23年8月のつくば植物園にて(2) キウイフルーツ、ナツメ、オタカンサス、コンロンカ、八重マツリカ、ルエリア・キリオサ、プセウデランテマム・ラクシフロルム、ハメリア・パテンス、チユウキンレン

 8月22日、つくば植物園に行ってきました。
 今回は温室内の植物が目当てですが、その前に屋外で見た植物を投稿していますが、最初の画像は皆さんよくご存じのキウイフルーツです。


キウイフルーツ
 マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性植物。原産は中国南部で、別名チャイニーズ・グーズベリー。ところが、中国ではあまり栽培されておらず、日本の輸入は殆どがニュージーランドで品種改良されたもの。日本でも比較的栽培しやすいことから国内でも生産されるようになっている。
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雌雄異花で、雄花はこちら、雌花はこちら

ナツメ(棗)の実
 クロウメモドキ科ナツメ属の落葉低木~小高木。原産地は中国から西アジアにかけて。日本への渡来は奈良時代以前とされている。名の由来は、夏に入って芽が出ること(夏芽)による。暗褐色の実がなり、乾燥させて中華料理などに利用。強壮作用や鎮痛作用がある生薬「大棗(たいそう)としても利用。
 実がなっているところは初めて見ました。春にこんな花が咲きます

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 熱帯雨林温室の前に色々な植物の鉢植えが並んでいました。熱帯雨林温室の東側に屋外圃場があるのですが、現在工事中のため、仮置きされたもののようです。殆どが、通常は温室に展示されるものです。


オタカンサス・カエルレウス
ゴマノハグサ科オタカンサス属の非耐寒性宿根草。ブラジル原産
花期は8~9月。花径は2~3cm。別名:ブラジリアンスナップドラゴン
(スナップドラゴンはキンギョソウの英名)。流通名:ブルーキャッツアイ
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コンロンカ(崑崙花)
アカネ科コンロンカ属の蔓性常緑低木。熱帯アフリカ、アジア、太平洋
諸島原産。白い萼と黄色い花の対比が鮮やか。別名:ハンカチの花
花径は1.2~1.5cm。花期は7~9月(一定の温度があれば通年開花)。
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こちらは斑入り葉(マグネシウムが不足すると葉が黄色くなることもある)
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ジャスミン・サンバック ‘トスカーナ大公’
モクセイ科ソケイ属の常緑つる性低木。熱帯アジア原産。花径は2.5cm
花期は6~9月。香りが良い。別名:八重マツリカ、アラビアンジャスミン
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ルエリア・キリオサ
キツネノマゴ科ルイラソウ属の多年草。アメリカ東南部原産
花期は8~9月。花径は4cm。 落ちていた花を拾い、葉の上に置いてみた
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プセウデランテマム・ラクシフロルム
キツネノマゴ科プセウデランテムム属の常緑多年草。フィジー諸島原産
花径3cm。温度があれば、通年開花。流通名:パープルスター
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ハメリア・パテンス
アカネ科ハメリア属の常緑低木。アメリカのフロリダ州から西インド
諸島、中央アメリカ、パラグアイからボリビアに分布。温度があれば、
通年開花(咲いてもこの程度)。花後の液果は飲料になる
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チユウキンレン(地湧金蓮)
バショウ科ムセラ属の耐寒性多年草。別名:雲南地涌金蓮
原産は中国雲南省からインドシナ半島にかけて。  これは定植されたもの
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花は大きな苞の間から見える小さなもの。8ヶ月くらい咲き続ける
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 2023年8月22日撮影。

 次回は、サバンナ温室に入ります。
(つづく)

 1泊の取材旅行中につき、コメント欄を閉じています。
 お伺いしますが、コメントはご容赦願います。