今回は花などのレポート3回目です。後半に出てくる、ギンリョウソウモドキとイヨフウロは始めて見るものでした。
ユウガギク(柚香菊)
キク科ヨメナ属の多年草。近畿以北に分布し、山地に生える
花期は7~10月。花径2~3cm
↑ シマハナアブらしい
イワニンジン(岩人参)
セリ科シシウド属の多年草。関東~中部地方に分布する日本固有種
別名:ノダケモドキ(従来はイワニンジンの変種とされていた)
花期は8~9月。まだ蕾だった。花は雄性期を経て、雌性期になる
憾満ヶ淵(含満ヶ淵)と化け地蔵
大谷川が男体山の溶岩を削り取った渓流
対岸の化け地蔵(数える度に数が違うとの言い伝えがある)
大池(おおいけ)
憾満ヶ淵の近くにある、園内で最も大きな池で、紅葉の頃が美しい
オタカラコウ(雄宝香)
キク科メタカラコウ属の多年草。日本では、福島県以西、四国、九州に分布
花期は7~10月。花径は4cm。 大池の手前で咲いている花です
ミゾソバ(溝蕎麦)
タデ科イヌタデ属の一年草。東アジア(日本、朝鮮半島、中国)に分布
葉に、タデ科の特徴である「ハ」の字の斑が入っている
花期は8~10月。花径は4~7mm
タマアジサイ(玉紫陽花)
アジサイ科アジサイ属の落葉低木。東北地方南部~岐阜県に分布
名の由来は、つぼみが球形であることから
山地では8~9月に咲く。 まだ咲き始めのものがあった
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑)
ユリ科ホトトギス属の多年草。日本固有種。花期は7~10月
花被片にある斑点をホトトギスの胸にある模様に見立てた
雄しべと雌しべが合わさって柱のようになった部分には斑点がない
ホトトギスに似るが、6枚の花被片は水平に開く
ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬) 初見です
ツツジ科。日本全土、東アジア、北アメリカに分布
光合成を行わず、ベニタケ属の菌類と共生し、養分を得ている
別名:アキノギンリョウソウ。 ギンリョウソウはこちら
サワヒヨドリ(沢鵯)
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。北海道~朝鮮、朝鮮、中国、台湾に分布
花期は8月中旬~9月中旬。日本では、山地の日当りのよい湿地に生える
イヨフウロ(伊予風露) 初見です
フウロソウ科 ウロソウ属の多年草。関東地方以西の本州、四国、九州に分布
花期は7~9月。花径2.5~3cm。別名:シコクフウロ(四国風露)
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
イヨフウロも普通のとどこが違うんだろう?
小枝
こんにちは。
柚香菊を吸蜜しているシマハナアブさんのお写真、いいですね♪
花から花へ しだいに黄色をまとっていく愛らしい姿を
思わず想像しながら拝見させていただきました。
river
nobara
ノダケモドキの花展開前、案外と綺麗なんですね(笑)
鹿の子絞りみたい(^o^)丿
憾満ヶ淵(含満ヶ淵)と対岸のお地蔵さま。ゾクッとします。
ミゾソバ、綺麗に撮れましたね🌸
タマアジサイは御岳ではレンゲショウマと競って咲きますね。
そろそろ終わりですが、弾けるのが有ってよかったですね。
あら?? ギンリョウソウモドキ、初見でしたか???
イヨフウロの花弁の筋が、好みです。なかなか見られないですが。
eko
イワニンジンの蕾が綺麗ですね。
憾満ヶ淵の化け地蔵、数えるたびに数が違うなんて気味が悪いです。数えないでおきましょう。
ミゾソバ綺麗に撮れています。葉の八の字も分かります。
タマアジサイが素敵です。まだ蕾もあるんですね。
ギンリョウソウモドキもギンリョウソウも見たことがありません。違いが分かりませんが、大きさが違いますか?
イヨフウロも可愛いですね。フウロソウも色々ありますが、エゾフウロやハクサンフウロなどとの違いが分かりません。花色の赤い筋が違いますか?
