今回は熱帯雨林温室を出てから、多目的温室や絶滅危惧植物温室で見た花や屋外で見た花などを投稿しています。
キイセンニンソウ(紀伊仙人草)
キンポウゲ科センニンソウ属のつる性の半低木。本州(紀伊半島南部)、
九州(熊本県)の南部に分布。キイセンニンソウは葉柄に節があり、
葉が枯れるとこの節から落ちるが、センニンソウにはこの節がない
熱帯雨林温室の下り階段の手すりに絡みついて咲いていました
ここからは、多目的温室で見た「実」の色々です
オオトキワイヌビワ(大常葉犬枇杷)
クワ科イチジク属の常緑低木。小笠原諸島の父島と母島に分布する固有種
絶滅危惧Ⅱ類(VU)。花は6月頃。実は9月頃(結実数が少ないという)
リュウガン(竜眼、龍眼)
ムクロジ科リュウガン属の常緑小高木。原産は中国南部やインド
果樹として、東南アジアで広く栽培。日本では、鹿児島県の大隅半島や、
沖縄などの一部地域に分布。実の径は2~2.5cm。ロウガンとも呼ばれる
テリハバンジロウ(照葉蕃石榴)
フトモモ科バンジロウ属の常緑低木。ブラジル原産。実の径は3cmで、生食
やジュースに向く。長いおしべが目立つ、白い花が咲くという。別名:スト
ロベリー・グアバ(実の芳香が苺に似る。グアバの和名はバンジロウ)
中央広場で
コシガヤホシクサ(越谷星草)
絶滅危惧植物温室で
レンゲショウマ(蓮華升麻)
キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草。花期は7月~8月。花径3~4cm
日本特産で、1属1種。本州(東北~近畿地方)の太平洋側の深山に分布
まだ咲き残っていた
ヤマシャクヤク(山芍薬)の実
ボタン科ボタン属の多年草。 準絶滅危惧(NT)。北海道~九州の
落葉広葉樹林下などの山地帯に生える。秋に実が熟すと結実しない
赤色と、結実した黒色の種子ができる。花はこちら
アンドンマユミ(行燈真弓)の実
最期は、屋外で見たヘビウリです
ヘビウリ(蛇瓜)
ウリ科カラスウリ属の一年草。原産は熱帯地方で、特定不能
花期は夏。花径は3~5cm。実の長さは30cm~1m以上になる
東南アジアで食用として広く栽培されている(若い実を食べる)
(シリーズ終了)
次回から、上三依水生植物園で見た花などを投稿します。
この記事へのコメント
イッシー
ヤマシャクヤクって実も面白いんですね。
信徳
もこ
沢山咲いていると見ごたえがありますね。
アンドンマユミ(行燈真弓)の実
初めて見ました。
しなのき
バンジロウって初めてですがグアバなんですね。
コシガヤホシクサも珍しい植物ですね。
山芍薬の実も面白いし、赤いお布団に黒い実が神秘的。
river
アンドンマユミのように厳重に秘匿されるのも仕方ないですね。
なおさん
nobara
蓼科ではボタンヅルだけ見かけました。地域差がありますね、分布は。
こちらでは玉川上水にセンニンソウが滝のように咲いています。
オオトキワイヌビワは枇杷というよりイチジクの小型?
コシガヤホシクサ、星が散らばっていますね☆
端正なヤマシャクヤクの実ですね。八ヶ岳自然園は暴れていました。
ヘビウリ、野川自然観察園でもいっぱい見られます。
実が気持ち悪いんです。(^o^)丿
長さん
ヤマシャクヤクの実は赤と黒の2色があるというのが他の植物との違いです。赤い実で鳥をおびき寄せ、黒い実を食べてもらうのが戦略なんです。
長さん
タイワンのゴルフ場はリュウガンのみを食べ放題だったのですか。それは良い体験でしたね。バンザクロもゴルフ場ですか?
