今回は熱帯雨林温室の東側、2階回廊で見た花などを紹介しますが、初見の品種が4つもありました。
ここにはガラス越しにランの展示が見られるのですが、ガラスに付着した白い水垢が酷く、写真にはなりませんでした(1枚目の写真、右端)。
2種類のセロジネ
セロジネ・コフィイ(1枚目の左側)
Coelogyne kopfii フィリピン原産。 初見です
セロジネ・マグナ(1枚目の右側)
Coelogyne magna フィリピン原産。 初見です
デンドロビウム・ロセイオドルム
Den. roseiodorum ベトナムの標高1000~2000mの岩や枝に分する着生種
ほのかな香りだったが、開花時には強いバラの香りがするそうだ
エスキナンサス各種
イワタバコ科エスキナンサズ属のツル性着生植物。エスキナンサズ属は
アジアの熱帯や亜熱帯地域におよそ140種分布し、日本にも西表島に1種、
ナガミカズラ(長実蔓)が知られています
以下は、回廊の手すりに鉢で吊り下げられていたものです
エスキナンサス・トリコロル
東南アジア原産
エスキナンサス・ボスキアヌス
ジャワ島などの熱帯地域原産
エスキナンサス・ロンギフロルス
ジャワ島原産
エスキナンサス・ミクランサス
ヒマラヤ、シッキム~ビルマ原産
エスキナンサス・種名不詳
ハナゼキショウ(花石菖)
チシマゼキショウ科チシマゼキショウ属の多年草。花期は7~8月
本州の関東地方以西から四国・九州の湿った岩に生える。日本固有種
カリカ・パルビフローラ 初見です
パパイヤ科パパイヤ属の常緑低木。南アメリカの北西部、エクアドル~ペ
ルー、ボリビアに分布。オレンジ色の小さな実がなり、食べられるそうだ
↑ 葉の形が面白い ↓ これは雄花らしい
ムラサキナツフジ(紫夏藤)
マメ科ナツフジ属の蔓性低木。原産は台湾、中国南部~ベトナム
和名はサッコウフジ(酢甲藤)。別名:タイワンサッコウフジ
花期は7~8月。サッコウフジには白や紅の花が咲く品種もある
カロステマ・プルプレウム 初見です
ヒガンバナ科カロステマ属の多年草(球根植物)。オーストラリア南東部
原産。ヒガンバナ同様、春には枯れ、葉のない夏の時期に開花する。花色
は、他に、クリーム色、黄色、紫など。日本ではまだ珍しい植物のようだ
次回も、熱帯雨林温室の2階東側回廊で見た花などの紹介です。
(つづく)
この記事へのコメント
イッシー
そうそう、あのガラスなんとかしてほしいですよね。笑
なおさん
ヤシュウハナゼキショウは以前育てていました。ムラサキナツフジは、以前うちにもありましたし、神代植物公園の原種・オールドローズ園のとなりで見たことがあります。
もこ
我が家にあるセロジネとは全く別物のようです。
熱帯雨林温室は珍しい花が沢山ありますね。
nobara
私の🚌の窓ガラス越しに景色を撮りましたが、さんざんでした。
エスキナンサス・トリコロル、ハットの台みたいに見えますね。
ガクの形状が面白いです。
カリカ・パルビフローラ、かわいらしいですね🌸
サッコウフジ、今頃咲くんでしたっけ??濃色ですね。
カロステマ・プルプレウム 随分華奢なヒガンバナ?なんですね。
どっちかというとネリネに近いんでしょうか。
一見、暑さに弱そうに見えますが?どうなんでしょうね。
しなのき
フィリピン原産のものも花の並び方が同じようですが花は全然ちがいますね。
エスキナンサスは蔓性のものが多いのですか。
ハンギングスタイル向きなのかしら?
