今回も熱帯雨林温室の東側、2階回廊で見た花などを紹介しますが、初見の品種が4つもありました。
ユーコミス・ザンベシアカ 初見です
クサスギカズラ科(キジカクシ科)ユーコミス属の多年草
原産は東アフリカ(マラウィ)。パイナップルリリーの矮性種
ユーコミス・パリディフロラ 初見です
クサスギカズラ科(キジカクシ科)ユーコミス属の多年草
原産は東アフリカ。草丈は50〜150cmで緑色がかった白花をつける
いわゆる、ジャイアントパイナップルリリーと呼ばれる一種
実が出来ていた
シマジタムラソウ(島路田村草)
シソ科アキギリ属の多年草。東海地方の固有種。絶滅危惧II類(VU)
島路は伊勢神宮宮域林の島路山で発見されたことに由来
花色は異なるが、ナツノタムラソウ(夏の田村草)の近縁種
ツルウリクサ(蔓瓜草)
アゼナ科ツルウリクサ属(トレニア属)の多年草。原産は熱帯アジア、
アフリカ。日本では奄美大島と琉球に分布(絶滅危惧IB類EN)
花期は3~11月。別名:トレニア・コンカラー
タイワンフタリシズカ(台湾二人静)
センリョウ科チャラン属の多年草。台湾原産。日本では沖縄を除く北海道
~九州に分布。花はフタリシズカに似るが、花序が下垂するのが特徴
ヒッペアストルム・種名不詳
ヒガンバナ科ヒッペアストルム属の多年草(球根植物)
スタペリア・ヒルスタ 初見です
キョウチクトウ科スタペリア属の多年草(多肉植物)。原産は南アフリカ、
ナミビア。葉は退化し、茎の断面はほぼ4角形。つぼみは白いのに、花は
赤黒い4弁花で、径は5~15cm。裏面には毛が生えている。開花時に悪臭
を放ち、ショウジョウバエ等が花粉を媒介する。和名はサイカク(犀角)
クロコスミア・オーレア
アヤメ科クロコスミア属の多年草。南アフリカ~スーダン原産
花径は4cm。花期は6~8月。別名:ヒオウギスイセン(檜扇水仙)
ヒメヒオウギスイセンはこれと、クロコスミア・ポトシーとの交配種
ハエトリグサ(蠅捕草)
モウセンゴケ科ハエトリグサ属の食虫植物。原産は北アメリカ(南北カロ
ライナ州)。別名:ハエトリソウ、ハエジゴク。葉を素早く閉じて獲物を
捕食する姿が特徴的で、ウツボカズラと並ぶ有名な食虫植物
ムシトリスミレ(虫取菫)の一種
2023年8月22日撮影。
もう1回だけ、園内で見た花や実を投稿します。
(つづく)
この記事へのコメント
グランドマザー
ユーコミス・ザンベシアカ ランの花かと思いましたら違いまして実が付くんですね~
ひとりしずかは日本にもありますが台湾二人しずか、面白いですね~ クロコスミア・オーレアのオレンジ色はとてもきれいです映しがいがありますね、ハエトリグサは見たことがあります
きれいな花のムシトリスミレ食虫植物にはちょっと見えないですね 熱帯雨林温室ではいろいろな植物の出会いがありますね
nobara
実がとてもユニークですね。
練り切りの抓んだお菓子見たいです(^o^)丿
シマジタムラソウ、バジルの花のそっくりですネ
我が家の夏はトレニア・コンカラー(サマーウェーブ)に決めてます。
夏スミレとも言って、華やかに広がりますし長く咲き続けます🌸
ヒッペアストルムってアマリリス、そっくりですね~♬
ムシトリスミレも大好きです。やさしい感じですね。
信徳
パイナップルリリーは一度育成しましたが大きく伸び花も倒れて小さな庭には似合いませんで一年で止めました。そんな矮性種が有るんですね。
river
ムシトリスミレと紹介されるのはほとんど洋種ですが日本にもムシトリスミレはあります。尾瀬の至仏山でも見たことがありますが赤城山にも自生があります。以前見つけた群落は10年以上定点観察していましたが温暖化と盗掘で絶滅してしまい、3年探索の結果別の群落を見つけました。
なお
ハエトリグサというと、ハエドクソウを思い出してしまいます。食虫植物とはえ取り紙用の草の差ですね。ハエトリグサともハエジゴクともいいますね。うちでもハエトリグサを昔育てたことがあります。
イッシー
こんな花もあるんですね~。どの花もほぼほぼ初見ですよ~
長さん
ユーコミス、ランにもこんな花がありそうですね。
タイワンフタリシズカ、花穂が下垂するのが面白いですね。
クロコスミア・オーレア、別名のヒオウギスイセンのほうが分りやすいですね。
