今回も熱帯資源植物温室で見た花ですが、実も登場します。
セイロンライティア
キョウチクトウ科ライティア属の非耐寒性常緑低木。スリランカ原産
花期は6~10月と長い。花径は3cm。残念ながら、花には香りがありません
シンビジウム・アロイフォリウム
ラン科シュンラン属の多年草。インド~中国、ジャワ島、
スマトラ島などに分布する着生種。長い総状花序を下垂
させ、25~35個ほどの花を付ける。花径は4cm
エスキナンサス・ジャワニクス
イワタバコ科エスキナンサス属の常緑小低木(着性種)。ジャワ島原産
つる性の茎を伸ばし、長さ5cmほどの花をつける。通年開花(夏に多い)
イポメア・ホルスファリアエ
ヒルガオ科サツマイモ属のつる性常緑低木。原産は西インド諸島
筒先が5裂した深紅の花は径5cmほど。蕾には光沢がある。有毒植物
ミクロソリウム・ムシフォリウム
ウラボシ科ミクロソリウム属の常緑多年草(地生シダ)
原産は東南アジア~オセアニア。葉の凹凸模様がワニ皮に似ているた
め、別名:クロコダイル・ファーンと呼ばれ、観葉植物になっている
ココス・ヌシフェラの実
ヤシ科ココヤシ属の常緑高木。普通、ヤシと言えば、このココヤシですね
写真の実の長径は20cm位ですが、思ったよりは軽かったです
カンキチク(寒忌竹)
タデ科カンキチク属の多年草。ソロモン諸島が原産。1属1種
茎は緑色・偏平で、節がある。夏に、節の部分から白い花が咲く
花が小さすぎて(径1~3mm)、上手く写せない(かなりトリミング)
以下、定番の展示です
カカオの実
アオイ科(←アオギリ科)カカオ属の常緑樹。中南米原産
種はチョコレートやココアなどの原料として使われる
上の写真の下部に小さな花が写っています(こんな花です)
ベニヒモノキ(紅紐の木)
トウダイグサ科エノキグサ属の常緑低木。原産はインド~マレー
ハイビスカス
アオイ科フヨウ属の熱帯性常緑低木
オオミレモン(大実檸檬)
ミカン科ミカン属の常緑低木。園芸品種。別名:レモン ‘ポンデローザ’
柚子の一種とレモンが自然交雑したものと言われている
実の大きさは普通のレモンの5倍くらい。こんな花が咲きます
次回は熱帯雨林温室で見た花などです。
(つづく)
この記事へのコメント
信徳
熱帯温室は名前も花も初見の花ばかり、ハイビスカス、ココヤシのみ知っていました。
1画像目の白い花はクチナシに似ています。(ただ2画像目の色では違いますが)
river
ヴェトナムでヤシの実から直接ジュースを飲んだことがありますがあまりおいしいとは思えなかったです。
カンキチクは節があるので竹の名があるのでしょうが不思議な花の植物ですね。
長さん
今回はお馴染みの花と珍しい花の両方がありますね。
最初のセイロンライティア、初めて見たときは、白花で一重のキョウチクトウとミカンの花を合わせたような形だなと思いましたよ。
長さん
椰子の実ジュースを体験されましたか。私は飲んでみたことはないですが、水分補給代わりと考えた方が良さそうですね。
カンキチク、1属1種だけに、他に似ている花がないですね。
なおさん
カカオやベニヒモノキ、ハイビスカスあたりは温室ではお馴染みですね。こういうのを見ると定番だなあと安心しますね。
オオミレモンは改築前の新宿御苑の温室で見たことがあります。此処のは改築前の温室の方が、何十倍も面白かっただけに残念ですねえ。
しなのき
クロコダイル・フアーンは確かにワニ皮に良くにてますね。
不思議な葉で珍しいです。
ココヤシの実のつき方が、花は小さく可愛いのに木にいきなり大きな実が付くのも面白いです。
ベニヒモノキは温室でよく見ることあります。
長さん
ここの温室はほぼ3ヶ月ぶりだったので、初めて見る植物が多かったのは良かったです。
新宿御苑の温室はバックヤードツアーで一度入ったことがありますが、新館に立て直される前は入ったことがないのです。今の温室は、実質的な展示スペースが少ないですよね。
長さん
セイロンライティア、綺麗な花で、好きなんですよ。
クロコダイル・ファーンは初めて見ましたが、面白いですね。
ココヤシの花は幹から直接咲くので「幹生花」と呼ばれます、熱帯の植物によくあるタイプですが、クワ科の花も幹生花です。
ベニヒモノキは温室の定番ですね。シロヒモノキというのもありますよ。
eko
シンビジウムの下垂した花茎の長いこと、でも花は地味ですね。
クロコダイル・ファーンはワニ皮そっくり、面白い植物がありますね。
カカオの花は小さいのに大きな実が出来て不思議です。
ベニヒモノキやハイビスカスは定番の花ですね。
yoppy702
ボクの見たのは白だけでした。
エスキナンサス・ジャワニクスってイワタバコ科でも低木で着生なんですね。
ミクロソリウム・ムシフォリウムを見て、恐竜みたいや!と思ったら、別名がクロコダイル・ファーンなんや。
皮製品の代用で使えそうですね。(^^)
カンキチクって、こんな所に花が咲くんですね。
しかも、径が1~3mmですか。
1属1種…スゴイですね。
すーちん
シダの葉と全然似ていない
クロコダイル・ファーン
初めて見ましたー
長さん
セイロンライティア、花に香りがないのですよ。キョウチクトウの花は微かに香りがしますが・・・。
シンビジウム、花茎が立ち上がる品種が多いですが、これは珍しいタイプです。
クロコダイル・ファーンの葉を乾燥させて、財布を作ってみたい(笑)。
カカオの花、小さくて・・・、今回はアップに失敗しました。
長さん
セイロンライティアの2枚目、露出不足です。花色は上と同じです。後で、レタッチした画像に入れ替えます。
エスキナンサス、後日、熱帯雨林温室で咲いていた、他の品種も投稿します。
クロコダイル・ファーン、面白い模様の葉があったものですね。葉は多少厚めですが、乾燥したら弱くなりそう。
カンキチク、厚手の葉が茎の性格も持っているようです。
長さん
クロコダイル・ファーン、面白い模様の葉ですよね。ちょっとだけ触ってみておけば良かった。