river
わが家のナツフジは白花です。しかし今年も管理が悪く花を付けませんでした。
eko
セロジネの下垂する花が長いですね。初めて見ました。
エスキナンサスも種類がありますね。下向きに咲いたり、長細かったりと微妙に違いますね。
カリカ・パルビフローラは葉が大きく、可愛くて小さな花が咲きますね。初見です。
ムラサキナツフジはご近所の庭で一度だけ見ました。クズの花に似ていますね。
カロステマ・プルプレウムは初めて見ます。可愛いですね。
信徳
コスモス
初見の花ばかりです。
2種類のセロジネの花が綺麗に並んでいるのに感心しました。
ムラサキナツフジは濃い色ですね。
ちょっとクズの花に似ていますね。
長さん
この温室の2階東側の回廊はその時期に圃場で咲いてるものを移動、展示しているようです。
ランの手前のガラス、取り外すことも考えて欲しいですが、圃場を兼ねているので、色々事情があるのでしょうね。
長さん
今回はガラス面に「何か良い方法はありませんか?」のような貼り紙がありました。強力な水垢除去剤もあるでしょうが、構造上、水で洗い流せないのかもね。
ヤシュウハナゼキショウやムラサキナツフジ、育てたことがおありでしたか。
長さん
セロジネは下のデンドロビウムのような花が咲く品種が一般的ですね。しかし、セロジネ属には150ほどの品種が確認されており、花の咲き方もバラエティがあるようですよ。
長さん
ガラス面の水垢、酷くないときは写真を撮って、画像レタッチで投稿してきましたが、バックが明るいので逆光になるんですよ。今回は汚れがちょっと酷すぎました。
エスキナンサス属は赤橙色の筒花で、先端が4裂しています。多くは緑色の萼ですが、エスキナンサス・トリコロルの萼はちょっと変わっていますね。
カリカ・パルビフローラ、パパイヤの仲間とは思えませんよね。
サッコウフジの花期は7~8月ですが、温室ならもう少し長く咲きそうです。
カロステマ・プルプレウム、この姿はヒガンバナ科とは思えませんよね。花の形も違いますし・・・。暑さには強いそうです。
長さん
セロジネ属には150種ほどが確認されているそうなので、咲き方もバラエティがあります。らん展に行くと、長い穂の品種はよく見かけます。
エスキナンサス属は小低木ないしは多年草で、寄生した樹木を這い上ったり、下垂したりするそうです。植物園では小さな株が多く、殆どが鉢植えです。
長さん
今回のガラス面は、今まで見た中では最も白っぽくなっていました。何か良いアイディアがないかと貼り紙がしてあるほどで、職員の方もやを焼いているようです。
ガラスの中は圃場となっているので、湿度を高く設定してあるようです。
ナツフジは白花ですが、若干黄みがかっていますよね。今年は咲きませんでしたか、それは残念。
長さん
ガラスにしなければならない理由、例えば中だけ湿度を上げてあるとか、だろうと思います。蒸留水を使えば水垢は出ませんが、費用がかさみますね。
花穂が下垂するセロジネ、ラン展では良く見かけます。
カリカ・パルビフローラ、葉の形はパパイアに似ている感じはしますが、花は全く違いますね。
カロステマ・プルプレウム、とても珍しいです。展示しているのはこの植物園だけかもしれません。
長さん
セロジネを育てたことがおありですか。花穂が下垂するタイプだったのですね。この属は150種もあるそうなので、花の形も色々バラエティがあるようです。
長さん
ガラス面が多少曇っている程度なら、デジタル処理でごまかせるのですが、今回はこれまでになく津図赤が付いていました。
今回の温室は、私も初めて見る植物があり、面白かったです。
ムラサキナツフジ、花の形や色はクズに似ていますね。
yoppy702
ホンマ、ラン科って多種多様で、不思議な植物ですね。
アップを見てると、幾何学模様に見えてきます。(^^ゞ
ハナゼキショウ、可愛いい花ですね。
へぇー…日本固有種なんや。
チシマゼキショウとは、趣が違いますね。
カリカ・パルビフローラ、面白い花やし、葉も面白いですね。
オレンジ色の小さな実は食べれるんですね。
やっぱ、パパイヤみたいな味かもしれませんね。(^^ゞ
ムラサキナツフジ、濃い色ですね。
クズを思い出してしまいました。(^^ゞ
ジュン
初見のお花が4つも
わくわくなさいますでしょう
私全部初見です
綺麗なお花ばかりです
すーちん
見たことない形の花が
次々出てきますねー
絶やしたら
大変ですねー
長さん
ラン科の品種は膨大で、当ブログで取り上げたにはその1%にも満たないのではないかと思います。
ハナゼキショウは花茎が細いため、垂れますが、チシマゼキショウは直立しますね。
カリカ・パルビフローラ、パパイア属と知ると葉の形はパパイアに似ているような気がしますが、花は全くの別物ですね。実は小さいので食べる部分は少ないようですが、甘くて美味しいそうです。
長さん
植物園は珍しいものが展示されることがありますから、好奇心が強い私としては満足しますよ。
長さん
日本では馴染みのない花を展示するとなると、育て方から勉強しなければならないので、学芸員方たちは大変でしょうね。
夕菅
こんなシャープなセロジネがあるのですね。
ハナゼキショウはこちらの庭にも植えましたが、枯らしてしまって残念です。
小枝
15年ほど前だったか主人がデンドロビウムをもとめたことがありました。
しかしながら栽培の難しに挫折…
とてもデリケートなお花と主人との相性は、どうも合わなかったようです(苦笑)
まだ暑さがつづくようです。
おからだご自愛くださいますよう。
失礼いたしました。
長さん
温室には3ヶ月ぶりに入りました。今回は初めて出会う植物が色々あって、楽しかったですよ。2種類のセロジネも初見です。
ハナゼキショウ、枯れてしまいましたか、残念ですね。
長さん
ランは温度管理や水分管理が面倒ですね。私も色々手を出しましたが、長続きしたのはミディのコチョウランだけでした。でも、花粉が原因と思われる後鼻漏(痰)が収まらず、すべて廃棄してしまいました。
今日は小雨が降り、ちょっとしのぎやすいですが、まだ残暑は続きますね。年寄りには堪えます。