今回はその5回目、湿性植物池や水生植物池、及び、その周辺で見た花などを紹介します。
休憩所がある湿性池です。あまり花が咲いているように見えますが・・・
アケボノフウロ(曙風露)
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。原産はヨーロッパ~コーカサス
別名:ゲラニウム・サングイネウム。花期は5~10月。花径2.5~4cm
シラサギカヤツリ(白鷺蚊帳吊)
カヤツリグサ科ミカヅキグサ属の湿地生多年草。原産は北米南東部
別名:シラサギスゲ(白鷺菅)、シューティーングスター、スターグラス
花茎の頂点に目立たない花を付ける。花期は5~10月。草丈は30~60cm
ヘラオモダカ(箆面高、篦沢瀉)
オモダカ科サジオモダカ属の多年草。日本、中国及び朝鮮半島の
水田や湖沼などに生息する。花期は8~9月。花径は2cm程度
和名は、葉の形がへらに似ていることによる
サワギキョウ(沢桔梗)
キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。花期は8~9月、有毒植物
北海道、本州、四国、九州の、山地の湿った草地や湿原などに自生
色が薄い花もあった
オゼミズギク(尾瀬水菊) 初見です
キク科オグルマ属の多年草。尾瀬や豊北地方の山中の湿地に分布
ミズギクの変種で、茎の中部以上の葉裏に腺点が多いのが相違点
とのことだが、よく分らない。花期は7~8月。花径は3~4cm
ヒメツキミソウ(姫月見草)
アカバナ科マツヨイグサ属の耐寒性宿根草。原産は北米東部
別名:キバナヒルザキツキミソウ。エノテラ・ペレンニス
花期は5~10月。花径は2~4cm。江戸川近くの田園地帯で見たことがある
シュウメイギク(秋明菊)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。原産は中国、台湾
我が家のものはやっと蕾が出来たところです
サイシュウトウタムラソウ(済州島田村草)
キク科タムラソウ属の多年草。済州島原産と言われる。花期は8~10月
サイシュウトウタムラソウの名前は初めて知ったが、タンナタムラソウ
(耽羅田村草、耽羅は済州島の古名)と同じものかどうかは不明
ノハラアザミ(野原薊)
キク科アザミ属の多年草。本州中部以北の屋や乾いた草原に分布
花期は8~10月。花径は3~5cm
綿毛
タカノハススキ(鷹の羽薄)
イネ科ススキ属の耐寒性多年草。ススキの園芸種。別名:ヤハズ
ススキ(矢筈薄)、トラフススキ(虎斑薄)、ヤバネススキ(矢羽薄)
(つづく)
この記事へのコメント
yasuhiko
シラサギカヤツリで目立つのは苞ですか。
涼し気な感じが湿原に似合いますね。
なおさん
見に行った季節がややずれていたせいもあるかも知れませんが、それにしても少しは咲いていそうですがねえ。
長さん
木道には「ヘビに注意」なんて表示が2ヵ所にあり、おっかなびっくりですよ(笑)。
シラサギカヤツリの白い部分は、仰るように、総苞です。こんなに長い方をもつ植物は珍しいですね。
長さん
今年はサワギキョウが少なめでした。
オゼミズギクは、書き漏れましたが、初見です。2020年の9月には見なかったので、新たに展示したもののようです。
eko
サワギキョウの深い青は綺麗です。
ヒメツキミソウは昼間に見られて良いですね。
シュウメイギクが咲きだしましたね。私も先日見てきました。
river
普通のタムラソウはよく目にしますがサイシュウトウタムラソウは初見です。名札がなかったら区別できないかもしれません。
ノハラアザミはこれから見る機会が増えますね。
イッシー
シラサギカヤツリもオゼミズギク、ヒメツキミソウも
初めてみるものだと思います。
信徳
サワギキョウほか見慣れた山野草がありますがアケボノソウやシラヒゲソウも有っても祖サソウな植物園ですが・・・
nobara
だけど?こういう所こそ、いろいろ探せるんですよね。
私も、いろいろ~歩いたので、結構、取れ高がありました💪
2019年6月でしたがアケボノフウロは紅白、咲いていました。
久しぶりに過去ログしました。
季節で随分、変わりますね。
ミズギクは東山植物園の湿地で見た事あります。
そこの特別な種類みたいでした。
タムラソウとお花は同じようなかんじですよね。
タカノハススキ、なかなかいいですよね(^o^)丿
最寄り駅のサイドにも植えてあるんですよ!!