長さん
イヨフウロは花弁の筋がビッチュウフウロに良く似ていますが、どこが違うのか、素人では難しいです。
長さん
ユウガギクに来たのは、多分シマハナアブだろうと思います。ハチやアブは後足に花粉を沢山付けて運ぶようですね。
長さん
イワニンジン(ノダケモドキ)は妙義山の岩場に生えているらしいですが、ご覧になっていらっしゃいませんか。
ギンリョウソウが尾瀬に多いとは意外でした。
シャクジョウソウは見たことが無いです。
なおさん
神代植物公園の水生植物園のミゾソバは10月の花ですし、武蔵丘陵森林公園でヤマジノホトトギスが咲くのも10月です。山では秋の訪れが早いですね。
長さん
ユウガギクのような花弁が細い菊葉や差し毛ですよね。
ノダケモドキ、萼の縁が赤く盛り上がっていて、和菓子を連想でいました(笑)。
化け地蔵、今は正確な数が分っていますが、案内書などを見ると70くらいとぼかして書かれています。
ミゾソバは小さい花です。後ピンなのですが、後部の花のしべにピントが合っていたのが幸いしました。
御岳のタマアジサイはそろそろ終盤ですか。ここでは蕾の花がいくつもありましたよ。
ギンリョウソウは1回見ただけです。モドキの方は、昨年は見なかったので、今年初めて出てきたようです。
イヨフウロの赤い筋、ビッチュウフウロに似ていますね。
長さん
ユウガギク、同じようなキクがあるので、名札が無いとお手上げです。
イワニンジン、開花していれば良かったのですが、蕾も綺麗ですね。
化け地蔵の伝説は江戸時代から続いているそうです。似たようなお地蔵さんが沢山並んでいるので、数え間違えはいつの世もありますね。
ミゾソバは小さい花なので、近付きすぎると撮影に失敗します。
ギンリョウソウモドキ、私の記憶では、ギンリョウソウと大きさは変わらないと思います。ギンリョウソウの方がホッソリしているかもしれません。
フウロソウも似たような品種がありますよね。
長さん
ユウガギクの花から柚子の香りは感じられないそうです。葉を千切って臭いを確認した人がいるようで、その人は微かに柑橘系の臭いだったということです。ノコンギクがお好みですか。
品種にもよりますが、ここでは、ミゾソバやヤマジノホトトギスが咲くのは8月下旬からのようです。
yoppy702
メッチャ綺麗です。(^^)
憾満ヶ淵、自然美+超急流ですね。
自然の力ってスゴイなぁ…
大池の景観、綺麗です。
奥にイネ科(?)の何か、手前がオタカラコウ(?)…
先程の急流と違って、とっても癒されますね。
ミゾソバが開花してる!(^^)
ミゾソバの開花してるところって見た事ないんです。
とっても可愛いいですね。
タマアジサイ好きなんです。
今年は、開花してるのって見に行けませんでした。
ギンリョウソウモドキ、「見頃の花情報」に載っていたので、見たいと思ってました。
スゴイ姿やなぁ。
やっぱり不思議植物なんですね。
ジュン
大池があり涼しげです
憾満ヶ淵の化け地蔵
ちょっと不気味です
初見のお花に出会えると嬉しいですね
すーちん
ギンリョウソウ
1度見たことあります
もどきですか
違い分かりませんがー
長さん
イワニンジンの蕾、和菓子にこんな形のものがありそうですね。
憾満ヶ淵はにっこいの名所のひとつです。
大池の近くには紅葉する木があるので、秋には池に紅葉が映って綺麗ですよ。
ミソハギは蕾の期間が長いのでしょうね。
タマアジサイ、標高があるので、まだ蕾が残っていました。
ギンリョウソウモドキ、ツツジ科というのも不思議ですね。
長さん
ギンリョウソウの方がモドキよりホッソリしている感じですね。
長さん
大池の回りには紅葉する木があって、秋には池に反射すツノで、良い雰囲気になります。
憾満ヶ淵の化け地蔵、江戸時代からの伝説で、今は、行き帰りどちらから数えても、勿論数は変わりませんよ。
何回行っても、毎回のように初めて見る植物がある、それが植物園の良いところですね。