今回は花などのレポート6回目、最終回です。今回も初めて見る花がありましたが、花が小さくて、上手く写せませんでした。10数枚撮ったところで、あきらめました。
ヒナノウスツボ(雛の臼壺) 初見です
ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属の多年草。関東地方以西~九州に分布
花期は7~9月。花の長さは7~9mm。別名:ヤマヒナノウスツボ
黄色い矢印の先に見える暗赤色が花 ↑
ボケていますが、形は分ると思います

下は近縁種のオオヒナノウスツボの写真です(2015/8/22、自然教育園にて)
花の形や大きさはヒナノウスツボとほぼ同じで、草丈が倍以上になる
不明花
ヒナノウスツボの隣で咲いていました。花径1cmにも満たない
イヌショウマ(犬升麻)
キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。近畿地方以東の日本と
朝鮮、中国に分布。白またピンクの花で、径は4mm。開花期は8~9月
一番花です。しべは花弁より長い。僅かに後ピンでした
センボンギク(千本菊) 初見です
キク科シオン属の多年草。本州(宮城県以西)、四国、九州の渓流沿い
の岩場などに自生。ノコンギクの基本変種とされる。花期は9~11月。
花径は2cm。タニガワコンギク(こちら)と同種との説もある
ヤナギタンポポ(柳蒲公英)
キク科ヤナギタンポポ属の多年草。日本、朝鮮半島、中国等に分布
名の由来は花がタンポポに似て、葉がヤナギのように細いことから
花期は8~10月。花径は3cm。長野県の高原などで何度か見ました
なお、ヤナギタンポポ属は600種もある大きな属で、ヨーロッパ
原産の帰化植物であるコウリンタンポポも同属
テンニンソウ(天人草)
シソ科テンニンソウ属の多年草。日本固有種。本州、四国、九州に分布
シモバシラに似るが、花は偏って咲かない。花期は8~10月
最期はこの花で
キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)
アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草。紀伊半島、四国、九州に自生
花期は8月。花径は0.7~1.3cm。絶滅危惧II類 (VU)
昼食は日光ゆばの料理を食べようと思って、早めに撮影を切り上げたのですが、お目当ての店を始め、食事が出来そうな店は殆どがお休み。この辺りは、水曜日を定休日にしているようです。
仕方なく、道の駅「日光街道ニコニコ本舗」で買った弁当を食して、帰途につきました。
(シリーズ終了)
この記事へのコメント
信徳
日光植物園はそんなに標高は高くないのですが環境が良いのでしょうか?(緯度も違いますが)
小諸高原ゴルフ場 (標高1,000m)朝霧の中に咲いていたキレンゲショウマが忘れられず植えたのですが蕾の内に虫に食われたり雹でやられたりして泣いています。
イッシー
今まで私が見たのは傷みが出て黒ずんでるのばかりでした。
私は小さい花の写真は最初からあきらめちゃってます。
river
センボンギクとキレンゲショウマはもう何年も栽培しています。
ゆば料理が食べられなかったのは残念でしたね。
nobara
濃い色に反応するんでしょうが・・・
不明花はハコベの仲間?ネバリノミノツヅリとか?
イヌショウマはこれから~ですね。
テンニンソウも咲始めですね~
日光湯波、残念でしたね~週末は開店するんでしょうが
観光地で定休日を一斉にやられると困ってしまいます。
私は友人に日光土産で揚巻湯波を戴きました。
帰る日に冷凍、もしくは冷蔵で持ち帰るしかないそうです。
美味しく油抜きして戴いたんですよ!