長さん
シラサギカヤツリ、フラワーパーク江南の反射池で咲いていましたね。
サワギキョウ、今年は花が少なかったです。
ヒメツキミソウは別名がキバナヒルザキツキミソウなんですよ。
シュウメイギク、我が家は日当たりが悪いので、まだ蕾なんですよ。
長さん
サワギキョウやオゼミズギク、秋に尾瀬ヶ原を歩いたことがないので見たことが無いです。
サイシュウトウタムラソウは、タンナタムラソウの別名じゃないかと思うのですがねー。
ノハラアザミ、高原では秋の花ですね。我が家の近くで見られるのはアメリカオニアザミばかりです。
長さん
サワギキョウ、今年は花が少なかったです。
シラサギカヤツリ、初めてでしたか。ウォーキングでも見たことがありますよ。
長さん
ここは南の空が狭いですが、やはり暑かったですよ。
ここはシラヒゲソウも咲くのですが、今年は終わっていました。アケボノソウは、残念ながら、展示がありません。
長さん
水生植物園ですから、水辺や水生植物の展示がないと話になりませんからね。
アケボノフウロは白花があるのですか。見たことが無いです。ここにはタチフウロもあるのですが、今年は咲いていませんでした。
ミズギクは近畿地方以東の山地の湿地に分布しているそうですから、名古屋の東山植物園では珍しいのかも。オゼミズギクは尾瀬ヶ原でたくさん咲くそうです。
タカノハススキ、白い斑が入ると涼しげですね。
ミキ
前記事のベニバナサワギキョウを見てぎょっとしました。
キレンゲショウマもステキでした。
あの花もこの花も見たい花ばかりです。
シラサギカヤツリが見たいなと思いました。
涼しそうですね、どこかで見た事がある様にも感じました。
オゼミズギクの黄色い花もいいですね。(^^♪
yoppy702
シラサギカヤツリの花、一杯咲いてますね。
別名で、「スター」と付いてるのは、ナルホドです。
可愛いいですね。(^^)
ヘラオモダカも可愛いい。
オモダカの花好きなんです。(^^ゞ
サワギキョウって色の薄いのもあるんですね。
ベニバナもこの色も見た事無いです。
サイシュウトウタムラソウ…済州島原産というタムラソウがあるんや。
ボクの場合、見ても違いが解らないと思いますけど。(^^ゞ
タカノハススキ、これ面白いですよね。
初めて見た時、エッ?って思いました。(^^ゞ
長さん
サワギキョウ、薄紫が日本人の好みに合いますね。
キレンゲショウマは沢山咲いていたのですが、こちらを向いている花は黒ずんだのが多くて・・・。
シラサギカヤツリ、沢山咲いていました。湿地を好みますが、住宅街で鉢植えを見たことがあります。
オゼミズギク、このシリーズの1回目に投稿した、カセンソウに良く似ています。
長さん
シラサギカヤツリは長い総帽の付け根が白くなっている様子を「スター」と表現したのですね。
オモダカもヘラオモダカも似た花ですが、オモダカは雌雄異花、ヘラオモダカは両性花です。葉の形も違いますね。
サワギキョウの薄いピンクの花、この1本だけでした。なぜこんな色になったのか、不思議です。
サイシュウトウタムラソウ、タンナタムラソウにそっくりなので、ゲンゲ医品種名ではないかと思います。
タカノハススキは古くから栽培されてきた園芸種です。最初は突然変異なのかもしれません。