ベニバナヤマシャクヤク、花色が違うだけで、実は同じようですね。
長さん
子志賀はホシクサ、花穂がたくさん出来ているのですが、花は終わった後のようでした。
アンドンマユミ、珍しいです。実物を見る機会は植物園くらいでしょう。
長さん
キイセンニンソウは普通のセンニンソウと花の違いは無いようです。
バンジロウという名よりも、グアバの方が有名ですよね。
コシガヤホシクサ、野生絶滅ですから、とても貴重です。
ヤマシャクヤクの実、赤いのはダミーで、黒いのが本物です。
長さん
キイセンニンソウの展示は珍しいです。ここ以外では見たことがありません。
保護しても自然に絶滅するのはやむを得ないですが、人為的な環境変化や盗掘などが原因で絶滅するのは困りますよね。
アンドンマユミは最初から場所を特秘したので、関係者以外は場所すら分りません。こういう例は極めて希でしょうね。
長さん
今回の温室は初めて出会う品種が多く、楽しかったですよ。やはり、年に何度も行ってみるものです。
ヘビウリの実は食用になるそうなので、栽培している所もあるようですが、滅多にお目にかかれません。
長さん
キイセンニンソウの花はセンニンソウと違いが分らないので、どこが違うのか調べて見ました。葉の付け根は撮らなかったので、次回は葉柄を撮ってこようと思います。ボタンヅルは葉の形が違いますね。
オオトキワイヌビワはイチジク属なので、名前がややこしいですね。
コシガヤホシクサ、花が終わった時期だったようです。
ヤマシャクヤクの実、温室内ですから、原形を保っているようです。
ヘビウリの実は、名の通り、くねくね曲がりますね。実は食用になるといいますが・・・。
eko
コシガヤホシクサは群生していると綺麗ですね。東海地方にあるシラタマホシクサとお仲間でしょうか。
ヤマシャクヤクの実は赤と黒で目立ちますね。
アンドンマユミの実は初見です。面白い形をしていますね。
ヘビウリの花はカラスウリの花と似て綺麗ですね。昼間に見られるのが良いですね。
yoppy702
テリハバンジロウって生食OKで、見た目が美味しそうやから、3cmあったら、食べごたえがありますね。(^^ゞ
コシガヤホシクサの説明を読んでビックリです。
つくば植物園のHPの顕微鏡写真に、更に、ピックリ。
不思議な花ですね。
長さんのアップの画像もスゴイです。
一枚目の画像の花の密状態と、二枚目の周囲のボケ具合で大変なマクロ撮影をされたんやと感じました。
あっ、レンゲショウマが頑張ってる。(^^)
エッ!ヤマシャクヤクの種って、こんなんなんですか!
これにもビックリです。(^^ゞ
マユミって好きなんですけど、行燈型があるんですね。
「自生を見た人は殆どいない」って、もはや、幻の花ですね。(^^ゞ
シリーズ、お疲れ様でした。(^^)
すーちん
久し振りに土手を
散策したら
センニンソウが
一面良い香りでしたー
夕菅
キイセンニンソウの花を見に行きたかったのですが、午前中犬を預かっているので午後の暑さの中を出かける気になれず、今夏も見送り?
ヘビウリの実はたくさん見ましたが、花はまだ見ていません。昼間も開いているのですね。
長さん
キイセンニンソウ、次回、見るときは葉軸も撮ってきます。
コシガヤホシクサ、ハクサン花穂が伸びていましたが、肝心の花は終わっていました。
日本にはホシクサ属の植物が40種ほどあって、シラタマホシクサもその一つです。
ヤマシャクヤクの実、この派手な取り合わせで、鳥を誘うううですよ。
アンドンマユミの実は、マユミの実の下部を引き延ばしたような形ですね。
ヘビウリはカラスウリと同属なので、花は良く似ていますね。
長さん
テリハバンジロウはグアバの仲間ですから、実は美味しいでしょうね。
コシガヤホシクサ、鼻が小さすぎて、いつも上手く撮れません。2枚目はかなりトリミングしています。
ヤマシャクヤクの実は、種がない赤いものと、種がある黒いものがあります。美味しそうな赤い実で鳥を誘い、津で似黒い実を食べてもらうという戦略です。
アンドンマユミの実、面白い形です。花はツリバナに似ているそうです。
長さん
センニンソウが土手で咲いていましたか。沢山増えると良いですね。
長さん
ブログネタが少なくなったので、暑いのは承知で出かけました。背とザックの間が一番汗をかき、昼食時に着替えましたよ。暑いときは犬の散歩も大変ですね。
ヘビウリの写真は午後2時半の撮影です。