なおさん
テンニンソウは、高校生の時丹沢の山で自生を見たことがあります。群生するさまは見事ですよね。
キレンゲショウマは「天涯の花」の小説でも有名になりましたが、「らんまん」効果でさらに知名度が上がったことでしょう。
長さん
キレンゲショウマ、まだ蕾が多かったので、咲いている中で一番ましなものを撮りました。やはり、すこし黒いところがあります。
この植物園は林の中で咲いているものが多いので、日照時間の関係で、開花が遅いものがあるのではないかと思います。
お宅のキレンゲショウマ、来年に期待ですね。
長さん
キレンゲショウマ。やはり黒ずんでいる花が多かったですよ。これは、その中ではましな方です。
花ブログなので、なるべくアップの写真を入れたいのですが、最近、ピンずれが多くて困っています。
長さん
榛名山のオオヒナノウスツボ、無くなっていましたか。今年、目黒の自然教育園で見たかったのですが、株自体がなくなっていました。
センボンギクも育てておられますか。
ゆば料理、楽しみにしていたんですがねー。
長さん
ヒナノウスツボ、ひっそり咲いているので、スズメバチが気付かないのかな。自然教育園で見たオオヒナノウスツボには、やはりスズメバチが来ていましたよ。でも、今年は株すら見られませんでした。
不明花、ネバリノミノツヅリでも、イヌショウマでもなさそうです。
テンニンソウ、咲いていたのはこの一株だけで、他は蕾でした。
日光の食事処、開いているところもあったのですが、私には食せないものでした。揚巻ゆば、良かったですね。
長さん
イヌショウマ、武蔵丘陵森林公園ではまだ固い蕾でしたか。
テンニンソウは殆どが植物園ですが、仙石原すすき草原と鬼怒川温泉付近の川沿いの遊歩道で自生を見たことがあります。
キレンゲショウマ、人気度が上がりましたね。ここでは、まだまだ咲き続けそうです。
eko
前記事のワスレナグサが綺麗でした。本物が見られなくなりましたね。
オオヒナノウスツボは一度だけ伊吹山で見たことがあります。ヒナウスツボは小さいですね。
キレンゲショウマがいいですね。まだ蕾もあり咲き始めなので綺麗な花ですね。
湯葉は日光の名物ですね。定休日が水曜日というお店はこちらでも多いです。残念でしたね。観光地など一斉に休まれると困りますね。
yoppy702
スゴイ姿で咲くんですね。
緩い風が吹いてもユラユラですね。
しかも、花の長さが7~9mm。
トップの画像とアップの画像のバックを見たら、その小ささが良く分かります。
ボクが撮ったら、写真にならない程にボケてしまいますので、さすがですね。(^^ゞ
二枚目の葉っぱですが、これで一枚ですか?
なんか、面白い姿なんで。(^^ゞ
イヌショウマも、メッチャ小さいですね。
でも、アップにする価値のある可愛いさや。(^^)
ラストはキレンゲショウマ。(^^)
タイトルを見た時に、オッ!って、なってたんです。(^^ゞ
やっぱ、キレンゲショウマ、イイですね。(^^)
こないだ、nobaraさんとこで知ったんですが、日光ってユバの産地だそうですね。
こちらでは、京都風の湯葉ですが、日光ゆばって、ボリュームがあって絶品らしいですね。(^^)
ジュン
小さなお花綺麗に撮れていますね
キレンゲショウマ
美しいお花
1度出会いたいと思います
すーちん
天人草と言うのもありますか
美しいという感じしませんが^^
キレンゲショウマ属があるんですね
長さん
本物のワスレナグサ、普通には手に入りませんからね。
オオヒナノウスツボ、伊吹山にありましたか。
キレンゲショウマ、今年は4ヵ所で見る事が出来ました。
日光湯波は有名です。土日も営業しているので、平日の休みは仕方がないです。団体さんが少なかったのはこのためだったんですね。
長さん
ヒナノウスツボ、枝が横に広がっていますが、オオヒナノウスツボは上に伸びていたように記憶しています。花が小さいので、普通の大きさの葉が大きく見えます。
イヌショウマ、しべが花弁より長いと書きましたが、キンポウゲ科には花弁がなく、正確には萼片です。
京都湯波は食べたことがないですが、日光湯波の方が厚手のように感じます。
長さん
キレンゲショウマ、実物にはまだ会えませんか。馬場花木園はレンゲショウマだけですしね。昭和記念公園なら咲いているようですが、ちょっと遠いですか?
長さん
テンニンソウの名の由来について、野富太郎は「天人草の意味は何によるものかわからない」としています。一説には、葉を虫の食害によってボロボロにされることが多く、その姿を天人の破れ羽衣に例えたとか。
キレンゲショウマは一属一種です。