育園」というんですね。
その正式名称だけで、期待が持てますし、マップを見ると、さらに興味津々です。(^^)
「この形を盗人の足跡に見立てたのが、ヌスビトハギの名の由来」…
種子の形が盗人の足跡という事でしたか。
ナルホドですね。(^^)
イノコヅチも引っ付き虫になるんですね。
この花、確かに、くっつきそうな感じがありますね。
ホトトギスは良く見ますが、ヤマホトトギスって見た事が無いんです。
花の画像を見たら、やっぱり斑点があるんですね。
すーちん
路傍植物
よく見ると
夫々複雑な形した
花つけてるんですねー
長さん
遊歩道と植栽の間には低い柵とロープが設置されており、ひっつき虫が出来たとしても、ズボンなどに付く恐れはありません。
ヤマホトトギスのつぼみはま。若いです。もう少しすると、つぼみの下の方に特徴のある突起が出てきます。
長さん
最近は軽いハーフサイズのミラーレスばかりなので、たまにフルサイズを使うと、ずっしりきます。路傍植物園は陽が当たらないので、手ぶれもあったのでしょう。
昔の盗賊は足跡建てないようにと、足の外側から着地し、そっと足の平を着いたそうなので、足跡はこんな形に見えたのでしょう。
ひっつき虫が出来る草は意外に多いです。こんな図鑑が参考になります↓
https://www.biodic.go.jp/reports2/parts/5th/5_96_tebiki/5_96_tebiki_03.pdf
ヤマホトトギス、初めてでしたか。
長さん
花付き方の形、色などは千差万別ですね。それが、花を見る楽しみでもあります。
グランドマザー
東京ドーム4個分の広さですか~ 見ごたえ充分でしょうね
ヌスビトハギは映し方が素敵です 宝石のように見えました
小さな花を撮るのはとても神経を使うのでしょうね
見ごたえ十分のブログUPです
ジュン
引っ付きむしも仲間なんですね
小さなお花がとても
綺麗に撮れていらっしゃうますね
長さん
東京ドーム4個分とはいえ、立ち入れない区域が半分に以上あり、歩ける分は限られています。
ヌスビトハギ、小さな花なので、撮影には苦労します。最近は少し引いて撮って、トリミングするようにしています。
長さん
ひっつき虫になる植物も何種類か植えられていますが、遊歩道から見るだけなら、大丈夫です。近所の空き地を歩きまわったときなんかは、ズボンにびっしり付いて、困ったことがありますよ。
小さな花は、ピンぼけ写真が沢山撮れてしまいました。
コスモス
小石川植物園へ行くときにどちらにしようか迷った所です。
ヌスビトハギやキンミズヒキ等、小さな花が綺麗に撮れていますね。
ヤマホトトギスはこれからですか。
長さん
ここはコロナ発生以降、行っていなかったので、久しぶりに行きました。今年は暑かったせいか、思ったより花が少なく、小石川植物園の方に行った方が良かったかも知れません。小石川の方はコスモスさんに先を越されたので、10月に行こうかと思っています。
9月になってもヤマホトトギスが若いつぼみで、ビックリですよ。暑さのせいですかね。