ハエトリグサはいかにも食虫植物ですた、ムシトリスミレはそう言われなければ分かりません。
eko
スタペリア・ヒルスタの蕾は清楚な白色なのに開花すると茶色で裏に毛がいっぱい生えて綺麗とは言いにくい不思議な花ですね。
ムシトリスミレは食虫植物とは思えない綺麗な花が咲きますね。
つくば植物園は珍しい花が色々見られて良いですね。
長さん
パイナップルリリーは矮性種と高性種の2種類ですが、花や実はどちらも同じような形です。練り切りとは面白い。
今はウリツユクサよりトレニアの名の方が有名ですね。9ヶ月間も咲き続けるから長いです。ヒッペアストルムもアマリリスといった方が分りやすい。
ムシトリスミレ、優しい竿をしているのに、虫を粘液で塚前で唱歌してしまうのだから、恐ろしい(笑)。
長さん
パイナップルリリー、園芸店に行くと、矮性種が取りそろえてありましたよ。ピンクの花が咲く品種も見たことがあります。
長さん
シマジタムラソウ、珍しいです。渡しはここでしか見たことがありません。
日本産のムシトリスミレがあることは知っていますが、これまでに植物園で見た事はありません。絶滅危惧種なので、採取禁止なのかもしれません。
長さん
パイナップルリリーは原種だけで14種類が知られており、それに園芸種が加わりますから、かなり多いですね。
シマジタムラソウ、珍しいです。ここでしか見たことがありません。
ハエトリグサは蝿だけを捕獲するわけではないので、和名がちょっとおかしいのかも。ハエトリグサを育てておられましたか。まさか蝿を餌にしたんじゃないでしょうね(笑)。
長さん
スタペリア・ヒルスタ、花色が気持ち悪いですよね。しかも、毛が生えているんですから。
長さん
パイナップルリリー、原種は14ですが、園芸種が色々出ているようですね。ピンクの花が咲くものを見たことがあります。
スタペリア・ヒルスタ、何とも気味の悪い花色ですよね。
ムシトリスミレ、虫を解かして吸収してしまうのですから、虫たちには「可愛い顔に惑わされてはいけないよ」と忠告しなくては(笑)。
ミキ
植物の奥深さに驚いてばかりです。
スタペリア・ヒルスタ、ツボミの形が可愛らしいですが、
花は色と言い毛をはやしている姿が、異様な感じです。
ハエトリグサは子供の頃見た事があり、
懐かしさを覚えました。(^^♪
yoppy702
でも、ネームプレートからすると、そこそこのボリュームがありそうですね。(^^ゞ
シマジタムラソウ、固有種ですか。
しかも、発見場所が伊勢神宮宮域林の島路山ですか。
シソ科と言われれば、花弁、そうですね。
綺麗な花ですね。(^^)
タイワンフタリシズカは花が垂れてるんですね。
日本(?)のは、直立してるから、雰囲気が違いますね。
花姿も細長いんかなぁ?
へぇー…日本にも分布はあるんですね。
ヒッペアストルム、鮮やか!(^^)
スタペリア・ヒルスタ、ビックリです。
「開花時に悪臭を放ち」となると、色だけでなくクロユリに似てますね。(^^ゞ
すーちん
ムシトリスミレ
遠目には可憐にみえますー
昆虫も近寄りますねー
長さん
スタベリア・ヒルタのように蝿を媒介者に摺る花は、臭い臭いが特徴で、花が綺麗である必要は無いようです。クロユリなんかもその例です。
ハエトリグサ、子供の頃にご覧になったのですね。植物園ですか?
長さん
ユーコミス・ザンベシアカは、パイナップルリリーと呼ばれる植物の一品種です。花穂の頂点までは40cmほどで、1.5mにもまる、その下の品種と比べると小さいです。
シマジタムラソウ、神域で発見されたとのことですが、発見者や発見時期は不明です。牧野富太郎のように、あちこち分け入ったプラントハンターがいたのかもね。
タイワンフタリシズカ、今回は開花直前のような状態でした。最初に見た時は花弁が開いていました。こちら ↓
https://chosanritirelife.seesaa.net/article/201204article_10.html
スタベリア・ヒルタやクロユリのように、媒介者が蝿などの場合は、花色よりも独特な臭いが重要なんですね。
長さん
ムシトリスミレは昆虫などを捕獲して栄養源にしますが、子孫を残すには種を作る必要があります。ですから、花の奥にしべや蜜があるようです。